1.2. KVM パフォーマンスアーキテクチャーの概要
次のポイントは、システムパフォーマンス、およびプロセスとスレッドの管理に関連する KVM の概要を示しています。
- KVM を使用する場合、ゲストはホスト上で Linux プロセスとして実行されます。
- 仮想 CPU (vCPU) は通常のスレッドとして実装され、Linux スケジューラーで処理されます。
- ゲストは、カーネルから NUMA や Huge Page などの機能を自動的に継承しません。
- ホストのディスクおよびネットワーク I/O の設定は、仮想マシンのパフォーマンスに大きく影響します。
- ネットワークトラフィックは通常、ソフトウェアベースのブリッジを通過します。
- デバイスとそのモデルによっては、その特定のハードウェアのエミュレーションにより、オーバーヘッドが著しくなる可能性があります。