9.3.5. Cache Allocation Technology によるパフォーマンスの向上
特定の CPU モデルでカーネルが提供する Cache Allocation Technology (CAT) を利用できます。これにより、ホスト CPU のキャッシュの一部を vCPU スレッドに割り当てることができ、リアルタイムのパフォーマンスが向上します。
vCPU キャッシュの割り当てを
cachetune
タグ内で設定する方法の例は、以下の XML 設定を参照してください。
<domain> <cputune> <cachetune vcpus='0-1'> <cache id='0' level='3' type='code' size='3' unit='MiB'/> <cache id='0' level='3' type='data' size='3' unit='MiB'/> </cachetune> </cputune> </domain>
上記の XML ファイルは、vCPU 0 および 1 のスレッドを、1 回は L3CODE に、もう 1 回は L3DATA に、最初の L3 キャッシュ (level='3' id='0') から 3 MiB が割り当てられるように設定します。
注記
1 つの仮想マシンに複数の
<cachetune>
要素を設定できます。
詳細は、upstream
libvirt
ドキュメント の cachetune
を参照してください。