8.4. ソフトウェア管理
dnf need-restarting -s
コマンドで systemd サービスのリストが正しく表示されるようになる
以前は、needs-restarting
コマンドを -s
または --services
オプションとともに使用すると、systemd 以外のプロセスまたは誤動作しているプロセスが検出されたときにエラーが発生していました。今回の更新により、dnf need-restarting -s
コマンドはそのようなプロセスを無視し、代わりに影響を受ける systemd サービスのリストとともに警告を表示します。
dnf-automatic
コマンドがトランザクションの終了ステータスを正しく報告するようになる
以前は、dnf-automatic
コマンドは、トランザクション中の一部のアクションが正常に完了しなかった場合でも、トランザクションの成功終了コードを返しました。これにより、エラータの自動デプロイメントに dnf-automatic
を使用するマシンでセキュリティーリスクが発生する可能性があります。今回の更新により、この問題は修正され、dnf-automatic
は、トランザクション中にパッケージに関するすべての問題を報告するようになりました。
拡張ファイル属性のないファイルシステムに IMA 署名を持つパッケージをインストールしても失敗しなくなる
以前は、RPM は、ファイルが IMA 署名をサポートしていない場合でも、ファイルに IMA 署名を適用しようとしました。その結果、パッケージのインストールは失敗しました。今回の更新により、RPM は IMA 署名の適用をスキップします。その結果、パッケージのインストールは失敗しなくなりました。