4.20. サポート性
sos がバージョン 4.6 にリベース
設定、診断、およびトラブルシューティングデータを収集するための sos ユーティリティーが、バージョン 4.6 にリベースされました。この更新では、次の機能拡張が提供されます。
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sosレポートには、起動に関する問題のトラブルシューティングに重要な情報が含まれる可能性がある/boot/grub2/custom.cfgファイルと/boot/grub2/user.cfgファイルの両方の内容が含まれるようになりました。(BZ#2213951) -
OVN-Kubernetes の
sosプラグインは、相互接続環境の追加のログを収集します。今回の更新により、ovnkube-nodeおよびovnkube-controllerの両方のコンテナーが 1 つにマージされるときに、sosはovnkube-controllerコンテナーからもログを収集します。
さらに、注目すべきバグ修正には以下が含まれます。
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sosは、OpenShift Container Platform 4 環境でcgroupデータを正しく収集するようになりました (BZ#2186361)。 -
sudoプラグインを有効にしてsosレポートを収集しているときに、sosはbindpwオプションを適切に削除するようになりました。(BZ#2143272) -
subscription_managerプラグインは、/var/lib/rhsm/パスからプロキシーのユーザー名とパスワードを収集しなくなりました。(BZ#2177282) -
virshプラグインは、virt-manager ログ内の SPICE リモートディスプレイパスワードを収集しなくなりました。これにより、sosがレポートでパスワードを開示できなくなります。(BZ#2184062) sosは、/var/lib/iscsi/nodes/<IQN>/<PortalIP>/defaultファイルに以前に表示されていたユーザー名とパスワードをマスクするようになりました。重要生成されたアーカイブには、機密とみなされるデータが含まれる可能性があります。したがって、アーカイブを第三者に渡す前に必ず内容を確認する必要があります。
(BZ#2187859)
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sosは、ログファイルのサイズが超過した場合やプラグインがタイムアウトした場合でも、テールログ収集を完了します。(BZ#2203141) -
Pacemaker クラスターノードで
sos collectコマンドを入力すると、sosは、同じクラスターノードから sos レポートを収集します。(BZ#2186460) -
OpenShift Container Platform 4 環境のホストからデータを収集する場合、
sosはsysrootパスを使用するようになり、正しいデータのみがアセンブルされるようになります。(BZ#2075720) -
sos report --cleanコマンドは、意図したとおりにすべての MAC アドレスを難読化します。(BZ#2207562) -
hpssmプラグインを無効にしても例外は発生しなくなりました。(BZ#2216608) -
sos cleanコマンドは、サニタイズされたファイルのパーミッションに従います。(BZ#2218279)
sos の各リリースの詳細は、アップストリームのリリースノート を参照してください。
Jira:RHELPLAN-156196[1]