7.3. LVM 設定ファイルのカスタマイズ
lvm.conf
ファイルを編集することで、特定のストレージおよびシステム要件に応じて LVM をカスタマイズできます。たとえば、lvm.conf
を使用して、フィルター設定の変更、ボリュームグループの自動アクティブ化の設定、シンプールの管理、またはスナップショットの自動拡張を行うことができます。
手順:
デフォルトの
lvm.conf
ファイルを表示します。# lvmconfig --typeconfig default --withcomments
デフォルトでは、
lvm.conf
ファイルには、可能な設定を表示するコメントのみが含まれています。lvm.conf
内の設定をコメント解除して、要件に応じてlvm.conf
ファイルをカスタマイズします。次の設定は、特定のコマンドのデフォルト表示の変更に焦点を当てています。lvm.conf
ファイルで、指定されたフィールドのみを出力するようにlvs_cols
パラメーターを調整します。{ ... lvs_cols="lv_name,vg_name,lv_attr" ... }
-o
オプションを不必要に頻繁に使用しないように、lvs -o lv_name,vg_name,lv_attr
コマンドの代わりにこのオプションを使用します。lvm.conf
ファイルで、compact_output=1
設定を使用して、pvs
、vgs
、およびlvs
コマンドで空のフィールドが出力されないようにします。{ ... compact_output = 1 ... }
lvm.conf
ファイルを変更した後のデフォルト値を表示します。# lvmconfig --typeconfig diff
関連情報
-
lvm.conf(5)
man ページ