14.2. LVM フィルタリング用の永続的な識別子
/dev/sda
などの従来の Linux デバイス名は、システム変更や再起動中に変更される可能性があります。World Wide Identifier (WWID)、汎用一意識別子 (UUID)、パス名などの永続的な命名属性 (PNA) は、ストレージデバイスの固有の特性に基づいており、ハードウェア設定の変更に対して耐久性があります。そのため、システムの再起動後もストレージデバイスがより安定し、予測可能になります。
LVM フィルタリングに永続的なデバイス識別子を実装すると、LVM 設定の安定性と信頼性が向上します。また、デバイス名が動的な性質を持つことによるシステム起動失敗のリスクも軽減されます。