第12章 X11 ベースのアプリケーションへのリモートアクセス
RHEL サーバーでグラフィカルな X11 ベースのアプリケーションをリモートから起動し、X11 転送を使用して、リモートクライアントから使用できます。
注記
この手順は、従来の X11 アプリケーション、つまり X11 表示プロトコルをサポートするアプリケーションに有効です。
12.1. サーバーでの X11 転送の有効化
リモートクライアントが SSH 経由でサーバー上のグラフィカルアプリケーションを使用できるように、RHEL サーバーを設定します。
手順
基本的な X11 パッケージをインストールします。
# dnf install xorg-x11-xauth xorg-x11-fonts-\* xorg-x11-utils dbus-x11
注記アプリケーションは、追加のグラフィカルライブラリーに依存する場合があります。
/etc/ssh/sshd_config
設定ファイルでX11Forwarding
オプションを有効にします。X11Forwarding yes
このオプションは、RHEL ではデフォルトで無効になっています。
sshd
サービスを再起動します。# systemctl restart sshd.service