1.3. Fuse Online のインストール前にデフォルトのカスタムリソースファイルを編集する必要がある場合
Fuse Online のダウンロードパッケージには、設定可能な Fuse Online 環境アドオン機能およびパラメーター設定のデフォルトを指定する default-cr.yml
ファイルが含まれています。Fuse Online のインストールでは、default-cr.yml
ファイルを使用して、Fuse Online 環境の設定を制御する syndesis
カスタムリソースを作成します。
インストール後の Fuse Online 環境が以下に該当する場合のみ、Fuse Online をインストールする前に default-cr.yml
ファイルを編集する必要があります。
- Fuse Online コンソールにアクセスできる OpenShift ルートのために指定する URL を使用する場合。デフォルトではインストールプロセスによってこのルートが算出されます。
- Camel インテグレーションに、Spring Boot ランタイムではなく Camel K ランタイムエンジンを実行する場合。Camel K ランタイムはテクノロジープレビューの機能です。
- Knative リソースへのアクセスを有効にする場合。Knative リソースへのアクセスはテクノロジープレビューの機能です。
- 外部データベースを使用してコネクションおよびインテグレーション定義を保存する場合。デフォルトでは、内部データベースが使用されます。
-
コネクションやインテグレーション定義の永続化に使用できる内部ストレージの容量を増やす場合。ほとんどの Fuse Online 環境では、デフォルトの
1Gi
で十分対応できます。
上記のいずれかが該当する場合に Fuse Online 環境を設定するには、Fuse Online をインストールする前に default-cr.yml
ファイルを編集する必要があります。つまり、インストール後に Fuse Online 環境を変更して上記を実装することはできません。また、上記の設定を適用して Fuse Online 環境をインストールした場合、その設定を変更することはできません。