17.4. サーバーの設定
サーバーは Undertow のインスタンスを表し、複数の要素で構成されます。
- host
- http-listener
- https-listener
- ajp-listener
ホスト要素は仮想ホスト設定を提供し、3 つのリスナーはそのタイプの接続を Undertow インスタンスに提供します。
サーバーのデフォルトの動作では、サーバーの起動中にリクエストをキューに置きます。デフォルトの動作を変更するには、ホストで queue-requests-on-start
属性を使用します。この属性がデフォルトの true
に設定されている場合、サーバーの起動時に到達するリクエストはサーバーの準備が整うまで保留されます。この属性が false
に設定された場合、サーバーが完全に起動する前に到達したリクエストは、デフォルトの応答コードで拒否されます。
属性の値に関わらず、サーバーが完全に起動するまでリクエストの処理は開始されません。
管理コンソールを使用して queue-requests-on-start
属性を設定するには、Configuration
複数のサーバーを設定できるため、デプロイメントやサーバーを完全に分離できます。これは、マルチテナント環境などで便利です。
JBoss EAP はデフォルトでサーバーを提供します。
デフォルトの Undertow サブシステムの設定
以下の例は、管理 CLI を使用してサーバーを設定する方法を示しています。管理コンソールを使用してサーバーを設定する場合は、Configuration
既存のサーバーの更新
既存のサーバーを更新するには、以下を設定します。
/subsystem=undertow/server=default-server:write-attribute(name=default-host,value=default-host)
/subsystem=undertow/server=default-server:write-attribute(name=default-host,value=default-host)
reload
reload
新規サーバーの作成
新規サーバーを作成するには、以下を指定します。
/subsystem=undertow/server=new-server:add
/subsystem=undertow/server=new-server:add
reload
reload
サーバーの削除
サーバーを削除するには、以下を指定します。
/subsystem=undertow/server=new-server:remove
/subsystem=undertow/server=new-server:remove
reload
reload
サーバーの設定に使用できる属性の完全リストは、「Undertow サブシステムの属性」の項を参照してください。