2.6. Microsoft Windows Server でサービスとして JBoss EAP のアーカイブインストールを実行する手順
アーカイブインストールの手法を使用すると、JBoss EAP を Microsoft Windows Server にインストールできます。この手法は、標準のフォルダーに設定ファイルやライブラリーを配置し、サーバーのデフォルトの基本インストールを行います。サーバーのデフォルトのインストールには、Jsvc と共に使用できる service.bat
スクリプトが含まれ、JBoss EAP を停止および起動できます。
前提条件
- サーバー上で管理者権限があることを確認する。
- JAVA_HOME システム環境変数を設定します。
手順
JBoss EAP Core Services Jsvc パッケージをインストールします。
- ブラウザーを開き、Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページ にログインします。
- Product ドロップダウンリストから Apache Jsvc を選択します。
- Version ドロップダウンリストから最新のバージョンを選択します。
- Releases リストから Red Hat JBoss Core Services Apache Jsvc を選択します。お使いのシステムのプラットフォームとアーキテクチャーが選択されていることを確認します。次に、Download のリンクを選択します。
JBoss EAP インストールディレクトリーが含まれるディレクトリーに、ダウンロードしたアーカイブファイルを展開します。これにより、JBoss EAP インストールディレクトリーと同じ階層に
jbcs-jsvc-<VERSION>
ディレクトリーが作成されます。以下の例は、jbcs-jsvc-<VERSION>
ディレクトリーへのパスを示しています。C:\Program Files ├── jboss-eap-7.4 │ ├── bin │ └── ... └── jbcs-jsvc-<VERSION>
端末を開き、
EAP_HOME\bin
のディレクトリーに移動して、サービスをインストールします。可能なオプションをすべて表示するには、引数を指定せずにservice.bat
を実行します。注記/jbossuser
および/jbosspass
パラメーターを指定する場合は、JBoss EAP ユーザーのパスワードにハッシュ (#
) またはセミコロン (;
) が含まれないようにする必要があります。以下は、スタンドアロンサーバーまたは、管理対象ドメインのサーバーの新規サービスの作成に必要とされる基本的な
service.bat install
コマンドの例です。以下のコマンドを入力して、必要に応じてサービスのログレベルを調整します。
スタンドアロンサーバーの場合:
$ service.bat install /loglevel INFO
管理対象ドメインのサーバーの場合
/host
パラメーターを使用して、サービスによって制御されている JBoss EAP ホストコントローラーの名前を指定します。管理 CLI でls /host
を実行すると、名前の有効な値を表示できます。以下のコマンドでは、
EAP_HOST_NAME
を JBoss EAP ホストコントローラー名に置き換えます。JBoss EAP のホストコントローラー名を提供せずに/host
パラメーターを指定すると、デフォルトでmaster
が名前として使用されます。$ service.bat install /host EAP_HOST_NAME /loglevel INFO
-
JBossEAP7
という名前の新しい Windows サービスが作成されます。
検証
- Services コンソールで新しいサービスを確認するには、Windows Services コンソール (services.msc) を開き、サービスが作成されたことをチェックします。
デフォルトのサービス名が使用された場合は、Windows サービスのリストに新しいサービスが JBossEAP7
として表示されます。
サービスコンソールからは、サービスの起動や停止、さらにサービスの起動方法および起動時の設定を変更できます。