3.4. クラスターストレージの設定


3.4.1. データサイエンスプロジェクトへのクラスターストレージの追加

データを保持する必要があるデータサイエンスプロジェクトの場合は、クラスターストレージをプロジェクトに追加できます。さらに、クラスターストレージを特定のプロジェクトのワークベンチに接続することもできます。

前提条件

  • Red Hat OpenShift AI にログインしている。
  • 特殊な OpenShift AI グループを使用している場合は、OpenShift のユーザーグループ、または、管理者グループ (rhoai-usersrhoai-admins など) に属している。
  • クラスターストレージを追加できるデータサイエンスプロジェクトを作成している。

手順

  1. OpenShift AI ダッシュボードから、Data Science Projects をクリックします。

    Data science projects のページが開きます。

  2. クラスターストレージを追加するプロジェクトの名前をクリックします。

    プロジェクトの詳細ページが開きます。

  3. ページの Cluster storage セクションで、Add cluster storage をクリックします。

    Add storage ダイアログが開きます。

  4. クラスターストレージの name を入力します。
  5. クラスターストレージの description を入力します。
  6. Persistent storage size で、新しいサイズをギビバイト単位で入力します。最小サイズは 1 GiB、最大サイズは 16384 GiB です。
  7. オプション: リストから ワークベンチ を選択して、クラスターストレージを既存のワークベンチに接続します。
  8. ストレージを接続するワークベンチを選択した場合は、Mount folder フィールドにストレージディレクトリーを入力します。
  9. Add storage をクリックします。

検証

  • 追加したクラスターストレージは、プロジェクトの Details ページの Cluster storage セクションに表示されます。
  • 定義したストレージサイズで、新しい永続ボリューム要求 (PVC) が作成されます。
  • 永続ボリューム要求 (PVC) は、プロジェクトの Details ページの Workbenches セクションに接続されたストレージとして表示されます。

3.4.2. クラスターストレージの更新

データサイエンスの作業で、プロジェクトのクラスターストレージまたはストレージが接続されているワークベンチの識別情報を変更する必要がある場合は、プロジェクトのクラスターストレージを更新してこれらのプロパティーを変更できます。

前提条件

  • Red Hat OpenShift AI にログインしている。
  • 特殊な OpenShift AI グループを使用している場合は、OpenShift のユーザーグループ、または、管理者グループ (rhoai-usersrhoai-admins など) に属している。
  • クラスターストレージを含むデータサイエンスプロジェクトを作成している。

手順

  1. OpenShift AI ダッシュボードから、Data Science Projects をクリックします。

    Data science projects のページが開きます。

  2. ストレージを更新するプロジェクトの名前をクリックします。

    プロジェクトの Details ページが開きます。

  3. Cluster storage セクションで更新するストレージの横にあるアクションメニュー () をクリックし、Edit storage をクリックします。

    Edit storage ページが開きます。

  4. ストレージのプロパティーを更新します。

    1. 該当する場合は、ストレージの name を更新します。
    2. 該当する場合は、ストレージの description を更新します。
    3. 必要に応じて、ストレージの Persistent storage size を増やします。

      増加できるのはストレージサイズのみであることに注意してください。ストレージサイズを更新すると、ワークベンチが再起動され、通常はサイズの変更に比例して一定期間使用できなくなります。

    4. 該当する場合は、ストレージが接続されている ワークベンチ を更新します。
    5. ストレージを接続する新しいワークベンチを選択した場合は、Mount folder フィールドにストレージディレクトリーを入力します。
  5. Update storage をクリックします。

ストレージサイズを増やした場合、ワークベンチが再起動され、通常はサイズの変更に比例して一定期間使用できなくなります。

検証

  • 更新したストレージは、プロジェクトの Details ページの Cluster storage セクションに表示されます。

3.4.3. データサイエンスプロジェクトからのクラスターストレージの削除

データサイエンスプロジェクトからクラスターストレージを削除すると、リソースを解放し、不要なストレージスペースを削除できます。

前提条件

  • Red Hat OpenShift AI にログインしている。
  • 特殊な OpenShift AI グループを使用している場合は、OpenShift のユーザーグループ、または、管理者グループ (rhoai-usersrhoai-admins など) に属している。
  • クラスターストレージを使用してデータサイエンスプロジェクトを作成している。

手順

  1. OpenShift AI ダッシュボードから、Data Science Projects をクリックします。

    Data science projects のページが開きます。

  2. ストレージを削除するプロジェクトの名前をクリックします。

    プロジェクトの詳細ページが開きます。

  3. Cluster storage セクションで、削除するストレージの横にあるアクションメニュー () をクリックし、Delete storage をクリックします。

    Delete storage ダイアログが開きます。

  4. テキストフィールドにストレージの名前を入力して、削除することを確認します。
  5. Delete storage をクリックします。

検証

  • 削除したストレージは、プロジェクトの Details ページの Cluster storage セクションに表示されなくなります。
  • クラスターストレージに関連付けられている永続ボリューム (PV) と永続ボリューム要求 (PVC) は両方とも完全に削除されます。このデータは回復できません。
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