19.7. Image サービスのキャッシュ機能を使用したスケーラビリティーの向上


glance-api キャッシュメカニズムを使用して、ローカルマシンにイメージのコピーを保存し、イメージを自動的に取得してスケーラビリティーを向上させます。Image サービスのキャッシュ機能を使用することで、複数のホスト上で glance-api を実行することができます。つまり、同じイメージをバックエンドストレージから何度も取得する必要はありません。Image サービスのキャッシュ機能は、Image サービスの動作には一切影響を与えません。

TripleO heat テンプレートを使用して Image サービスのキャッシュ機能を設定するには、以下の手順を実施します。

手順

  1. 環境ファイルの GlanceCacheEnabled パラメーターの値を true に設定します。これにより、glance-api.conf Heat テンプレートの flavor の値が自動的に keystone+cachemanagement に設定されます。

    parameter_defaults:
        GlanceCacheEnabled: true
  2. オーバークラウドを再デプロイする際に、openstack overcloud deploy コマンドにその環境ファイルを追加します。
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