第3章 glance
以下の章では、glance
サービスの設定オプションについて説明します。
3.1. glance-api.conf
このセクションには、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルのオプションが含まれます。
3.1.1. DEFAULT
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [DEFAULT]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
.
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| 文字列値 | 管理者のパスワード。use_user_token が有効でない場合は、管理者の認証情報を指定できます。 |
| 文字列値 | 認証されたユーザーを管理者として識別するために使用されるロール。 管理ユーザーを識別するために Keystone ロールを表す文字列値を指定します。このロールが割り当てられたユーザーには、管理者権限が付与されます。このオプションのデフォルト値は admin です。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | 管理ユーザーのテナント名。「use_user_token」が有効でない場合は、管理者テナント名を指定できます。 |
| 文字列値 | 管理者ユーザー名。use_user_token が有効でない場合は、管理者の認証情報を指定できます。 |
| ブール値 | ユーザーがイメージに追加/カスタムの属性を追加できるようにします。
Glance は、すべてのイメージに表示される属性の標準セット ()スキーマ) を定義します。これらのプロパティーは、
デフォルトでは、この設定オプションは 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ブール値 | 認証されていないユーザーへの限定的なアクセスを許可します。 ネスト化されたユーザーの API アクセスを決定するブール値を割り当てます。False に設定すると、認証されていないユーザーが API にアクセスできなくなります。True に設定すると、認証されていないユーザーは読み取り専用権限で API にアクセスできます。ただし、これはコンテキストミドルウェアを使用する場合にのみ適用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| リスト値 | RPC 例外を処理する許可される例外モジュールのリスト。
Glance への RPC 呼び出しを介して例外データの受信時に例外の再作成が許可されるモジュールのコンマ区切りの一覧を提供します。デフォルトのリストには、 RPC プロトコルは、ネットワーク経由または同じシステム内の呼び出しを介して Glance との対話を許可します。このオプションに例外名前空間のリストを含めると、RPC が例外をユーザーに伝播できるようになります。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | 要求によって返されることのできる最大結果数。
注記 これを非常に大きな値に設定すると、データベースのクエリーが遅くなり、応答時間が長くなる可能性があります。これを非常に低い値に設定すると、ユーザーエクスペリエンスが低下してしまう可能性があります。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | 認証サービスのリージョン。「use_user_token」が効果がなく、keystone auth を使用する場合には、リージョン名を指定できます。 |
| 文字列値 | 認証に使用するストラテジー。「use_user_token」が有効でない場合は、認証ストラテジーを指定できます。 |
| 文字列値 | keystone サービスの URL。"use_user_token" が効果がなく、keystone 認証を使用しない場合には、keystone の URL を指定できます。 |
| 整数値 | 受信接続要求の数を設定します。 正の整数値を指定して、バックログキューの要求数を制限します。デフォルトのキューサイズは 4096 です。 TCP リスナーソケットへの受信接続は、サーバーとの接続が確立される前にキューイングされます。TCP ソケットのバックログを設定すると、受信トラフィックのキューサイズが限定されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ホストのアドレス値 | glance サーバーをバインドするための IP アドレス。
glance サーバーをバインドするための IP アドレスを提供します。デフォルト値は このオプションを編集して、サーバーがネットワークカード上の特定の IP アドレスでリッスンできるようにします。これにより、サーバー用の特定のネットワークインターフェースを選択しやすくなります。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ポート値 | サーバーがリッスンするポート番号。 サーバーのソケットをバインドする有効なポート番号を指定します。次に、このポートはプロセスを特定し、サーバーに到達するネットワークメッセージを転送するように設定されます。API サーバーのデフォルトの bind_port 値は 9292 で、レジストリーサーバーの場合は 9191 です。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | CA ファイルへの絶対パス。 クライアント認証に使用する認証局ファイルへの有効な絶対パスを表す文字列値を指定します。 CA ファイルには、通常、クライアント認証に使用するのに必要な信頼される証明書が含まれます。これは、インターネット経由でセキュアな接続をサーバーに対して確立するために不可欠です。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | 証明書ファイルへの絶対パス。 API サービスを安全に開始するのに必要な証明書ファイルへの有効な絶対パスを表す文字列値を指定します。 証明書ファイルは通常、公開鍵コンテナーであり、サーバーの公開鍵、サーバー名、サーバー情報、CA 証明書を使用した検証プロセスの結果となった署名が含まれます。これは、セキュアな接続の確立に必要です。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | クライアント接続のソケット操作のタイムアウト。 入力された接続を閉じるまでの待ち時間を設定するために、時間を表す有効な整数値を秒単位で入力してください。デフォルト値は 900 秒です。 値 zero は永久に待機します。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | 接続有効期限ポリシーのプールサイズ制限 |
| 整数値 | プールのアイドル状態の接続の存続期間(秒単位) |
| 文字列値 | トピックがスコープ設定されるデフォルトの変換。transport_url オプションで指定した変換名で上書きできます。 |
| 文字列値 | データアクセス API の Python モジュールパス。 データモデルへのアクセスに使用する API へのパスを指定します。このオプションは、イメージカタログデータへのアクセス方法を決定します。 以下の値を使用できます。
このオプションを
このオプションを 注記
v2 OpenStack Images API では、レジストリーサービスは任意です。v2 でレジストリー API を使用するには、オプション
最後に、この設定オプションが 関連するオプション:
|
| ブール値 | true に設定すると、ログレベルはデフォルトの INFO レベルではなく DEBUG に設定されます。 |
| リスト値 | logger=LEVEL ペアのパッケージロギングレベルの一覧。このオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。 |
| 文字列値 | 送信 Glance 通知用のデフォルトの publisher_id。 これは、通知ドライバーが Glance サービスから発信されるイベントのメッセージを識別するために使用する値です。通常、これはメッセージを生成したインスタンスのホスト名です。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ブール値 | 削除をオン/オフにします。
通常、画像が削除されると、 注記 遅延削除をオンにすると、バックエンドのストレージが不要な使用でいっぱいになるのを防ぐために、イメージスクラバを定期的なタスクとして実行しなければなりません。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | デジタル署名に使用するダイジェストアルゴリズム。
デジタル署名の生成に使用するダイジェストアルゴリズムを表す文字列値を指定します。デフォルトでは
プラットフォームの OpenSSL バージョンでサポートされる利用可能なアルゴリズムの一覧を取得するには、コマンド 注記
以下の値を使用できます。
関係オプション:
|
| リスト値 | 無効にする通知の一覧。 出力すべきでない通知の一覧を指定します。通知タイプとして、単一のイベント通知を無効にする通知タイプを指定するか、またはグループ内のすべてのイベント通知を無効にする通知グループプレフィックスを指定できます。 使用できる値: 無効にする個別の通知タイプまたは通知グループのコンマ区切りリスト。現在サポートされているグループ: image image.member task metadef_namespace metadef_object metadef_property metadef_resource_type metadef_tag。各イベントの完全な一覧および説明は、http://docs.openstack.org/developer/glance/notifications.html を参照してください。 The values must be specified as: <group_name>.<event_name> For example: image.create,task.success,metadef_tag 関連するオプション:
|
| ブール値 |
DEPRECATED FOR REMOVAL |
| ブール値 | v2 OpenStack Images API をデプロイします。
このオプションが 注記:
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ブール値 | v2 API Registry サービスをデプロイします。
このオプションが 注記:
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| dict 値 | ストア識別子とストアタイプの Key:Value ペア。複数のバックエンドを指定する場合は、コンマで区切る必要があります。 |
| リスト値 | 有効なイメージのインポート方法の一覧 glance-direct および web-download の両方はデフォルトで有効化されています。 関連するオプション:
|
| 整数値 | エグゼキューターがスレッディングまたはイベントレットの場合のエグゼキュータースレッドプールのサイズ。 |
| ブール値 | 非推奨の致命的なステータスを有効または無効にします。 |
| 文字列値 | os_hash_value プロパティーの計算に使用されるセキュアなハッシュアルゴリズム。 このオプションは、os_hash_algo と os_hash_value の 2 つのイメージ属性で構成される Glance の「multihash」を設定します。os_hash_algo はこの設定オプションの値によって入力され、os_hash_value は、アルゴリズムがアップロードまたはインポートされたイメージデータに適用されると計算された hexdigest によって入力されます。 この値は、python hashlib ライブラリーが認識する有効なセキュアなハッシュアルゴリズム名である必要があります。Glance インストールで使用されているライブラリーのバージョンの hashlib.algorithms_available データメンバーを調べることで、これらを確認することができます。ただし、相互運用性のために、hashlib.algorithms_guaranteed データメンバーが提供する安全なハッシュ名のセットを使用することが推奨されます。これは、すべてのプラットフォームの hashlib ライブラリーでサポートされることが保証されているためです。したがって、hashlib を使用するイメージコンシューマーは、イメージの os_hash_value を検証できるはずです。 sha512 のデフォルト値は、高性能なハッシュアルゴリズムです。 このオプションの設定が間違っていると、イメージデータの格納試行は失敗します。このため、デフォルト値を使用することが推奨されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ブール値 | TCP 上の HTTP に keep alive オプションを設定します。
keep alive パケットの送信を決定するブール値を指定します。
応答の受信およびクライアントによって正常に読み取られた後にクライアントソケット接続を明示的に閉じる必要がある場合は、このオプションを 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | イメージキャッシュのベースディレクトリー。
これは、イメージデータがキャッシュされ、提供される場所です。キャッシュされたイメージはすべて、このディレクトリーに直接保存されます。このディレクトリーには、
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | イメージキャッシュ管理に使用するドライバー。 このオプションを使用すると、利用可能な異なる image-cache ドライバーのいずれかを選択できます。image-cache ドライバーは、キャッシュからのイメージへの書き込み、キャッシュされたイメージの経過時間と使用状況などのイメージキャッシュの基本機能、キャッシュされたイメージのフェッチサイズ、キャッシュのサイズのフェッチ、キャッシュのキャッシュおよびクリーンアップ用のキューイメージの提供を行います。
ドライバーの基本機能は、基本クラス
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | キャッシュサイズの上限 (バイト単位)。これを超えると、cache-pruner がイメージのキャッシュをクリーンアップします。 注記 これは、実行する cache-pruner のしきい値です。これは、イメージキャッシュが拡張されることのないハード制限ではありません。実際、キャッシュプルーナーの実行頻度やキャッシュが満杯になる頻度に応じて、イメージキャッシュはここで非常に簡単に指定されるサイズにさらすことができます。そのため、cache-pruner を適切にスケジュールし、この制限を設定できるように注意して行ってください。 Glance はダウンロード時にイメージをキャッシュします。そのため、ダウンロード数が増えるにつれ、イメージキャッシュのサイズが長くなります。キャッシュサイズが管理できない状態にならないようにするには、cache-pruner を定期的なタスクとして実行することが推奨されます。キャッシュプルーナーが開始すると、現在のイメージキャッシュサイズを比較し、イメージキャッシュがここで指定されるサイズを超えて拡張した場合にクリーンアップがトリガーされます。クリーンアップ後、キャッシュのサイズはここで指定するサイズ以下になります。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | イメージキャッシュ管理に使用される sqlite ファイルデータベースへの相対パス。
これは、イメージキャッシュの経過時間と使用状況の統計を追跡する sqlite ファイルデータベースの相対パスです。パスは、設定オプション これは、テーブルが 1 つしかない軽量データベースです。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | 不完全な画像がキャッシュに残っている時間 (秒) です。
不完全なイメージとは、ダウンロードが進行中であるイメージです。詳細は、設定オプション 不完全なイメージがディスク領域を占有しないように、Glance API ノードで定期的なタスクとして cache-cleaner を実行することが推奨されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | イメージで許可される場所の最大数。 負の値は無制限として解釈されます。 関連するオプション:
|
| 整数値 | 1 イメージあたりのイメージメンバーの最大数。 これにより、イメージが共有できるユーザーの最大数が制限されます。負の値は無制限として解釈されます。 関連するオプション:
|
| 整数値 | イメージで許可されるプロパティーの最大数。 これにより、イメージに割り当てることができる追加のプロパティーの数の上限が適用されます。負の値は無制限として解釈されます。 注記
追加のプロパティーが無効の場合、影響はありません。 関連するオプション:
|
| 整数値 | ユーザーがアップロードできるイメージの最大サイズ (バイト単位)。 上記のサイズより大きいイメージをアップロードすると、イメージの作成に失敗します。このオプションはデフォルトで 1099511627776 バイト (1 TiB) に設定されます。 注記:
以下の値を使用できます。
|
| 整数値 | イメージで許可されるタグの最大数。 負の値は無制限として解釈されます。 関連するオプション:
|
instance_format = [instance: %(uuid)s] | 文字列値 | ログメッセージで渡されるインスタンスの形式。 |
instance_uuid_format = [instance: %(uuid)s] | 文字列値 | ログメッセージで渡されるインスタンスUUIDの形式。 |
| 文字列値 | 秘密鍵ファイルへの絶対パス。 クライアントサーバーの接続を確立するのに必要な秘密鍵ファイルへの有効な絶対パスを表す文字列値を指定します。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | リクエストに対して返すデフォルトの結果数。
リストイメージなどの特定の API リクエストへの応答により、複数のアイテムが返される場合があります。返される結果の数は、API 要求で 注記:
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | イメージの場所の優先順位を決定するストラテジー。 この設定オプションは、イメージのデータを提供するためにイメージの場所にアクセスする順序を決定するストラテジーを示します。Glance は次に、応答する最初のアクティブな場所からイメージデータを取得します。
このオプションには、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | ロギング設定ファイルの名前。このファイルは、既存のロギング設定ファイルに追加されます。ロギング設定ファイルの詳細は、Python のロギングモジュールのドキュメントを参照してください。ロギング設定ファイルを使用すると、すべてのロギング設定が設定ファイルで設定され、その他のロギング設定オプションは無視されます(例:log-date-format)。 |
| 文字列値 | ログレコードの %%(asctime)sのフォーマット文字列を定義します。デフォルト:%(default)sこのオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。 |
| 文字列値 | (オプション)log_file の相対パスに使用されるベースディレクトリー。このオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。 |
| 文字列値 | (オプション)ロギング出力を送信するログファイルの名前。デフォルトが設定されていない場合、ロギングは use_stderr で定義されているように stderr に送信されます。このオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。 |
| 整数値 | ログファイルがローテーションされるまでの時間。このオプションは、log_rotation_type が「interval」に設定されていない限り無視されます。 |
| 文字列値 | ローテーション間隔の種別。次のローテーションをスケジューリングする際に、最後のファイル変更の時刻(またはサービスの起動時刻)が使用されます。 |
| 文字列値 | ログローテーションの種別。 |
| 文字列値 | コンテキスト付きログメッセージに使用するフォーマット文字列。oslo_log.formatters.ContextFormatter により使用されます。 |
| 文字列値 | メッセージのロギングレベルが DEBUG の場合にログメッセージに追加する追加のデータ。oslo_log.formatters.ContextFormatter により使用されます。 |
| 文字列値 | コンテキストが定義されていない場合に、ログメッセージに使用するフォーマット文字列。oslo_log.formatters.ContextFormatter により使用されます。 |
| 文字列値 | この形式で、例外出力の各行の前にプレフィックスが付けられます。oslo_log.formatters.ContextFormatter により使用されます。 |
| 文字列値 | logging_context_format_string で使用される %(user_identity)s のフォーマット文字列を定義します。oslo_log.formatters.ContextFormatter により使用されます。 |
| 整数値 | メッセージヘッダーの最大行サイズ。 メッセージヘッダーのサイズを制限するために長さを表す整数値を指定します。デフォルト値は 16384 です。 注記
大規模なトークンを使用する際に
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | ローテーションされたログファイルの最大数。 |
| 整数値 | ログファイルの最大サイズ(MB 単位)。「log_rotation_type」が「size」に設定されていない場合は、このオプションは無視されます。 |
| 整数値 | リクエスト ID の長さを制限します。 整数値を指定して、リクエスト ID の長さを指定された長さに制限します。デフォルト値は 64 です。これを 0 から 16384 までの任意の整数値に変更できますが、大きな値に設定した場合、ログが一杯になる可能性があることに注意してください。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | ストアの場所のメタデータを暗号化する際の AES 鍵。 Glance ストアメタデータの暗号化に使用する AES 暗号化を表す文字列値を指定します。 注記 使用する AES 鍵は、長さ 16、24、または 32 バイトのランダムな文字列に設定する必要があります。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | URL は一時データが保存される場所を指定します。 このオプションは、Glance の内部使用専用です。Glance は、イメージのインポートプロセス中、ユーザーがアップロードしたイメージデータを ステージング エンドポイントに保存します。 このオプションは、ステージング API エンドポイントを一切変更しません。 注記 [task]/work_dir と同じパスを使用することは推奨されません。 注記 現状、api_image_importフローがサポートするのは、file://<absolute-directory-path> のオプションだけです。 注記 ステージングパスは、すべての Glance API ノードからアクセス可能な共有ファイルシステム上になければなりません。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ブール値 | イメージの所有者をテナントまたは認証済みユーザーに設定します。 ブール値を割り当てて、イメージの所有者を決定します。True に設定すると、イメージの所有者はテナントになります。False に設定すると、イメージの所有者は、リクエストを発行した認証されたユーザーになります。これを False に設定すると、イメージは関連付けられたユーザー専用になり、同じテナント(または "プロジェクト")内の他のユーザーと共有するには、イメージのメンバーシップを使用した明示的なイメージ共有が必要になります。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | 属性保護ファイルの場所。 属性保護のルールおよびそれらに関連付けられたロール/ポリシーが含まれる属性保護ファイルへの有効なパスを指定します。 属性保護ファイルを設定すると、ロールまたはポリシーのいずれかによって識別される特定のユーザーセットによって作成、読み取り、更新、または削除されるGlance イメージ属性が制限されます。この設定オプションが設定されていない場合、デフォルトでは属性保護は適用されません。値が指定されていてファイルが見つからない場合、glance-api サービスは起動に失敗します。属性保護の詳細は、https://docs.openstack.org/glance/latest/admin/property-protections.htmlを参照してください。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | プロパティー保護のルール形式。
Glance イメージ属性の属性保護を設定するのに必要な方法を指定します。許容される値は、
値が 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | Glance バージョンの応答に使用するパブリック URL エンドポイント。 Glance の「versions」応答に表示されるパブリック URL エンドポイントです。値が指定されていない場合、バージョンの応答に表示されるエンドポイントは、API サービスを実行しているホストのエンドポイントです。API サービスがプロキシーの背後で実行されている場合は、プロキシー URL を表すようにエンドポイントを変更します。サービスがロードバランサーの背後で実行されている場合は、この値にロードバランサーの URL を追加します。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ブール値 | エラーイベントの公開を有効または無効にします。 |
| ホストのアドレス値 | pydev サーバーのホストアドレス。 デバッグに使用する pydev サーバーのホスト名または IP を表す文字列値を指定します。pydev サーバーはこのアドレスでデバッグ接続をリッスンし、Glance でのリモートデバッグを容易にします。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ポート値 | pydev サーバーがリッスンするポート番号。 pydev サーバーをバインドするポート番号を指定します。pydev プロセスはこのポートでデバッグ接続を受け入れ、Glance でのリモートデバッグを容易にします。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | rate_limit_interval ごとのログ記録されたメッセージの最大数。 |
| 文字列値 | レート制限で使用されるログレベル名:CRITICAL、ERROR、INFO、WARNING、DEBUG または空の文字列。rate_limit_except_level 以上のレベルのログはフィルターされません。空の文字列は、すべてのレベルがフィルターされることを意味します。 |
| 整数値 | ログのレート制限の間隔(秒数)。 |
| 文字列値 | 認証局ファイルへの絶対パス。 レジストリーサーバーへのセキュアな接続を確立するために使用する認証局ファイルへの有効な絶対パスを表す文字列値を指定します。 注記
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | 証明書ファイルへの絶対パス。 レジストリーサーバーへのセキュアな接続を確立するために使用する証明書ファイルへの有効な絶対パスを表す文字列値を指定します。 注記
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ブール値 | レジストリーサーバー証明書の検証を設定します。
レジストリーサーバーへの SSL 接続を検証するかどうかを決定するブール値を指定します。デフォルトでは、このオプションは
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | 秘密鍵ファイルへの絶対パス。 レジストリーサーバーへのセキュアな接続を確立するために使用する秘密鍵ファイルへの有効な絶対パスを表す文字列値を指定します。 注記
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | レジストリーサーバーとの通信に使用するプロトコル。
レジストリーサーバーとの通信に使用するプロトコルを表す文字列値を指定します。デフォルトでは、このオプションは
このオプションを 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | レジストリーリクエストのタイムアウト値。 API サーバーがレジストリーリクエストの完了を待機する期間(秒単位)を表す整数値を指定します。デフォルト値は 600 秒です。 値が 0 の場合は、リクエストがタイムアウトしないことを意味します。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ホストのアドレス値 | レジストリーサーバーがホストされているアドレス。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ポート値 | レジストリーサーバーがリッスンしているポート。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | RPC 接続プールのサイズ。 |
| 整数値 | 呼び出しからの応答を待つ秒数。 |
| 整数値 | イメージのスクラビングに使用されるスレッドプールのサイズ。 スクラブするイメージが多数ある場合には、スクラブキューが制御された状態に維持され、バックエンドストレージがタイムリーに要求されるように、イメージを並行してスクラブすると便利です。この設定オプションは、並行してスクラブされるイメージの最大数を示します。デフォルト値は 1 で、シリアルスクラビングを意味します。1 を超える値はすべて、並列スクラビングを意味します。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | イメージのスクラビングを遅延させる時間(秒単位)。
遅延削除がオンの場合、スクラバーがそのイメージデータを削除するまで、イメージは削除時に
これによりストレージに影響が出ることを認識することが重要です。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | SSL 終端プロキシーによって削除された場合でも、元のリクエストのスキームを決定するために使用される HTTP ヘッダー。通常の値は「HTTP_X_FORWARDED_PROTO」です。 |
| ブール値 | レジストリーへの要求の実行時に、アイデンティティーから受信したヘッダーを送信します。
通常、Glance レジストリーは複数のフレーバーにデプロイすることができますが、認証が含まれる場合と含まれない場合があります。たとえば、
レジストリーサービスへのリクエストと共にテナントおよびユーザー情報を提供するID ヘッダーを送信するかどうかを決定するブール値を指定します。デフォルトでは、このオプションは 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ブール値 | イメージを返す際に直接イメージの場所を示します。
この設定オプションは、イメージの詳細をユーザーに返すときに直接イメージの場所を表示するかどうかを指定します。直接イメージの場所は、バックエンドストレージ内でイメージデータが保存される場所です。このイメージの場所は、イメージ属性
イメージに対して複数のイメージの場所が存在する場合には、設定オプション 注記:
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ブール値 | イメージを返す際にすべてのイメージの場所を示します。
この設定オプションは、イメージの詳細をユーザーに返すときにすべてのイメージの場所を表示するかどうかを指定します。イメージに対して複数のイメージの場所が存在する場合には、設定オプション 注記:
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | ログ行を受け取る syslog ファシリティー。このオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。 |
| 整数値 | 接続を再チェックするまでの待機時間を設定します。 TCP キープアライブパケットをホストに送信するまでのアイドル待機時間として設定される時間(秒単位)を表す正の整数値を指定します。デフォルト値は 600 秒です。
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | メッセージングバックエンドに接続するためのネットワークアドレスおよびオプションのユーザー認証情報(URL 形式)。想定される形式は次のとおりです。 driver://[user:pass@]host:port[,[userN:passN@]hostN:portN]/virtual_host?query 例:rabbit://rabbitmq:password@127.0.0.1:5672// URL のフィールドの詳細は、https://docs.openstack.org/oslo.messaging/latest/reference/transport.htmlで oslo_messaging.TransportURL のドキュメントを参照してください。 |
| ブール値 | ロギング用のjournald を有効にします。systemd 環境で実行している場合は、ジャーナルサポートを有効にしたい場合があります。その場合、ログメッセージに加えて構造化されたメタデータが含まれるjournalネイティブプロトコルが使用されます。このオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。 |
| ブール値 | ロギングに JSON 形式を使用します。このオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。 |
| ブール値 | ロギングに syslog を使用します。既存の syslog 形式は非推奨であり、後に RFC5424 に従うように変更されます。このオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。 |
| ブール値 | 出力をWindows イベントログに記録します。 |
| ブール値 | 出力を標準エラーに記録します。このオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。 |
| ブール値 | レジストリーへのリクエストを実行する際にユーザートークンを渡すかどうか。大きなファイルのアップロード中にトークンの有効期限が切れて失敗しないように、このパラメーターを False に設定することが推奨されます。"use_user_token" が有効でない場合は、管理者の認証情報を指定できます。 |
| 文字列値 | テナントごとのイメージストレージの最大容量。 これにより、全ストアにわたってテナントのすべてのイメージによって消費される累積ストレージに上限が適用されます。これはテナントごとの制限です。
この設定オプションのデフォルトの単位はバイトです。ただし、ストレージの単位は、大文字/小文字を区別する文字 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ブール値 | ファイルシステムを監視するように設計されたログハンドラーを使用します。ログファイルが移動または削除されると、このハンドラーは、指定されたパスで新しいログファイルを即時に開きます。これは、log_file オプションを指定し、Linux プラットフォームが使用される場合にのみ有効です。このオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。 |
| 整数値 | 起動する Glance ワーカープロセスの数。
要求を処理する子プロセスワーカーの数を設定する、負ではない整数値を指定します。デフォルトでは、使用可能な CPU の数は、8 に制限された 各ワーカープロセスは、設定ファイルで設定されたポートでリッスンするように指定され、サイズ 1000 のグリーンスレッドプールが含まれています。 注記 ワーカーの数をゼロに設定すると、サイズ 1000 のグリーンスレッドプールを持つ単一の API プロセスの作成がトリガーされます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
3.1.2. cinder
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [cinder]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| ブール値 | cinder に対するセキュアではない SSL リクエストの実行を許可します。
このオプションが True に設定されている場合、HTTPS エンドポイント接続は 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | cinder クライアントリクエストに使用する CA 証明書ファイルの場所。
CA 証明書ファイルが設定されている場合、指定されたファイルが、HTTPS エンドポイントを使用した cinder 接続の検証に使用されます。エンドポイントが HTTP の場合、この値は無視されます。検証を有効にするには、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | サービスカタログで cinder を検索する際に照合する情報。
サービスカタログは、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | cinder エンドポイントのテンプレートでサービスカタログの検索を上書きします。
このオプションを設定すると、サービスカタログから検索するのではなく、この値を使用してcinder エンドポイントが生成されます。
この設定オプションが設定されている場合、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | 失敗した http 呼び出しでの cinderclient のリトライ回数。 何らかのエラーによって呼び出しに失敗すると、cinderclient は数秒スリープした後に呼び出しを指定の回数までリトライします。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | サービスカタログから cinder サービスを検索する際のリージョン名。
これは、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | cinder ボリュームの遷移が完了するまで待機する時間(秒単位)。
ボリュームデータの読み取り/書き込みを行うために、cinder ボリュームを作成、削除、または glance ノードにアタッチすると、ボリュームの状態が変更されます。たとえば、新規作成されたボリュームのステータスは、作成プロセスの完了後に 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | cinder 認証サービスがリッスンしているアドレス。
これらのオプションのいずれかが設定されていない場合、cinder エンドポイントはサービスカタログから検索され、現在のコンテキストのユーザーとプロジェクトが使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | cinder に対して認証を行うユーザーのパスワード。 このオプションは、以下の関連オプションすべてと共に使用する必要があります。これらのいずれかが指定されていない場合は、現在のコンテキストのユーザーが使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | cinder にイメージボリュームが保存されるプロジェクト名。 この設定オプションが設定されていない場合は、現在のコンテキストのプロジェクトが使用されます。 このオプションは、以下の関連オプションすべてと共に使用する必要があります。これらのいずれかが指定されていない場合は、現在のコンテキストのプロジェクトが使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | cinder に対して認証を行うためのユーザー名。 このオプションは、以下の関連オプションすべてと共に使用する必要があります。これらのいずれかが指定されていない場合は、現在のコンテキストのユーザーが使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | cinder でのボリュームの作成に使用されるボリューム種別。 一部の cinder バックエンドには、ストレージの使用を最適化するための複数のボリューム種別が含まれる場合があります。このオプションを追加すると、運用者はイメージに対して最適化できる特定のボリューム種別を cinder で選択することができます。 これが設定されていない場合には、cinder 設定で指定したデフォルトのボリューム種別がボリュームの作成に使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | root としてコマンドを実行するのに使用する rootwrap 設定ファイルへのパス。 cinder ストアでは、イメージボリュームを操作するのに root 権限が必要です(iSCSI/FC ボリュームへの接続、ボリュームデータの読み取り/書き込みのためなど)。設定ファイルでは、cinder ストアおよび os-brick ライブラリーによる必要なコマンドを許可する必要があります。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
3.1.3. cors
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [cors]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| ブール値 | 実際の要求にユーザーの認証情報を含めることができることを示します。 |
| リスト値 | 実際の要求時に使用されるヘッダーフィールド名を示します。 |
| リスト値 | 実際の要求時に使用できるメソッドを示します。 |
| リスト値 | このリソースがリクエストの「origin"」ヘッダーで受信したドメインと共有されるかどうかを示します。形式:"<protocol>://<host>[:<port>]" (行末のスラッシュなし)例:https://horizon.example.com |
| リスト値 | API に安全に公開できるヘッダーを示します。デフォルトは HTTP Simple ヘッダーです。 |
| 整数値 | CORS プリフライトリクエストの最大キャッシュ期間。 |
3.1.4. database
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [database]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| 文字列値 | データベースに使用するバックエンド。 |
| 文字列値 | データベースへの接続に使用する SQLAlchemy 接続文字列。 |
| 整数値 | SQL デバッグ情報の詳細レベル: 0=None, 100=Everything |
`connection_parameters = ` | 文字列値 | 接続時に接続 URL に追加するオプションの URL パラメーター。param1=value1¶m2=value2&… として指定します。 |
| 整数値 | この秒数より長く接続プールに存在していた接続は、次にプールからチェックアウトされたときに新しい接続に置き換えられます。 |
| ブール値 | Python スタックトレースをコメント文字列として SQL に追加します。 |
| ブール値 | True の場合には、db_max_retry_interval までのデータベース操作の再試行回数を長くします。 |
| 整数値 | エラーが発生する前に接続エラーまたはデッドロックが発生した場合の最大再試行。再試行回数を無限に指定するには -1 に設定します。 |
| 整数値 | db_inc_retry_interval が設定されている場合は、データベース操作を再試行するまでの最大秒数です。 |
| 整数値 | データベーストランザクションの再試行間の秒数。 |
| 整数値 | 設定されている場合、この値を SQLAlchemy で max_overflow に使用します。 |
| 整数値 | プールに開いたままにする SQL 接続の最大数。値を 0 に設定すると無制限を意味します。 |
| 整数値 | 起動時のデータベース接続の最大再試行数。再試行回数を無限に指定するには -1 に設定します。 |
| 整数値 | プールに開いたままにする SQL コネクションの最小数。 |
| ブール値 | True の場合には、MySQL Cluster (NDB) の処理のサポートを透過的に有効にします。 |
| 文字列値 | MySQL セッションに使用する SQL モード。このオプション (デフォルトを含む) は、サーバーセット SQL モードを上書きします。サーバー設定で設定された SQL モードを使用するには、これを no value に設定します。例: mysql_sql_mode= |
| 整数値 | 設定されている場合は、この値を SQLAlchemy で pool_timeout に使用します。 |
| 整数値 | SQL 接続を開く再試行の間隔。 |
| 文字列値 | スレーブデータベースへの接続に使用する SQLAlchemy 接続文字列。 |
| ブール値 | True の場合、SQLite は同期モードを使用します。 |
| ブール値 | 失われた接続でデータベースの実験的な使用を有効にします。 |
| ブール値 | すべての DB API 呼び出しのスレッドプールの実験的な使用を有効にします。 |
3.1.5. file
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [file]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| 整数値 | チャンクサイズ(バイト単位)。 イメージファイルの読み取り/書き込み時に使用されるチャンクサイズ。この値を大きくするとスループットが向上しますが、大量のリクエストを処理する際にメモリー使用量が若干増加する場合もあります。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | ファイルシステムのバックエンドストアがイメージを書き込むディレクトリー。
起動時に、Glance はディレクトリーが存在しない場合は作成し、 注記
このディレクトリーは、ファイルシステムストアがストレージバックエンドとして使用される場合にのみ使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 多値 | ファイルシステムのバックエンドストアがイメージを書き込むディレクトリーとその優先順位の一覧。
複数のストアディレクトリーを持つファイルシステムストアの設定に関する詳細は、https://docs.openstack.org/glance/latest/configuration/configuring.htmlを参照してください。 注記
このディレクトリーは、ファイルシステムストアがストレージバックエンドとして使用される場合にのみ使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | イメージファイルへのファイルアクセスパーミッション。 イメージデータへの目的のファイルアクセスパーミッションを設定します。これにより、Nova などの他のサービスがファイルシステムストアから直接イメージを使用できるようにすることができます。アクセスが付与されるサービスを実行中のユーザーは、作成されるファイルを所有しているグループのメンバーにすることができます。この設定オプションにゼロ以下の値を割り当てることは、デフォルトのパーミッションに変更が加えられないことを意味します。この値は、8 進数の数字としてデコードされます。 詳細は、https://docs.openstack.org/glance/latest/configuration/configuring.htmlのドキュメントを参照してください。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | ファイルシステムストアのメタデータファイル。
ファイルシステムストアに関連付けられた場所と共に返されるメタデータが含まれるファイルへのパス。このファイルには、有効な JSON オブジェクトが含まれている必要があります。オブジェクトには、キー 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
3.1.6. glance.store.http.store
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [glance.store.http.store]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| dict 値 | リモートサーバーへの接続に使用する http/https プロキシー情報。 この設定オプションは、リモートサーバーへの接続に使用する必要のある http/https プロキシー情報を指定します。プロキシー情報は、スキームとプロキシーのキー/値のペアにする必要があります(例:http:10.0.0.1:3128)。また、キーと値のペアをコンマで区切ることで、複数のスキームのプロキシーを指定することもできます(例: http:10.0.0.1:3128, https:10.0.0.1:1080)。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | CA バンドルファイルへのパス。
この設定オプションにより、運用者はカスタム認証局ファイルを使用してリモートサーバー証明書を検証できます。このオプションを設定すると、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ブール値 | リモートサーバー証明書の検証を設定します。 この設定オプションはブール値を取り、リモートサーバーの証明書を検証するかどうかを決定します。True に設定すると、リモートサーバー証明書は検証されません。このオプションが False に設定されている場合、デフォルトの CA トラストストアが検証に使用されます。
このオプションは、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
3.1.7. glance.store.rbd.store
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [glance.store.rbd.store]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| 整数値 | Ceph クラスターに接続する際のタイムアウト値。 この設定オプションは、Ceph クラスターに接続する際に使用されるタイムアウト値(秒単位)を取ります。つまり、接続を閉じるまで glance-api が待機する時間を設定します。これにより、RBD への接続中に glance-api がハングアップするのを防ぐことができます。このオプションの値を 0 以下に設定すると、タイムアウトは設定されず、デフォルトの librados 値が使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | Ceph 設定ファイルへのパス。 この設定オプションは、使用される Ceph 設定ファイルへのパスを取ります。このオプションの値がユーザーによって設定されていない場合や、None に設定されている場合、librados は /etc/ceph/ceph.conf にあるデフォルトの設定ファイルの場所を特定します。Cephx 認証を使用する場合、このファイルのclient.<USER>セクションに適切なキーリングへの参照を含める必要があります。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | RADOS イメージをチャンクに分割する際のサイズ(メガバイト単位)。 Glance イメージをチャンクに分割する際のサイズ(メガバイト単位)を表す整数値を指定します。デフォルトのチャンクサイズは 8 メガバイトです。最適なパフォーマンスを得るには、値は 2 の累乗でなければなりません。 Ceph の RBD オブジェクトストレージシステムを Glance イメージを保存するためのストレージバックエンドとして使用する場合、イメージはこのオプションを使用して設定されるサイズのオブジェクトに分割されます。これらの分割されたオブジェクトは、分散ブロックデータストア全体に保存され、Glance に使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | イメージが保存される RADOS プール。
RBD を Glance イメージを保存するためのストレージバックエンドとして使用する場合、イメージは RBD ストレージバックエンドの詳細は、http://ceph.com/planet/how-data-is-stored-in-ceph-cluster/を参照してください。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | 認証する RADOS ユーザー。 この設定オプションは、認証する RADOS ユーザーを設定します。このオプションは RADOS 認証が有効になっている場合にのみ必要で、ユーザーが Cephx 認証を使用している場合にのみ適用されます。このオプションの値がユーザーによって設定されていない場合や、None に設定されている場合には、デフォルト値が選択されます。これは、rbd_store_ceph_conf の client. セクションに基づきます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
3.1.8. glance.store.sheepdog.store
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [glance.store.sheepdog.store]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| ホストのアドレス値 | Sheepdog デーモンのバインド先のアドレス。 Sheepdog デーモンのバインド先のアドレスを表す文字列値を指定します。sheep に設定されたデフォルトのアドレスは 127.0.0.1 です。
Sheepdog デーモン(sheepdog) は、ストレージネットワーク全体でオブジェクトを書き込むことによって分散クラスター内のストレージを管理します。これは、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | Sheepdog データストアに保存されるイメージのチャンクサイズ。 Glance イメージをチャンクに分割する際のメビバイト(1048576バイト)単位のサイズを表す整数値を指定します。デフォルトのチャンクサイズは 64 メビバイトです。 Sheepdog 分散ストレージシステムを使用する場合、イメージはこのサイズのオブジェクトに分割され、分散データストア全体に保存され、Glance に使用されます。 チャンクサイズが2 の累乗の場合、断片化を回避し、パフォーマンスを向上させるのに役立ちます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ポート値 | sheep デーモンがリッスンするポート番号。 Sheepdog デーモンがリッスンする有効なポート番号を表す整数値を指定します。デフォルトのポートは 7000 です。
Sheepdog デーモン(sheepdog) は、ストレージネットワーク全体でオブジェクトを書き込むことによって分散クラスター内のストレージを管理します。これは、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
3.1.9. glance.store.swift.store
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [glance.store.swift.store]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| 文字列値 | デフォルトの Swift アカウント/バッキングストアパラメーターへの参照。 イメージストレージに swift アカウント/バッキングストアを使用するのに必要なデフォルトのパラメーターセットへの参照を表す文字列値を指定します。この設定オプションのデフォルト参照値は ref1 です。この設定オプションはパラメーターを逆参照し、新しいイメージが追加されるたびに Swift ストレージバックエンドでのイメージ保管を容易にします。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ブール値 | Swift にアップロードする前にイメージのセグメントをバッファー処理します。 swift へのアップロード中に Glance がイメージデータをディスクにバッファーするかどうかを指定するブール値を指定します。これにより、Glance はエラー時にアップロードを再開できます。
注記: このオプションを有効にすると、API ノードでのディスク使用量が増えるため、十分な注意を払う必要があります。ファイルシステムの設定状況によっては、バッファー処理に使用されるディスク領域により、glance イメージキャッシュに利用可能な実際のディスク容量が減る可能性があることに注意してください。ディスク使用率は、式 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| リスト値 | 管理者アクセスが付与されるテナントの一覧。 これは、マルチテナントモードの Glance によって作成されたすべての Swift コンテナーでの読み取り/書き込みアクセスが付与されるテナントの一覧です。デフォルト値は空のリストです。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | Swift 認証サービスがリッスンしているアドレス。 |
| ブール値 | サーバー証明書の検証を設定します。 このブール値は、サーバー証明書を検証するかどうかを決定します。このオプションが True に設定されている場合、swiftclient は認証時に有効な SSL 証明書かどうかをチェックしません。このオプションが False に設定されている場合、デフォルトの CA トラストストアが検証に使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | 使用する認証サービスのバージョン。有効なバージョンは、keystone の場合は 2 および 3で、swauth および rackspace の場合は1(非推奨)です。 |
| 文字列値 | CA バンドルファイルへのパス。 この設定オプションにより、運用者は Swift に接続する際の SSL 検証用のカスタム認証局ファイルへのパスを指定できます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | swift アカウント設定が含まれるファイルへの絶対パス。 設定済みの各 Swift アカウント/バッキングストアへの参照を持つ設定ファイルへのパスを表す文字列値を含めます。デフォルトでは、ファイルパスが指定されておらず、カスタマイズされた Swift 参照は無効になっています。データベースへの認証情報の保存を回避するため、このオプションを設定することは、イメージストレージに Swift ストレージバックエンドを使用する際に強く推奨されます。 注記
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | イメージを保存するための単一のコンテナーの名前/複数のコンテナーの名前のプレフィックス
1 つのコンテナーを使用してイメージを保存する場合、この設定オプションは、すべてのイメージの保存に使用される Glance アカウント内のコンテナーを示します。複数のコンテナーがイメージの保存に使用される場合、これはすべてのコンテナーの名前のプレフィックスになります。単一/複数コンテナーの使用は、設定オプション
複数のコンテナーを使用する場合、コンテナーの名前は、この設定オプションに設定された値をベースに、イメージ UUID の最初の N 文字をアンダースコアで区切られたサフィックスとして指定されます(N は
例:シードが 3 でswift_store_container = 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ブール値 | イメージのアップロード時に、コンテナーを作成します(まだ存在しない場合)。 イメージのアップロード時に、対応するコンテナーが存在しない場合は、この設定オプションが True に設定されている場合に作成されます。デフォルトでは、コンテナーは作成されません。この動作は、単一および複数コンテナーモードの両方に適用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | Swift バックエンドストレージに使用する URL エンドポイント。
Glance イメージを Swift ストアに格納するために使用する URL エンドポイントを表す文字列値を指定します。デフォルトでは、エンドポイントは設定されず、 注記 URL には、コンテナーまでのパスを含める必要がありますが、コンテナーそのものは除外します。オブジェクトの場所は、コンテナーおよびオブジェクトを設定した URL に追加すると得られます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | Swift サービスのエンドポイント種別。 この文字列値は、Swift エンドポイントの取得に使用するエンドポイント種別を示します。エンドポイント種別により、ユーザーが実行できるアクション(たとえば、ストアの読み取りおよび書き込み)が決定されます。この設定は、swift_store_auth_version が 1 よりも大きい場合にのみ使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | 現在のトークンの有効期限が過ぎる前に新しいトークンが要求される可能性があるウィンドウのサイズを定義する時間(秒単位)。 通常、Swift ストレージドライバーは、現在のトークンの有効期限が過ぎた時に新しいトークンを取得して、Swift へのアクセスを継続させます。ただし、処理中にトークンが期限切れになると、一部の Swift トランザクション(イメージのセグメントのアップロードなど)が適切に復元されないことがあります。 したがって、現在のトークンの有効期限前に新しいトークンを取得することにより、トランザクションを試行する前にトークンが失効したり期限切れに近づいたりしないようにします。デフォルトでは、Swift ストレージドライバーは、現在のトークンの有効期限の 60 秒前から新しいトークンを要求します。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | Swift 認証サービスに対して認証するユーザーの認証鍵。 |
| 整数値 | イメージデータがセグメント化される際のセグメントの最大サイズ(MB単位)。
Swift クラスターによって適用される上限を上回るイメージをアップロードするためにイメージデータがセグメント化される場合、イメージデータはこの設定オプションで指定されるサイズ以下のセグメントに分割されます。詳細は、
たとえば、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | サイズしきい値(MB 単位)。これを超えると、Glance はイメージデータのセグメント化を開始します。 Swift では、アップロードされる単一のオブジェクトのサイズに上限があります。デフォルトでは、これは 5 GB です。この制限を超えるオブジェクトをアップロードするには、オブジェクトをマニフェストファイルと関連付けられる複数の小さなオブジェクトにセグメント化します。詳細は、https://docs.openstack.org/swift/latest/overview_large_objects.htmlを参照してください。 この設定オプションは、サイズのしきい値を指定します。これを超えると、Swift ドライバーはイメージデータを複数の小さなファイルにセグメント化する処理を開始します。現在、Swift ドライバーは Dynamic Large Objects の作成のみをサポートしています。 注記 これは、該当するSwift クラスターによって適用される大型オブジェクトの制限を考慮して設定する必要があります。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ブール値 | イメージをテナントの Swift アカウントに保存します。 これにより、マルチテナントストレージモードが有効になり、Glance イメージがテナント固有の Swift アカウントに保存されます。これが無効になっていると、Glance はすべてのイメージを独自のアカウントに保存します。マルチテナントストアの詳細については、https://wiki.openstack.org/wiki/GlanceSwiftTenantSpecificStorageを参照してください。 注記 マルチテナントの swift ストアを使用している場合は、swift_store_config_file オプションで swift 設定ファイルを設定しないようにしてください。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | イメージの保存に使用するコンテナーの数を示すシード。 単一テナントストアを使用する場合は、イメージを 1 つ以上のコンテナーに保存できます。0 に設定すると、すべてのイメージが 1 つのコンテナーに保存されます。1 から 32 の整数値に設定すると、イメージの保存に複数のコンテナーが使用されます。この設定オプションにより、作成されるコンテナーの数が決まります。使用されるコンテナーの合計数は 16^N となるため、この設定オプションが 2 に設定されている場合は、イメージの保存に 16^2=256 のコンテナーが使用されます。
命名規則に関する詳細は、 注記 このオプションは、swift_store_multi_tenant が無効になっている場合にのみ使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | Glance が使用する Swift エンドポイントのリージョン。 Glance がイメージの保存のために接続できる Swift リージョンを表す文字列値を指定します。デフォルトでは、リージョンは設定されません。
Glance がストレージバックエンドとして Swift を使用して複数のエンドポイントを持つ特定のテナントのイメージを保存する場合、 このオプションは、単一テナントおよびマルチテナントストレージの両方に対して設定できます。 注記
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | Swift のダウンロードがリトライされる回数。これを超えると、リクエストは失敗します。
エラーが発生する前にイメージのダウンロードをリトライする必要のある回数を表す整数値を指定します。デフォルト値はゼロです(イメージのダウンロードに失敗した場合、リトライされません)。正の整数値に設定すると、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | 使用する Swift サービスの種別。
Swift バックエンドストレージの使用中、イメージの保存に使用するサービス種別を表す文字列値を指定します。デフォルトのサービス種別は 注記
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ブール値 | HTTPS Swift リクエストの SSL レイヤーの圧縮。 SSL レイヤーでイメージの HTTPS Swift リクエストを圧縮するかどうかを決定するブール値を指定します。デフォルトでは、圧縮は有効になっています。 Swift を Glance イメージストレージのバックエンドストアとして使用する場合は、このオプションを使用して HTTPS Swift リクエストの SSL レイヤーの圧縮を設定できます。False に設定すると、HTTPS Swift リクエストの SSL レイヤーの圧縮は無効になります。このオプションを無効にすると、すでに圧縮された形式のイメージ(qcow2 など)に関するパフォーマンスが向上します。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ブール値 | マルチテナント Swift ストアの信頼を使用します。 マルチテナントストアが使用されている場合に、このオプションは、各追加/取得リクエストに対して信頼を作成するように Swift ストアに指示します。信頼を使用すると、Swift ストアは、データのアップロードまたはダウンロード中に、認証トークンの失効により発生する可能性がある問題を回避できます。
デフォルトでは、 注記
このオプションは、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | Swift 認証サービスに対して認証するユーザー。 |
| 文字列値 | Swift にアップロードする前にイメージセグメントをバッファー処理するディレクトリー。 イメージセグメントが swift にアップロードされる前に一時的にバッファー処理される、glance ノード上のディレクトリーへの絶対パスを表す文字列値を指定します。
注記: * これは、設定オプション 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
3.1.10. glance.store.vmware_datastore.store
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [glance.store.vmware_datastore.store]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| 整数値 | VMware API のリトライ回数。 この設定オプションは、接続関連の問題またはサーバー API 呼び出しのオーバーロード時に VMware ESX/VC サーバー API をリトライする回数を指定します。retry forever は指定できません。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | CA バンドルファイルへの絶対パス。 この設定オプションにより、運用者はカスタム認証局ファイルを使用してESX/vCenter証明書を検証できます。 このオプションを設定すると、"vmware_insecure" オプションは無視され、指定された CA ファイルがESX/vCenterサーバー証明書の認証に使用され、サーバーへのセキュアな接続が確立されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 多値 | イメージを保存できるデータストア。 この設定オプションは、VMWare ストアのバックエンドでイメージを保存できるデータストアを指定します。このオプションは、複数のデータストアを指定するために複数回指定できます。データストア名は、データセンターのパスの後に「:」で区切って指定する必要があります。オプションの重みをデータストア名の後に再度「:」で区切って指定して、優先順位を指定できます。したがって、必要な形式は <datacenter_path>:<datastore_name>:<optional_weight> になります。 イメージを追加する場合、イメージサイズが既知の場合に利用可能な空き領域が十分にない場合を除き、最も高い重みを持つデータストアが選択されます。重みが指定されない場合、これはゼロであると仮定され、ディレクトリーは最後に選択のために考慮されます。複数のデータストアの重みが同じ場合は、利用可能な空き領域が最も多いデータストアが選択されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:* なし |
| ブール値 | ESX/vCenter サーバー証明書の検証を設定します。 この設定オプションはブール値を取り、ESX/vCenterサーバーの証明書を検証するかどうかを決定します。このオプションが True に設定されている場合、ESX/vCenter サーバー証明書は検証されません。このオプションが False に設定されている場合、デフォルトの CA トラストストアが検証に使用されます。 このオプションは、「vmware_ca_file」オプションが設定されている場合は無視されます。その場合、ESX/vCenter サーバー証明書は、"vmware_ca_file" オプションで指定したファイルを使用して検証されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ホストのアドレス値 | ESX/ESXi または vCenter サーバーターゲットシステムのアドレス。 この設定オプションは、ESX/ESXi または vCenter サーバーターゲットシステムのアドレスを設定します。このオプションは、VMware ストレージバックエンドを使用する場合に必要です。アドレスには、IP アドレス(127.0.0.1)または DNS 名(www.my-domain.com)を含めることができます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | サーバーのパスワード。 この設定オプションは、VMware ESX/ESXi または vCenter サーバーとの認証用のパスワードを取ります。このオプションは、VMware ストレージバックエンドを使用する場合に必要です。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | サーバーのユーザー名。 この設定オプションは、VMware ESX/ESXi または vCenter サーバーとの認証用のユーザー名を取ります。このオプションは、VMware ストレージバックエンドを使用する場合に必要です。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | データストアでglance イメージが保存されるディレクトリー。 この設定オプションは、VMware データストアでglance イメージが保存されるディレクトリーへのパスを指定します。このオプションが設定されていない場合には、glance イメージが保存されるデフォルトのディレクトリーは openstack_glance になります。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | VMware ESX/VC サーバーで呼び出されたリモートタスクをポーリングする間隔 (秒単位)。 この設定オプションは、VMWare ESX/VC サーバー API 呼び出しの一部として、処理中の非同期タスクをポーリングする際のスリープ時間(秒単位)を取ります。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
3.1.11. glance_store
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [glance_store]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| ブール値 | cinder に対するセキュアではない SSL リクエストの実行を許可します。
このオプションが True に設定されている場合、HTTPS エンドポイント接続は 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | cinder クライアントリクエストに使用する CA 証明書ファイルの場所。
CA 証明書ファイルが設定されている場合、指定されたファイルが、HTTPS エンドポイントを使用した cinder 接続の検証に使用されます。エンドポイントが HTTP の場合、この値は無視されます。検証を有効にするには、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | サービスカタログで cinder を検索する際に照合する情報。
サービスカタログは、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | cinder エンドポイントのテンプレートでサービスカタログの検索を上書きします。
このオプションを設定すると、サービスカタログから検索するのではなく、この値を使用してcinder エンドポイントが生成されます。
この設定オプションが設定されている場合、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | 失敗した http 呼び出しでの cinderclient のリトライ回数。 何らかのエラーによって呼び出しに失敗すると、cinderclient は数秒スリープした後に呼び出しを指定の回数までリトライします。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | サービスカタログから cinder サービスを検索する際のリージョン名。
これは、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | cinder ボリュームの遷移が完了するまで待機する時間(秒単位)。
ボリュームデータの読み取り/書き込みを行うために、cinder ボリュームを作成、削除、または glance ノードにアタッチすると、ボリュームの状態が変更されます。たとえば、新規作成されたボリュームのステータスは、作成プロセスの完了後に 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | cinder 認証サービスがリッスンしているアドレス。
これらのオプションのいずれかが設定されていない場合、cinder エンドポイントはサービスカタログから検索され、現在のコンテキストのユーザーとプロジェクトが使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | cinder に対して認証を行うユーザーのパスワード。 このオプションは、以下の関連オプションすべてと共に使用する必要があります。これらのいずれかが指定されていない場合は、現在のコンテキストのユーザーが使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | cinder にイメージボリュームが保存されるプロジェクト名。 この設定オプションが設定されていない場合は、現在のコンテキストのプロジェクトが使用されます。 このオプションは、以下の関連オプションすべてと共に使用する必要があります。これらのいずれかが指定されていない場合は、現在のコンテキストのプロジェクトが使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | cinder に対して認証を行うためのユーザー名。 このオプションは、以下の関連オプションすべてと共に使用する必要があります。これらのいずれかが指定されていない場合は、現在のコンテキストのユーザーが使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | cinder でのボリュームの作成に使用されるボリューム種別。 一部の cinder バックエンドには、ストレージの使用を最適化するための複数のボリューム種別が含まれる場合があります。このオプションを追加すると、運用者はイメージに対して最適化できる特定のボリューム種別を cinder で選択することができます。 これが設定されていない場合には、cinder 設定で指定したデフォルトのボリューム種別がボリュームの作成に使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | イメージの保存に使用するデフォルトのスキーム。 イメージの保存に使用するデフォルトのスキームを表す文字列値を指定します。設定されていない場合、Glance API サービスは起動に失敗します。 関連するオプション:
|
| 文字列値 | イメージの保存に使用するデフォルトのスキーム。
イメージの保存に使用するデフォルトのスキームを表す文字列値を指定します。設定されていない場合、Glance は 注記
この設定オプションに指定する値は、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | デフォルトの Swift アカウント/バッキングストアパラメーターへの参照。 イメージストレージに swift アカウント/バッキングストアを使用するのに必要なデフォルトのパラメーターセットへの参照を表す文字列値を指定します。この設定オプションのデフォルト参照値は ref1 です。この設定オプションはパラメーターを逆参照し、新しいイメージが追加されるたびに Swift ストレージバックエンドでのイメージ保管を容易にします。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 整数値 | チャンクサイズ(バイト単位)。 イメージファイルの読み取り/書き込み時に使用されるチャンクサイズ。この値を大きくするとスループットが向上しますが、大量のリクエストを処理する際にメモリー使用量が若干増加する場合もあります。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 文字列値 | ファイルシステムのバックエンドストアがイメージを書き込むディレクトリー。
起動時に、Glance はディレクトリーが存在しない場合は作成し、 注記
このディレクトリーは、ファイルシステムストアがストレージバックエンドとして使用される場合にのみ使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 多値 | ファイルシステムのバックエンドストアがイメージを書き込むディレクトリーとその優先順位の一覧。
複数のストアディレクトリーを持つファイルシステムストアの設定に関する詳細は、https://docs.openstack.org/glance/latest/configuration/configuring.htmlを参照してください。 注記
このディレクトリーは、ファイルシステムストアがストレージバックエンドとして使用される場合にのみ使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 整数値 | イメージファイルへのファイルアクセスパーミッション。 イメージデータへの目的のファイルアクセスパーミッションを設定します。これにより、Nova などの他のサービスがファイルシステムストアから直接イメージを使用できるようにすることができます。アクセスが付与されるサービスを実行中のユーザーは、作成されるファイルを所有しているグループのメンバーにすることができます。この設定オプションにゼロ以下の値を割り当てることは、デフォルトのパーミッションに変更が加えられないことを意味します。この値は、8 進数の数字としてデコードされます。 詳細は、https://docs.openstack.org/glance/latest/configuration/configuring.htmlのドキュメントを参照してください。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 文字列値 | ファイルシステムストアのメタデータファイル。
ファイルシステムストアに関連付けられた場所と共に返されるメタデータが含まれるファイルへのパス。このファイルには、有効な JSON オブジェクトが含まれている必要があります。オブジェクトには、キー 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| dict 値 | リモートサーバーへの接続に使用する http/https プロキシー情報。 この設定オプションは、リモートサーバーへの接続に使用する必要のある http/https プロキシー情報を指定します。プロキシー情報は、スキームとプロキシーのキー/値のペアにする必要があります(例:http:10.0.0.1:3128)。また、キーと値のペアをコンマで区切ることで、複数のスキームのプロキシーを指定することもできます(例: http:10.0.0.1:3128, https:10.0.0.1:1080)。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 文字列値 | CA バンドルファイルへのパス。
この設定オプションにより、運用者はカスタム認証局ファイルを使用してリモートサーバー証明書を検証できます。このオプションを設定すると、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| ブール値 | リモートサーバー証明書の検証を設定します。 この設定オプションはブール値を取り、リモートサーバーの証明書を検証するかどうかを決定します。True に設定すると、リモートサーバー証明書は検証されません。このオプションが False に設定されている場合、デフォルトの CA トラストストアが検証に使用されます。
このオプションは、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 整数値 | Ceph クラスターに接続する際のタイムアウト値。 この設定オプションは、Ceph クラスターに接続する際に使用されるタイムアウト値(秒単位)を取ります。つまり、接続を閉じるまで glance-api が待機する時間を設定します。これにより、RBD への接続中に glance-api がハングアップするのを防ぐことができます。このオプションの値を 0 以下に設定すると、タイムアウトは設定されず、デフォルトの librados 値が使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 文字列値 | Ceph 設定ファイルへのパス。 この設定オプションは、使用される Ceph 設定ファイルへのパスを取ります。このオプションの値がユーザーによって設定されていない場合や、None に設定されている場合、librados は /etc/ceph/ceph.conf にあるデフォルトの設定ファイルの場所を特定します。Cephx 認証を使用する場合、このファイルのclient.<USER>セクションに適切なキーリングへの参照を含める必要があります。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 整数値 | RADOS イメージをチャンクに分割する際のサイズ(メガバイト単位)。 Glance イメージをチャンクに分割する際のサイズ(メガバイト単位)を表す整数値を指定します。デフォルトのチャンクサイズは 8 メガバイトです。最適なパフォーマンスを得るには、値は 2 の累乗でなければなりません。 Ceph の RBD オブジェクトストレージシステムを Glance イメージを保存するためのストレージバックエンドとして使用する場合、イメージはこのオプションを使用して設定されるサイズのオブジェクトに分割されます。これらの分割されたオブジェクトは、分散ブロックデータストア全体に保存され、Glance に使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 文字列値 | イメージが保存される RADOS プール。
RBD を Glance イメージを保存するためのストレージバックエンドとして使用する場合、イメージは RBD ストレージバックエンドの詳細は、http://ceph.com/planet/how-data-is-stored-in-ceph-cluster/を参照してください。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 文字列値 | 認証する RADOS ユーザー。 この設定オプションは、認証する RADOS ユーザーを設定します。このオプションは RADOS 認証が有効になっている場合にのみ必要で、ユーザーが Cephx 認証を使用している場合にのみ適用されます。このオプションの値がユーザーによって設定されていない場合や、None に設定されている場合には、デフォルト値が選択されます。これは、rbd_store_ceph_conf の client. セクションに基づきます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 文字列値 | root としてコマンドを実行するのに使用する rootwrap 設定ファイルへのパス。 cinder ストアでは、イメージボリュームを操作するのに root 権限が必要です(iSCSI/FC ボリュームへの接続、ボリュームデータの読み取り/書き込みのためなど)。設定ファイルでは、cinder ストアおよび os-brick ライブラリーによる必要なコマンドを許可する必要があります。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| ホストのアドレス値 | Sheepdog デーモンのバインド先のアドレス。 Sheepdog デーモンのバインド先のアドレスを表す文字列値を指定します。sheep に設定されたデフォルトのアドレスは 127.0.0.1 です。
Sheepdog デーモン(sheepdog) は、ストレージネットワーク全体でオブジェクトを書き込むことによって分散クラスター内のストレージを管理します。これは、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 整数値 | Sheepdog データストアに保存されるイメージのチャンクサイズ。 Glance イメージをチャンクに分割する際のメビバイト(1048576バイト)単位のサイズを表す整数値を指定します。デフォルトのチャンクサイズは 64 メビバイトです。 Sheepdog 分散ストレージシステムを使用する場合、イメージはこのサイズのオブジェクトに分割され、分散データストア全体に保存され、Glance に使用されます。 チャンクサイズが2 の累乗の場合、断片化を回避し、パフォーマンスを向上させるのに役立ちます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| ポート値 | sheep デーモンがリッスンするポート番号。 Sheepdog デーモンがリッスンする有効なポート番号を表す整数値を指定します。デフォルトのポートは 7000 です。
Sheepdog デーモン(sheepdog) は、ストレージネットワーク全体でオブジェクトを書き込むことによって分散クラスター内のストレージを管理します。これは、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 整数値 | 現在のバックエンドステータスに基づいて動的ストレージ機能を更新する最小間隔(秒単位)。
ストレージバックエンドの動的ストレージ機能の更新を試行するまでの最小間隔を秒単位で指定する期間を秒単位で指定します。 デフォルトでは、このオプションはゼロに設定されており、無効になっています。このオプションを有効にするには、ゼロよりも大きい整数値を指定します。 注記 1: ストア機能と更新の詳細については、https://specs.openstack.org/openstack/glance-specs/specs/kilo/store-capabilities.htmlを参照してください。 デプロイメントに特定のストアを設定し、この機能の使用を支援する方法は、https://docs.openstack.org/glance_store/latest/user/drivers.htmlに記載されているストレージドライバーのメンテナーにお問い合わせください。 注記 2: 上記の動的ストア更新機能は、現在のストアドライバーでは実装されません。したがって、このオプションは ANY WarehouseG(および全くない)ではありません。Stein 開発サイクルの初期段階で削除される予定です。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| リスト値 | 有効な Glance ストアの一覧。
ディスクイメージを格納するために使用するストレージバックエンドを、コンマ区切りリストとして登録します。Glance でのディスクイメージの保存用に有効化されたデフォルトのストアは、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| ブール値 | Swift にアップロードする前にイメージのセグメントをバッファー処理します。 swift へのアップロード中に Glance がイメージデータをディスクにバッファーするかどうかを指定するブール値を指定します。これにより、Glance はエラー時にアップロードを再開できます。
注記: このオプションを有効にすると、API ノードでのディスク使用量が増えるため、十分な注意を払う必要があります。ファイルシステムの設定状況によっては、バッファー処理に使用されるディスク領域により、glance イメージキャッシュに利用可能な実際のディスク容量が減る可能性があることに注意してください。ディスク使用率は、式 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| リスト値 | 管理者アクセスが付与されるテナントの一覧。 これは、マルチテナントモードの Glance によって作成されたすべての Swift コンテナーでの読み取り/書き込みアクセスが付与されるテナントの一覧です。デフォルト値は空のリストです。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 文字列値 | Swift 認証サービスがリッスンしているアドレス。 |
| ブール値 | サーバー証明書の検証を設定します。 このブール値は、サーバー証明書を検証するかどうかを決定します。このオプションが True に設定されている場合、swiftclient は認証時に有効な SSL 証明書かどうかをチェックしません。このオプションが False に設定されている場合、デフォルトの CA トラストストアが検証に使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 文字列値 | 使用する認証サービスのバージョン。有効なバージョンは、keystone の場合は 2 および 3で、swauth および rackspace の場合は1(非推奨)です。 |
| 文字列値 | CA バンドルファイルへのパス。 この設定オプションにより、運用者は Swift に接続する際の SSL 検証用のカスタム認証局ファイルへのパスを指定できます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 文字列値 | swift アカウント設定が含まれるファイルへの絶対パス。 設定済みの各 Swift アカウント/バッキングストアへの参照を持つ設定ファイルへのパスを表す文字列値を含めます。デフォルトでは、ファイルパスが指定されておらず、カスタマイズされた Swift 参照は無効になっています。データベースへの認証情報の保存を回避するため、このオプションを設定することは、イメージストレージに Swift ストレージバックエンドを使用する際に強く推奨されます。 注記
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 文字列値 | イメージを保存するための単一のコンテナーの名前/複数のコンテナーの名前のプレフィックス
1 つのコンテナーを使用してイメージを保存する場合、この設定オプションは、すべてのイメージの保存に使用される Glance アカウント内のコンテナーを示します。複数のコンテナーがイメージの保存に使用される場合、これはすべてのコンテナーの名前のプレフィックスになります。単一/複数コンテナーの使用は、設定オプション
複数のコンテナーを使用する場合、コンテナーの名前は、この設定オプションに設定された値をベースに、イメージ UUID の最初の N 文字をアンダースコアで区切られたサフィックスとして指定されます(N は
例:シードが 3 でswift_store_container = 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| ブール値 | イメージのアップロード時に、コンテナーを作成します(まだ存在しない場合)。 イメージのアップロード時に、対応するコンテナーが存在しない場合は、この設定オプションが True に設定されている場合に作成されます。デフォルトでは、コンテナーは作成されません。この動作は、単一および複数コンテナーモードの両方に適用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 文字列値 | Swift バックエンドストレージに使用する URL エンドポイント。
Glance イメージを Swift ストアに格納するために使用する URL エンドポイントを表す文字列値を指定します。デフォルトでは、エンドポイントは設定されず、 注記 URL には、コンテナーまでのパスを含める必要がありますが、コンテナーそのものは除外します。オブジェクトの場所は、コンテナーおよびオブジェクトを設定した URL に追加すると得られます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 文字列値 | Swift サービスのエンドポイント種別。 この文字列値は、Swift エンドポイントの取得に使用するエンドポイント種別を示します。エンドポイント種別により、ユーザーが実行できるアクション(たとえば、ストアの読み取りおよび書き込み)が決定されます。この設定は、swift_store_auth_version が 1 よりも大きい場合にのみ使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 整数値 | 現在のトークンの有効期限が過ぎる前に新しいトークンが要求される可能性があるウィンドウのサイズを定義する時間(秒単位)。 通常、Swift ストレージドライバーは、現在のトークンの有効期限が過ぎた時に新しいトークンを取得して、Swift へのアクセスを継続させます。ただし、処理中にトークンが期限切れになると、一部の Swift トランザクション(イメージのセグメントのアップロードなど)が適切に復元されないことがあります。 したがって、現在のトークンの有効期限前に新しいトークンを取得することにより、トランザクションを試行する前にトークンが失効したり期限切れに近づいたりしないようにします。デフォルトでは、Swift ストレージドライバーは、現在のトークンの有効期限の 60 秒前から新しいトークンを要求します。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 文字列値 | Swift 認証サービスに対して認証するユーザーの認証鍵。 |
| 整数値 | イメージデータがセグメント化される際のセグメントの最大サイズ(MB単位)。
Swift クラスターによって適用される上限を上回るイメージをアップロードするためにイメージデータがセグメント化される場合、イメージデータはこの設定オプションで指定されるサイズ以下のセグメントに分割されます。詳細は、
たとえば、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 整数値 | サイズしきい値(MB 単位)。これを超えると、Glance はイメージデータのセグメント化を開始します。 Swift では、アップロードされる単一のオブジェクトのサイズに上限があります。デフォルトでは、これは 5 GB です。この制限を超えるオブジェクトをアップロードするには、オブジェクトをマニフェストファイルと関連付けられる複数の小さなオブジェクトにセグメント化します。詳細は、https://docs.openstack.org/swift/latest/overview_large_objects.htmlを参照してください。 この設定オプションは、サイズのしきい値を指定します。これを超えると、Swift ドライバーはイメージデータを複数の小さなファイルにセグメント化する処理を開始します。現在、Swift ドライバーは Dynamic Large Objects の作成のみをサポートしています。 注記 これは、該当するSwift クラスターによって適用される大型オブジェクトの制限を考慮して設定する必要があります。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| ブール値 | イメージをテナントの Swift アカウントに保存します。 これにより、マルチテナントストレージモードが有効になり、Glance イメージがテナント固有の Swift アカウントに保存されます。これが無効になっていると、Glance はすべてのイメージを独自のアカウントに保存します。マルチテナントストアの詳細については、https://wiki.openstack.org/wiki/GlanceSwiftTenantSpecificStorageを参照してください。 注記 マルチテナントの swift ストアを使用している場合は、swift_store_config_file オプションで swift 設定ファイルを設定しないようにしてください。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 整数値 | イメージの保存に使用するコンテナーの数を示すシード。 単一テナントストアを使用する場合は、イメージを 1 つ以上のコンテナーに保存できます。0 に設定すると、すべてのイメージが 1 つのコンテナーに保存されます。1 から 32 の整数値に設定すると、イメージの保存に複数のコンテナーが使用されます。この設定オプションにより、作成されるコンテナーの数が決まります。使用されるコンテナーの合計数は 16^N となるため、この設定オプションが 2 に設定されている場合は、イメージの保存に 16^2=256 のコンテナーが使用されます。
命名規則に関する詳細は、 注記 このオプションは、swift_store_multi_tenant が無効になっている場合にのみ使用されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 文字列値 | Glance が使用する Swift エンドポイントのリージョン。 Glance がイメージの保存のために接続できる Swift リージョンを表す文字列値を指定します。デフォルトでは、リージョンは設定されません。
Glance がストレージバックエンドとして Swift を使用して複数のエンドポイントを持つ特定のテナントのイメージを保存する場合、 このオプションは、単一テナントおよびマルチテナントストレージの両方に対して設定できます。 注記
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 整数値 | Swift のダウンロードがリトライされる回数。これを超えると、リクエストは失敗します。
エラーが発生する前にイメージのダウンロードをリトライする必要のある回数を表す整数値を指定します。デフォルト値はゼロです(イメージのダウンロードに失敗した場合、リトライされません)。正の整数値に設定すると、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 文字列値 | 使用する Swift サービスの種別。
Swift バックエンドストレージの使用中、イメージの保存に使用するサービス種別を表す文字列値を指定します。デフォルトのサービス種別は 注記
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| ブール値 | HTTPS Swift リクエストの SSL レイヤーの圧縮。 SSL レイヤーでイメージの HTTPS Swift リクエストを圧縮するかどうかを決定するブール値を指定します。デフォルトでは、圧縮は有効になっています。 Swift を Glance イメージストレージのバックエンドストアとして使用する場合は、このオプションを使用して HTTPS Swift リクエストの SSL レイヤーの圧縮を設定できます。False に設定すると、HTTPS Swift リクエストの SSL レイヤーの圧縮は無効になります。このオプションを無効にすると、すでに圧縮された形式のイメージ(qcow2 など)に関するパフォーマンスが向上します。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| ブール値 | マルチテナント Swift ストアの信頼を使用します。 マルチテナントストアが使用されている場合に、このオプションは、各追加/取得リクエストに対して信頼を作成するように Swift ストアに指示します。信頼を使用すると、Swift ストアは、データのアップロードまたはダウンロード中に、認証トークンの失効により発生する可能性がある問題を回避できます。
デフォルトでは、 注記
このオプションは、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 文字列値 | Swift 認証サービスに対して認証するユーザー。 |
| 文字列値 | Swift にアップロードする前にイメージセグメントをバッファー処理するディレクトリー。 イメージセグメントが swift にアップロードされる前に一時的にバッファー処理される、glance ノード上のディレクトリーへの絶対パスを表す文字列値を指定します。
注記: * これは、設定オプション 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 整数値 | VMware API のリトライ回数。 この設定オプションは、接続関連の問題またはサーバー API 呼び出しのオーバーロード時に VMware ESX/VC サーバー API をリトライする回数を指定します。retry forever は指定できません。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 文字列値 | CA バンドルファイルへの絶対パス。 この設定オプションにより、運用者はカスタム認証局ファイルを使用してESX/vCenter証明書を検証できます。 このオプションを設定すると、"vmware_insecure" オプションは無視され、指定された CA ファイルがESX/vCenterサーバー証明書の認証に使用され、サーバーへのセキュアな接続が確立されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 多値 | イメージを保存できるデータストア。 この設定オプションは、VMWare ストアのバックエンドでイメージを保存できるデータストアを指定します。このオプションは、複数のデータストアを指定するために複数回指定できます。データストア名は、データセンターのパスの後に「:」で区切って指定する必要があります。オプションの重みをデータストア名の後に再度「:」で区切って指定して、優先順位を指定できます。したがって、必要な形式は <datacenter_path>:<datastore_name>:<optional_weight> になります。 イメージを追加する場合、イメージサイズが既知の場合に利用可能な空き領域が十分にない場合を除き、最も高い重みを持つデータストアが選択されます。重みが指定されない場合、これはゼロであると仮定され、ディレクトリーは最後に選択のために考慮されます。複数のデータストアの重みが同じ場合は、利用可能な空き領域が最も多いデータストアが選択されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:* なし |
| ブール値 | ESX/vCenter サーバー証明書の検証を設定します。 この設定オプションはブール値を取り、ESX/vCenterサーバーの証明書を検証するかどうかを決定します。このオプションが True に設定されている場合、ESX/vCenter サーバー証明書は検証されません。このオプションが False に設定されている場合、デフォルトの CA トラストストアが検証に使用されます。 このオプションは、「vmware_ca_file」オプションが設定されている場合は無視されます。その場合、ESX/vCenter サーバー証明書は、"vmware_ca_file" オプションで指定したファイルを使用して検証されます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| ホストのアドレス値 | ESX/ESXi または vCenter サーバーターゲットシステムのアドレス。 この設定オプションは、ESX/ESXi または vCenter サーバーターゲットシステムのアドレスを設定します。このオプションは、VMware ストレージバックエンドを使用する場合に必要です。アドレスには、IP アドレス(127.0.0.1)または DNS 名(www.my-domain.com)を含めることができます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | サーバーのパスワード。 この設定オプションは、VMware ESX/ESXi または vCenter サーバーとの認証用のパスワードを取ります。このオプションは、VMware ストレージバックエンドを使用する場合に必要です。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | サーバーのユーザー名。 この設定オプションは、VMware ESX/ESXi または vCenter サーバーとの認証用のユーザー名を取ります。このオプションは、VMware ストレージバックエンドを使用する場合に必要です。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | データストアでglance イメージが保存されるディレクトリー。 この設定オプションは、VMware データストアでglance イメージが保存されるディレクトリーへのパスを指定します。このオプションが設定されていない場合には、glance イメージが保存されるデフォルトのディレクトリーは openstack_glance になります。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | VMware ESX/VC サーバーで呼び出されたリモートタスクをポーリングする間隔 (秒単位)。 この設定オプションは、VMWare ESX/VC サーバー API 呼び出しの一部として、処理中の非同期タスクをポーリングする際のスリープ時間(秒単位)を取ります。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
3.1.12. image_format
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [image_format]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| リスト値 | container_format イメージ属性でサポートされる値 |
| リスト値 | disk_format イメージ属性でサポートされる値 |
3.1.13. keystone_authtoken
以下の表には、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [keystone_authtoken]
グループ下で使用できるオプションの概要をまとめています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| 文字列値 | プラグイン固有のオプションを読み込む config セクション |
| 文字列値 | 読み込む認証タイプ |
| 文字列値 | 「パブリック」の Identity API エンドポイントを完了します。このエンドポイントは、すべてのエンドユーザーがアクセスできる必要があるため、"admin" エンドポイントにすることはできません。認証されていないクライアントは、認証のためにこのエンドポイントにリダイレクトされます。このエンドポイントにはバージョンを指定しないことが理想的ですが、ワイルドカードでのクライアントのサポートは異なります。バージョン指定された v2 エンドポイントを使用している場合、通常エンドユーザーがそのエンドポイントに到達できない可能性があるため、これはサービスユーザーがトークンを検証するために使用するエンドポイントにすることはできません。このオプションは www_authenticate_uri が優先されるため非推奨となり、S リリースで削除される予定です。 |
| 文字列値 | admin Identity API エンドポイントの API バージョン。 |
| 文字列値 |
Swift キャッシュオブジェクトが保存される環境キーを要求します。auth_token ミドルウェアを Swift キャッシュと共にデプロイする場合は、このオプションを使用して、ミドルウェアが swift とキャッシングバックエンドを共有するようにします。それ以外の場合は、代わりに |
| 文字列値 | HTTPs 接続の検証時に使用する PEM でエンコードされた認証局。デフォルトはシステム CA です。 |
| 文字列値 | ID サーバーでクライアント証明書が必要な場合に必要です。 |
| ブール値 | ミドルウェア内の承認要求を処理せず、承認の決定をダウンストリームの WSGI コンポーネントに委譲します。 |
| 文字列値 | トークンバインディングの使用および種別を制御するために使用されます。トークンバインディングのチェックを無効するには、"disabled"に設定します。バインドタイプがサーバーの認識する形式の場合にはバインディング情報を検証し、そうでない場合には無視するには、"permissive"(デフォルト)に設定します。"strict"は"permissive"と類似していますが、バインドタイプが不明な場合にはトークンが拒否されます。"required"の場合は、いずれかの形式のトークンバインディングが必要です。最後に、トークンに指定する必要のあるバインディングメソッドの名前。 |
| リスト値 | PKI トークンのハッシュ化に使用するハッシュアルゴリズム。これは、単一のアルゴリズムまたは複数のアルゴリズムになります。アルゴリズムは、Python の標準 hashlib.new()でサポートされているものです。ハッシュは指定された順序で試行されるため、最初にパフォーマンスを優先します。最初のハッシュの結果はキャッシュに保存されます。通常、これはよりセキュアなアルゴリズムからより安全なアルゴリズムに移行している間のみ複数の値に設定されます。パフォーマンスを向上させるために、すべての古いトークンの期限が切れると、このオプションを 1 つの値に設定する必要があります。 |
| 整数値 | Identity API サーバーと通信する際の要求タイムアウト値。 |
| 整数値 | Identity API サーバーと通信する際に再接続を試行する回数。 |
| ブール値 | (オプション)X-Service-Catalog ヘッダーを設定するかどうかを示します。False の場合、ミドルウェアはトークンの検証時にサービスカタログを要求せず、X-Service-Catalog ヘッダーを設定しません。 |
| ブール値 | HTTPS 接続を確認します。 |
| 文字列値 | ID サーバーでクライアント証明書が必要な場合に必要です。 |
| 整数値 | (オプション)プールから memcached クライアント接続を取得するまで操作が待機する秒数。 |
| 整数値 | (オプション)memcached サーバーが停止しているとみなされる秒数。この秒数が経過すると再試行されます。 |
| 整数値 | (オプション)すべての memcached サーバーへのオープン接続の最大合計数。 |
| 整数値 | (オプション)memcached サーバーと通信する際のソケットのタイムアウト(秒単位)。 |
| 整数値 | (オプション)memcached への接続がプール内で未使用の状態を維持する秒数。この秒数が経過すると終了されます。 |
| 文字列値 | (オプション、memcache_security_strategy が定義されている場合には必須)この文字列は鍵の導出に使用されます。 |
| 文字列値 | (オプション)定義されている場合は、トークンデータを認証、または認証して暗号化する必要があるかどうかを示します。MAC の場合、キャッシュでトークンデータが認証されます(HMAC を使用)。ENCRYPT の場合、キャッシュでトークンデータが暗号化され、認証されます。値がこれらのオプションのいずれでもない場合や空の場合には、auth_token は初期化時に例外を発生させます。 |
| ブール値 | (オプション)高度な (eventlet に対して安全な) memcached クライアントプールを使用します。高度なプールは python 2.x でのみ動作します。 |
| リスト値 | オプションで、キャッシュに使用する memcached サーバーの一覧を指定します。未定義のままの場合、トークンは代わりに処理中にキャッシュされます。 |
| 文字列値 | アイデンティティーサーバーがあるリージョン。 |
| リスト値 | サービストークンに存在する必要があるロールの選択。サービストークンは、期限切れのトークンを使用できることを要求できるため、このチェックでは実際のサービスのみがこのトークンを送信するように厳密に制御する必要があります。ここでのロールは ANY チェックとして適用されるため、この一覧のロールはすべて存在している必要があります。後方互換性の理由から、現在 allow_expired チェックにのみ影響します。 |
| ブール値 | 後方互換性の理由から、service_token_roles チェックを有効としてパスしない有効なサービストークンをパスさせる必要があります。これをtrue に設定することが今後のリリースでデフォルトとなり、可能な場合は有効にされる必要があります。 |
| 文字列値 | PKI トークンに関連するファイルのキャッシュに使用されるディレクトリー。このオプションは Ocata リリースで非推奨となり、P リリースで削除されます。 |
| 整数値 | トークンの検証に過剰な時間を費やすのを防ぐために、ミドルウェアは、設定可能な期間(秒単位)中は以前に見たトークンをキャシュします。キャッシュを完全に無効にするには -1 に設定します。 |
| 文字列値 | 「パブリック」の Identity API エンドポイントを完了します。このエンドポイントは、すべてのエンドユーザーがアクセスできる必要があるため、"admin" エンドポイントにすることはできません。認証されていないクライアントは、認証のためにこのエンドポイントにリダイレクトされます。このエンドポイントにはバージョンを指定しないことが理想的ですが、ワイルドカードでのクライアントのサポートは異なります。バージョン指定された v2 エンドポイントを使用している場合、通常エンドユーザーがそのエンドポイントに到達できない可能性があるため、これはサービスユーザーがトークンを検証するために使用するエンドポイントにすることはできません。 |
3.1.14. oslo_concurrency
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [oslo_concurrency]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| ブール値 | プロセス間ロックを有効または無効にします。 |
| 文字列値 | ロックファイルに使用するディレクトリー。セキュリティー上、指定したディレクトリーは、ロックが必要なプロセスを実行しているユーザーのみが書き込み可能である必要があります。デフォルトは環境変数 OSLO_LOCK_PATH です。外部ロックを使用する場合は、ロックパスを設定する必要があります。 |
3.1.15. oslo_messaging_amqp
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [oslo_messaging_amqp]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| 文字列値 | ドライバーが使用するアドレスモードを示します。許可される値:legacy - レガシーのルーティング不可能なアドレス指定を使用します。routable - ルーティング可能なアドレスを使用します。dynamic - メッセージバスがルーティングをサポートしていない場合はレガシーのアドレスを使用します。それ以外の場合は、ルーティング可能なアドレスを使用します。 |
| 文字列値 | コンシューマーのグループに送信する際に、アドレス接頭辞に追加されます。コンシューマー間でラウンドロビン方式で配信される必要のあるメッセージを特定するために、メッセージバスで使用されます。 |
| 文字列値 | すべてのサーバーにブロードキャストする場合に使用されるアドレスプレフィックス |
| 整数値 | フェイルオーバーの試みに失敗するたびに、connection_retry_interval をこの秒数だけ増やします。 |
| 整数値 | 再接続を試みる前に一時停止する秒数。 |
| 整数値 | connection_retry_interval + connection_retry_backoff の上限 |
| 文字列値 | AMQP コンテナーの名前。グローバルで一意でなければなりません。デフォルトは、生成された UUID です。 |
| 文字列値 | 通知アドレスで使用される変換名。エクスチェンジ名の解決の優先順位:Target.exchange、他に設定されている場合は default_notification_exchange、他に設定されている場合は control_exchange、他に設定されている場合は notify |
| 整数値 | 送信された通知メッセージ配信の期限。呼び出し元がタイムアウトを明示的に指定しない場合にのみ使用されます。 |
| 整数値 | リカバリー可能なエラーが原因で失敗した返信メッセージを再送信する最大試行回数。 |
| 整数値 | rpc返信メッセージ配信の期限。 |
| 文字列値 | RPC アドレスで使用される変換名。エクスチェンジ名の解決の優先順位:Target.exchange、他に設定されている場合は default_rpc_exchange、他に設定されている場合は control_exchange、他に設定されている場合は rpc |
| 整数値 | rpcキャストまたは呼び出しメッセージ配信の期限。呼び出し元がタイムアウトを明示的に指定しない場合にのみ使用されます。 |
| 整数値 | アイドル状態の送信者リンクのパージをスケジュールする時間。期限切れ後にリンクの割り当てを解除します。 |
| 文字列値 | グループの任意のサーバーに送信する際のアドレスプレフィックス |
| 整数値 | 非アクティブな接続のタイムアウト(秒単位) |
| 整数値 | リカバリー可能なエラーが原因で失敗した AMQP 1.0 リンクの再接続間に一時停止する時間。 |
| 文字列値 | ファンアウトメッセージを送信するときにアドレス接頭辞に追加されます。ファンアウトメッセージを識別するためにメッセージバスによって使用されます。 |
| 文字列値 | すべての生成される通知アドレスのアドレスプレフィックス |
| 整数値 | 受信通知メッセージのウィンドウサイズ |
| 多値 | このタイプのメッセージを事前処置状態で送信します。事前処置されたメッセージは、ピアから確認応答を受信しません。注記:事前処置されたメッセージは、配信に失敗した場合に警告なしに破棄される可能性があります。許可される値:rpc-call - RPC 呼び出しを事前処置状態で送信します。rpc-reply- RPC 返信を事前処置状態で送信します。rpc-cast - RPC キャストを事前処置状態で送信します。notify - 通知を事前処置状態で送信します。 |
| ブール値 | 仮想ホスト(qpidd など)をネイティブにサポートしていないメッセージバスの仮想ホストサポートを有効にします。true に設定すると、仮想ホスト名はすべてのメッセージバスアドレスに追加され、結果として仮想ホストごとにプライベート サブネット を作成します。メッセージバスが仮想ホストの名前として AMQP 1.0 オープン遂行動詞の hostname フィールドを使用して仮想ホストをサポートする場合は False に設定します。 |
| 整数値 | 受信する RPC 返信メッセージのウィンドウサイズ。 |
| 文字列値 | すべての生成されるRPCアドレスのアドレスプレフィックス |
| 整数値 | 受信する RPC リクエストメッセージのウィンドウサイズ。 |
sasl_config_dir = | 文字列値 | SASL 設定が含まれるディレクトリーへのパス |
sasl_config_name = | 文字列値 | 設定ファイルの名前(.conf 接尾辞なし) |
sasl_default_realm = | 文字列値 | ユーザー名にレルムが存在しない場合に使用する SASL レルム |
sasl_mechanisms = | 文字列値 | 許可される SASL メカニズムのスペース区切りリスト |
| 文字列値 | 特定のサーバーに送信する時に使用するアドレスプレフィックス |
| ブール値 | SSL 経由で接続を試みます。その他の ssl 関連のパラメーターが指定されていない場合、システムの CA バンドルを使用してサーバーの証明書を検証します。 |
ssl_ca_file = | 文字列値 | サーバーの証明書の検証に使用する CA 証明書 PEM ファイル |
ssl_cert_file = | 文字列値 | クライアント認証用の自己識別証明書 PEM ファイル |
ssl_key_file = | 文字列値 | ssl_cert_file 証明書の署名に使用される秘密鍵 PEM ファイル(オプション) |
| 文字列値 | ssl_key_file を復号するためのパスワード(暗号化されている場合) |
| ブール値 | デフォルトでは、SSL は、サーバーの証明書の名前が transport_url のホスト名と一致することを確認します。構成によっては、代わりに仮想ホスト名を使用することが望ましい場合があります。たとえば、サーバーが Server Name Indication TLS 拡張(rfc6066)を使用して、仮想ホストごとの証明書を提供する場合などです。サーバーの SSL 証明書が DNS 名ではなく仮想ホスト名を使用する場合は、ssl_verify_vhost を True に設定します。 |
| ブール値 | デバッグ: AMQP フレームを標準出力(stdout)にダンプします。 |
| 文字列値 | 特定のRPC/通知サーバーに送信する際に、アドレス接頭辞に追加されます。単一の送信先に送信されたメッセージを識別するためにメッセージバスによって使用されます。 |
3.1.16. oslo_messaging_kafka
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [oslo_messaging_kafka]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| 整数値 | 接続有効期限ポリシーのプールサイズ制限 |
| 整数値 | プールのアイドル状態の接続の存続期間(秒単位) |
| 文字列値 | Kafka コンシューマーのグループ ID。あるグループのコンシューマーは、メッセージ消費を調整します。 |
| ブール値 | 非同期コンシューマーコミットを有効にします。 |
| 浮動小数点の値 | Kafka コンシューマーのデフォルトタイムアウト |
| 整数値 | Kafka コンシューマーの最大フェッチバイト |
| 整数値 | ポーリング呼び出しで返されるレコードの最大数 |
| 整数値 | Kafka コンシューマーのプールサイズ |
| 整数値 | プロデューサーの非同期送信のバッチサイズ |
| 浮動小数点の値 | KafkaProducer バッチ処理の遅延の上限(秒単位) |
| 文字列値 | セキュリティープロトコルが SASL である際のメカニズム |
| 文字列値 | ブローカーとの通信に使用されるプロトコル |
ssl_cafile = | 文字列値 | サーバーの証明書の検証に使用する CA 証明書 PEM ファイル |
3.1.17. oslo_messaging_notifications
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [oslo_messaging_notifications]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| 多値 | 通知の送信を処理するドライバー。使用できる値は messaging、messagingv2、routing、log、test、noop です。 |
| 整数値 | リカバリー可能なエラーが原因で配信に失敗した通知メッセージを再送信する最大試行回数。0 - 再試行なし、-1 - 無限回 |
| リスト値 | OpenStack の通知に使用する AMQP トピック。 |
| 文字列値 | 通知に使用するメッセージングドライバーを表す URL。設定されていない場合は、RPC に使用されるものと同じ設定にフォールバックします。 |
3.1.18. oslo_messaging_rabbit
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [oslo_messaging_rabbit]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| ブール値 | AMQP の自動削除キュー。 |
| ブール値 | AMQP で永続キューを使用します。 |
| 整数値 | heartbeat_timeout_threshold 中、ハートビートを確認する回数。 |
| 整数値 | ハートビートのキープアライブが失敗した場合に Rabbit ブローカーがダウンしていることを考慮する秒数(0 はハートビートを無効にします)。実験的 |
| 文字列値 | 実験的用途: 許容値は gzip、bz2 です。設定されていない場合、圧縮は使用されません。このオプションは、今後のバージョンで利用できない可能性があります。 |
| 文字列値 | 現在接続しているノードが利用できなくなった場合に、次の RabbitMQ ノードを選択する方法を指定します。設定で複数の RabbitMQ ノードが指定される場合に限り有効になります。 |
| 整数値 | 応答のないクライアントが応答を送信するのを待つ時間。この時間が経過すると無視します。この値は rpc_response_timeout より長くすることはできません。 |
| 浮動小数点の値 | AMQP コンシューマーの取り消し通知への応答で、再接続するまでの待機時間。 |
| ブール値 | RabbitMQ (x-ha-policy: all)の HA キューの使用を試みます。このオプションを変更する場合は、RabbitMQ データベースを消去する必要があります。RabbitMQ 3.0 では、キューを宣言する際に x-ha-policy 引数によってキューのミラーリングが制御されなくなりました。すべてのキュー(自動生成された名前のキューを除く)がすべてのノードでミラーリングされるようにするには、"rabbitmqctl set_policy HA ^(?!amq\.).* {"ha-mode": "all"}" を実行します。 |
| 整数値 | RabbitMQ 接続を再試行する最大間隔。デフォルトは 30 秒です。 |
| 文字列値 | RabbitMQ ログイン方法 |
| 整数値 | 事前フェッチするメッセージの数を指定します。ゼロに設定すると、無制限のメッセージのフェッチが許可されます。 |
| 整数値 | RabbitMQ に接続する際に再試行間でバックオフする長さ |
| 整数値 | RabbitMQ との接続を再試行する頻度。 |
| 整数値 | キューの TTL (x-expires)の期間(秒単位)を表す正の整数。TTL の期間使用されないキューは自動的に削除されます。このパラメーターは応答キューとファンアウトキューにのみ影響します。 |
| ブール値 | SSL 経由で接続します。 |
ssl_ca_file = | 文字列値 | SSL 認証局ファイル(SSL が有効な場合にのみ有効)。 |
ssl_cert_file = | 文字列値 | SSL 証明書ファイル(SSL が有効な場合にのみ有効)。 |
ssl_key_file = | 文字列値 | SSL キーファイル(SSL が有効な場合にのみ有効)。 |
ssl_version = | 文字列値 | 使用する SSL バージョン(SSL が有効な場合にのみ有効)。有効な値は TLSv1 および SSLv23 です。SSLv2、SSLv3、TLSv1_1、および TLSv1_2 は、一部のディストリビューションで利用できます。 |
3.1.19. oslo_middleware
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [oslo_middleware]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| ブール値 | アプリケーションがプロキシーの背後であるかどうか。これにより、ミドルウェアがヘッダーを解析すべきかどうかを決定します。 |
3.1.20. oslo_policy
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [oslo_policy]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| ブール値 |
このオプションは、ポリシーを評価する際にスコープを適用するかどうかを制御します。 |
| 文字列値 | デフォルトルール。要求されたルールが見つからない場合に適用されます。 |
| 多値 | ポリシー設定ファイルが保存されるディレクトリー。これは、config_dir オプションで定義される検索パス内の任意のディレクトリーへの相対パスか、または絶対パスにすることができます。このディレクトリーの検索には、policy_file で定義されたファイルが存在している必要があります。存在しないディレクトリーまたは空のディレクトリーは無視されます。 |
| 文字列値 | ポリシーを定義するファイル。 |
| 文字列値 | REST ベースのポリシーチェックのデータを送受信するコンテンツ種別 |
| 文字列値 | REST ベースのポリシーチェック用の認証局証明書ファイルの絶対パス |
| 文字列値 | REST ベースのポリシーチェック用のクライアント証明書の絶対パス |
| 文字列値 | REST ベースのポリシーチェック用のクライアント鍵ファイルの絶対パス |
| ブール値 | REST ベースのポリシーチェックのサーバーアイデンティティー検証 |
3.1.21. paste_deploy
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [paste_deploy]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| 文字列値 | 貼り付け設定ファイルの名前。 サーバーアプリケーションのデプロイメントにパイプを設定するために使用する貼り付け設定ファイルの名前を表す文字列値を指定します。 注記:
このオプションに値が指定されていない場合、対応する Glance サービスの設定ファイル名を接頭辞に持つ 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | サーバーアプリケーションパイプラインで使用するデプロイメントフレーバー。 サーバーアプリケーションの pipleline で使用される適切なデプロイメントフレーバーを表す文字列の値を指定します。通常、これはサービス名が削除された貼り付け設定ファイルのパイプラインの部分的な名前です。
たとえば、貼り付け設定ファイルの貼り付けセクション名が [pipeline:glance-api-keystone] の場合、 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
3.1.22. profiler
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [profiler]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| 文字列値 | 通知バックエンドの接続文字列。
デフォルト値は 使用できる値の例:
|
| ブール値 | このノード上の全サービスのプロファイリングを有効にします。 デフォルト値は False です (プロファイリング機能を無効にします)。 以下の値を使用できます。
|
| 文字列値 | elasticsearch の通知インデックスについてのドキュメントタイプ。 |
| 整数値 | elasticsearch は大規模な要求をバッチに分割します。このパラメーターは、各バッチの最大サイズを定義します (例: es_scroll_size=10000)。 |
| 文字列値 | このパラメーターは時間値パラメーター (es_scroll_time=2m など) です。これは、検索に参加するノードが継続してサポートするために関連するリソースを維持する時間を示します。 |
| ブール値 | エラー/例外を含むフィルタートレースを分離された場所へ有効にします。 デフォルト値は False に設定されます。 以下の値を使用できます。
|
| 文字列値 | パフォーマンスプロファイリング用にコンテキストデータの暗号化に使用するシークレットキー。 この文字列の値の形式は <key1>[,<key2>,…<keyn>] です。各キーはランダムな文字列です。REST API 経由でプロファイリングをトリガーするユーザーは、REST API 呼び出しのヘッダーにこれらのキーの 1 つを設定し、この特定プロジェクトのノードのプロファイリング結果が含まれるようにする必要があります。 プロファイリングを有効にするには、「enabled」フラグと「hmac_keys」設定オプションの両方を設定する必要があります。また、少なくとも 1 つのキーで全サービス間で正しいプロファイリング情報を生成するには、OpenStack プロジェクト間で一貫性を確保する必要があります。これにより、クライアント側からを使用して、すべての可能なリソースからの情報を含むトレースを生成できます。 |
| 文字列値 |
Redissentinel はサービス名を使用してマスターの redis サービスを識別します。このパラメーターは名前を定義します (例: |
| 浮動小数点の値 | Redissentinel は、接続に timeout オプションを提供します。このパラメーターは、タイムアウトを定義します (例: socket_timeout=0.1)。 |
| ブール値 | サービスで SQL 要求のプロファイリングを有効にします。 デフォルト値は False です (SQL 要求はトレースされません)。 以下の値を使用できます。
|
3.1.23. store_type_location_strategy
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [store_type_location_strategy]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| リスト値 | ストレージバックエンドの優先順位。
ストレージバックエンドからイメージを取得する順序で、ストア名のコンマ区切りリストを指定します。これらのストア名は、 注記
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
3.1.24. task
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [task]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| 文字列値 | タスクスクリプトの実行に使用するタスクエグゼキューター。
タスクの実行に使用するエグゼキューターを表す文字列値を指定します。デフォルトでは、
以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 整数値 | 成功するか、失敗するかのいずれかの後にタスクがライブである期間(時間単位) |
| 文字列値 | 非同期タスク操作に使用する作業ディレクトリーへの絶対パス。 ここで設定したディレクトリーは、通常、インポート先ストアに送付する前にイメージを操作するために使用されます。 注記
大まかな予測は、平均のイメージサイズ(例:500 MB)に 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
3.1.25. taskflow_executor
以下の表は、/etc/glance/glance-api.conf
ファイルの [taskflow_executor]
グループで利用可能なオプションの概要を示しています。
設定オプション = デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
| 文字列値 | 必要なイメージ変換形式を設定します。 Glance による消費のために保存する前にイメージを変換する有効なイメージ形式を指定します。ストレージインフラストラクチャーの帯域幅と使用状況を効率的に処理できるように、特定のストレージバックエンドでは適切なイメージ形式への変換が必要です。
デフォルトでは、
このオプションで使用できる値は 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|
| 文字列値 | タスクフローエンジンモードを設定します。
タスクフローエンジンがホスト上のワーカーにタスクをスケジュールするモードを設定する際の文字列種別の値を指定します。このモードに基づいて、エンジンは単一または複数のスレッドのいずれかでタスクを実行します。このオプションに使用できる値は 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
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| 整数値 | エンジンの実行可能タスクの数を設定します。 ホストでインスタンス化できるワーカーの数を制限する整数値を指定します。つまり、この数は、タスクフローエンジンで同時に実行できる並列タスクの数を定義します。エンジンモードが parallel に設定されている場合に、この値を 1 より大きい値に設定できます。 以下の値を使用できます。
関連するオプション:
|