5.2.2. 永続デバイス名が付いたデバイスの参照
一部のノードでは、/dev/sdb および /dev/sdc などののディスクパスが、リブート中に同じブロックデバイスをポイントしない場合があります。このようなケースが CephStorage ノードで見られる場合は、各ディスクに /dev/disk/by-path/ シンボリックリンクを指定して、ブロックデバイスのマッピングがデプロイメント全体で一貫性を保つようにします。
オーバークラウドのデプロイメント前に OSD デバイスの一覧を設定しなければならないので、ディスクデバイスの PCI パスを把握/設定できない場合があります。このような場合には、イントロスペクション中にブロックデバイスの /dev/disk/by-path/symlink データを収集します。
以下の例の最初のコマンドを実行して、サーバー b08-h03-r620-hci のアンダークラウド Object Storage サービス (swift) からイントロスペクションデータをダウンロードし、そのデータを b08-h03-r620-hci.json と呼ばれるファイルに保存します。2 番目のコマンドを実行して、"by-path" を grep します。このコマンドの出力には、ディスクの特定に使用できる一意の /dev/disk/by-path 値が含まれます。
ストレージデバイスの命名規則に関する詳しい情報は、「 永続的な命名」を参照して ください。
コンテナー化された Ceph Storage の各ジャーナリングシナリオおよびディスクのマッピングに関する詳細は、ceph-ansible のプロジェクトドキュメント の「OSD Scenario」の項を参照してください。