5.2. Ceph Storage ノードのディスクレイアウトのマッピング


コンテナー化された Ceph Storage をデプロイする場合には、ディスクレイアウトをマッピングし、Ceph OSD サービス用に専用のブロックデバイスを指定する必要があります。カスタム Ceph パラメーターを定義するために作成した環境ファイル (/home/stack/templates/ceph-config.yaml) で、このマッピングを行うことができます。

parameter_defaultsCephAnsibleDisksConfig リソースを使用して、ディスクレイアウトをマッピングします。このリソースでは、以下の変数が使用されます。

変数必須/オプションデフォルト値 (未設定の場合)説明

osd_scenario

必須

lvm

lvm 設定により、ceph-ansible は ceph-volume を使用して OSD および BlueStore WAL デバイスを設定することができます。

devices

必須

なし。変数を設定する必要があります。

ノード上の OSD に使用するブロックデバイスの一覧。

dmcrypt

オプション

false

OSD に保存されるデータが暗号化されているか (true)、暗号化されていないか (false) を設定します。

osd_objectstore

オプション

bluestore

Ceph の使用するストレージバックエンドを設定します。

5.2.1. BlueStore の使用

Ceph OSD として使用するブロックデバイスを指定するには、以下のスニペットのバリエーションを使用します。

parameter_defaults:
  CephAnsibleDisksConfig:
    devices:
      - /dev/sdb
      - /dev/sdc
      - /dev/sdd
      - /dev/nvme0n1
    osd_scenario: lvm
    osd_objectstore: bluestore

/dev/nvme0n1 は高パフォーマンスのデバイスクラスであるため、例に示すパラメーターのデフォルトでは、/dev/sdb/dev/sdc、および /dev/sdd 上で動作する 3 つの OSD が作成されます。この 3 つの OSD は、BlueStore WAL デバイスに /dev/nvme0n1 を使用します。ceph-volume ツールは、batch サブコマンドを使用してこれを実施します。Ceph Storage ノードごとに同じ設定が複製され、ハードウェアが統一されていることを前提とします。BlueStore WAL データが OSD と同じディスクに存在する場合は、パラメーターのデフォルトを変更します。

parameter_defaults:
  CephAnsibleDisksConfig:
    devices:
      - /dev/sdb
      - /dev/sdc
      - /dev/sdd
    osd_scenario: lvm
    osd_objectstore: bluestore
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