第6章 Bare Metal (ironic) パラメーター


パラメーター説明

AdditionalArchitectures

有効にする追加のアーキテクチャーのリスト

ApacheCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

CertificateKeySize

証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを指定します。デフォルト値は 2048 です。

IPAImageURLs

IPA イメージの URL。形式は ["http://path/to/kernel", "http://path/to/ramdisk"] とする必要があります。

IronicAutomatedClean

自動消去を有効または無効にします。自動消去を無効にすると、セキュリティー上の問題が生じ、再ビルド時にデプロイメントに失敗する場合があります。この機能の無効化がもたらす影響を理解した上で、このパラメーターを False に設定してください。デフォルト値は True です。

IronicCleaningDiskErase

初回のデプロイメントおよび再デプロイメントの前に行うディスク消去の種類。完全に消去するには full を指定します。ディスクの metadata (パーティションテーブル) のみをクリーンアップするメタデータ。デフォルト値は full です。

IronicCleaningNetwork

ベアメタルノードの消去に使用するオーバークラウドネットワークの名前または UUID。初期のデプロイメント時 (ネットワークがまだ作成されていない時点) には provisioning に設定し、デプロイ後のスタック更新時に実際の UUID に変更します。デフォルト値は provisioning です。

IronicConductorGroup

OpenStack Bare Metal (ironic) Conductor グループの名前

IronicConfigureSwiftTempUrlKey

direct および ansible デプロイインターフェイスで使用する Swift の一時 URL を設定するかどうかを定義します。デフォルト値は True です。

IronicCorsAllowedOrigin

このリソースがリクエストの元ヘッダーで受け取るドメインと共有されるかどうかを示します。

IronicDefaultBootOption

ベアメタルインスタンスのブート方法。ローカルのブートローダーを使用するには local に設定します (パーティションイメージには grub2 が必要です)。PXE/iPXE を使用してコントローラーからインスタンスをブートするようにするには、netboot に設定します。デフォルト値は local です。

IronicDefaultDeployInterface

デフォルトで使用するデプロイインターフェイスの実装。ハードウェア種別のデフォルトを使用する場合には、空白のままにします。

IronicDefaultInspectInterface

デフォルトで使用する検査インターフェイスの実装。ハードウェア種別のデフォルトを使用する場合には、空白のままにします。

IronicDefaultNetworkInterface

デフォルトで使用されるネットワークインターフェイスの実装。フラットなプロバイダーネットワークを使用するには、flat に設定します。他のネットワーク種別と特定の高度なネットワーク機能を有効にするために OpenStack Bare Metal (ironic) が OpenStack Networking (neutron) ML2 ドライバーと対話するようにするには、neutron に設定します。IronicProvisioningNetwork を正しく設定する必要があります。デフォルト値は flat です。

IronicDefaultRescueInterface

使用するデフォルトレスキューの実装。agent レスキューには互換性のある RAM ディスクを使用する必要があります。デフォルト値は agent です。

IronicDefaultResourceClass

新しいノードで使用するデフォルトのリソースクラス

IronicDeployLogsStorageBackend

RAM ディスクログの保管に使用するバックエンドで、local または swift のいずれかです。デフォルト値は local です。

IronicDhcpv6StatefulAddressCount

DHCPv6 ステートフルネットワークでのプロビジョニング、クリーニング、レスキュー、または検査用に作成されるポートに割り当てる IPv6 アドレスの数。チェーンローディングプロセスのステージごとに、異なる CLID/IAID のアドレスが必要です。同一ではない識別子のために、ブートプロセスの各ステップが正常にアドレスをリースできるようにするために、ホスト用に複数のアドレスを確保する必要があります。デフォルト値は 4 です。

IronicEnabledBiosInterfaces

有効にする BIOS インターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['no-bios'] です。

IronicEnabledBootInterfaces

有効にするブートインターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['ipxe', 'pxe'] です。

IronicEnabledConsoleInterfaces

有効にするコンソールインターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['ipmitool-socat', 'no-console'] です。

IronicEnabledDeployInterfaces

有効にするデプロイインターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['iscsi', 'direct'] です。

IronicEnabledHardwareTypes

有効にする OpenStack Bare Metal (ironic) のハードウェア種別。デフォルト値は ['ipmi', 'redfish'] です。

IronicEnabledInspectInterfaces

有効にする検査インターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['no-inspect'] です。

IronicEnabledManagementInterfaces

有効にする管理インターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['ipmitool', 'noop', 'redfish'] です。

IronicEnabledNetworkInterfaces

有効にするネットワークインターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['flat', 'neutron'] です。

IronicEnabledPowerInterfaces

有効にする電源インターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['ipmitool', 'redfish'] です。

IronicEnabledRaidInterfaces

有効にする RAID インターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['no-raid', 'agent'] です。

IronicEnabledRescueInterfaces

有効にするレスキューインターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['no-rescue', 'agent'] です。

IronicEnabledStorageInterfaces

有効にするストレージインターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['cinder', 'noop'] です。

IronicEnabledVendorInterfaces

有効にするベンダーインターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['ipmitool', 'no-vendor'] です。

IronicEnableStagingDrivers

ステージングドライバーの使用を有効にするかどうか。デフォルト値は False です。

IronicForcePowerStateDuringSync

同期中、電源状態を強制的に変更するかどうか。デフォルト値は True です。

IronicImageDownloadSource

direct デプロイインターフェイスのイメージ配信メソッド。Object Storage の一時 URL の場合には swift を使用し、ローカルの HTTP サーバー (iPXE 用と同じ) の場合には http を使用します。デフォルト値は swift です。

IronicInspectorCollectors

IPA 検査コレクターのコンマ区切りリスト。デフォルト値は default,logs です。

IronicInspectorDiscoveryDefaultDriver

新規検出されたノードに使用するデフォルトのドライバー (IronicInspectorEnableNodeDiscovery が True に設定されている必要があります)。このドライバーは、enabled_drivers に自動的に追加されます。デフォルト値は ipmi です。

IronicInspectorEnableNodeDiscovery

OpenStack Bare Metal (ironic) でイントロスペクションの RAM ディスクを PXE ブートする未知のノードを ironic-inspector が登録するようにします。新規ノードに使用するデフォルトのドライバーは IronicInspectorDiscoveryDefaultDriver パラメーターによって指定されます。このドライバーは、イントロスペクションのルールを使用して指定することもできます。デフォルト値は False です。

IronicInspectorExtraProcessingHooks

デフォルトリストに追記するプロセスフックのコンマ区切りリスト。デフォルト値は extra_hardware,lldp_basic,local_link_connection です。

IronicInspectorInterface

検査の dnsmasq がリッスンするネットワークインターフェイス。デフォルト値は br-ex です。

IronicInspectorIpRange

検査プロセス中にノードに提供される一時的な IP 範囲。これは、OpenStack Networking (neutron) DHCP によって割り当てられる範囲と重なってはいけませんが、ironic-inspector に戻るようにルーティングする必要があります。このオプションには有意なデフォルトがないため、設定は必須です。

IronicInspectorIPXEEnabled

検査に iPXE を使用するかどうか。デフォルト値は True です。

IronicInspectorKernelArgs

OpenStack Bare Metal (ironic) インスペクターのカーネル引数。デフォルト値は ipa-inspection-dhcp-all-interfaces=1 ipa-collect-lldp=1 ipa-debug=1 です。

IronicInspectorSubnets

検査プロセス中にノードに提供される一時的な IP 範囲。これらの範囲は、OpenStack Networking (neutron) DHCP によって提供される範囲と重なってはなりませんが、ironic-inspector API に戻るようにルーティングする必要があります。このオプションには有意なデフォルトがなく、設定は必須です。

IronicInspectorUseSwift

イントロスペクションデータの保管に Swift を使用するかどうか。デフォルト値は True です。

IronicIpVersion

PXE ブートに使用する IP バージョン。デフォルト値は 4 です。

IronicIPXEEnabled

デプロイメントに PXE の代わりに iPXE を使用するかどうか。デフォルト値は True です。

IronicIPXEPort

iPXE の使用時にイメージの提供に使用するポート。デフォルト値は 8088 です。

IronicIPXETimeout

IPXE のタイムアウト (秒単位)。タイムアウトを無効にするには 0 に設定します。デフォルト値は 60 です。

IronicIPXEUefiSnpOnly

SNP (Simple Network Protocol) iPXE EFI を使用するかどうか。true に設定すると ipxe-snponly EFI が使用されます。デフォルト値は True です。

IronicPassword

Bare Metal サービスおよびデータベースアカウントのパスワード

IronicPowerStateChangeTimeout

電源操作が完了するのを待機する秒数。つまり、ベアメタルノードが目的の電源状態になるまで待機します。タイムアウトとなると、電源操作は障害と見なされます。デフォルト値は 60 です。

IronicProvisioningNetwork

IronicDefaultNetworkInterfaceneutron に設定されている場合に、ベアメタルノードのプロビジョニングに使用されるオーバークラウドネットワークの名前または UUID。初期のデプロイメント時 (ネットワークがまだ作成されていない時点) には provisioning に設定し、デプロイ後のスタック更新時に実際の UUID に変更します。デフォルト値は provisioning です。

IronicRescuingNetwork

IronicDefaultRescueInterface が no-rescue に設定されていない場合に、ベアメタルノードのレスキューに使用される オーバークラウド ネットワークの名前または UUID。デフォルト値の provisioning は、初期のデプロイメント中 (ネットワークがまだ作成されていない間) はそのまま使用することができますが、デプロイメント後のスタックの更新時には実際の UUID に変更する必要があります。デフォルト値は provisioning です。

IronicRpcTransport

メッセージングブローカーや JSON RPC など、コンダクターと API プロセス間のリモートプロシージャーコールのトランスポート

MemcacheUseAdvancedPool

高度な (eventlet に対して安全な) memcached クライアントプールを使用します。デフォルト値は True です。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.