第9章 Compute (nova) パラメーター


パラメーター説明

ApacheCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

CertificateKeySize

証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを指定します。デフォルト値は 2048 です。

ContainerCpusetCpus

コンテナーが使用することのできる CPU またはコアを、特定の CPU/コアに制限します。デフォルト値は all です。

ContainerNovaLibvirtPidsLimit

nova_libvirt コンテナー PID のリミットを調整します (リミットを解除するには 0 に設定します) (デフォルトは 65536)。デフォルト値は 65536 です。

ContainerNovaLibvirtUlimit

OpenStack Compute (nova) Libvirt コンテナーのユーザーリミット。デフォルト値は ['nofile=131072', 'nproc=126960'] です。

DockerInsecureRegistryAddress

(オプション)/etc/sysconfig/docker で設定されるセキュアでない docker 名前空間の IP アドレスおよびポート。この値には、複数のアドレスをコンマで区切って指定することができます。

DockerNovaComputeUlimit

OpenStack Compute (nova) コンピュートコンテナーのユーザーリミット。デフォルト値は ['nofile=131072', 'memlock=67108864'] です。

DockerNovaMigrationSshdPort

ドッカー nova 移行対象 sshd サービスがバインドするポート。デフォルト値は 2022 です。

EnableCache

memcached でキャッシュを有効にします。デフォルト値は True です。

EnableConfigPurge

director で生成されていない設定を削除します。アップグレード後に以前の設定が残らないようにするために使用します。デフォルト値は False です。

EnableInstanceHA

インスタンス HA の設定を有効にするかどうかを定義します。この設定には、Compute ロールへの PacemakerRemote サービスの追加が必要です。デフォルト値は False です。

EnableSQLAlchemyCollectd

SQLAlchemy-collectd サーバープラグインを有効にするには true に設定します。デフォルト値は False です。

ExtractedPlacementEnabled

抽出した Placement サービスをデプロイする場合は True に設定します。デフォルト値は False です。

GlanceMultistoreConfig

追加の glance バックエンドを設定する際の設定のディクショナリー。ハッシュキーはバックエンドの ID で、値はそのバックエンドに固有のパラメーター値のディクショナリーです。複数の rbd バックエンドを設定することが可能ですが、cinder、file、および swift バックエンドはそれぞれ 1 つに制限されます。例: # デフォルト glance ストアは rbd です。GlanceBackend: rbd GlanceStoreDescription: デフォルト rbd ストア # GlanceMultistoreConfig は 2 番目の rbd バックエンドおよび cinder # バックエンドを指定します。GlanceMultistoreConfig: rbd2_store: GlanceBackend: rbd GlanceStoreDescription: 2 番目の rbd ストア CephClusterName: ceph2 # オーバーライド CephClientUserName (このクラスターが別の # クライアント名を使用する場合)。CephClientUserName: client2 cinder_store: GlanceBackend: cinder GlanceStoreDescription: OpenStack Block Storage (cinder) ストア

InstanceNameTemplate

インスタンス名の生成に使用するテンプレートの文字列。デフォルト値は instance-%08x です。

InternalTLSNbdCAFile

NBD TLS に使用する CA 証明書を指定します。デフォルト値は /etc/ipa/ca.crt です。

InternalTLSQemuCAFile

qemu に使用する CA 証明書を指定します。デフォルト値は /etc/ipa/ca.crt です。

InternalTLSVncCAFile

VNC TLS に使用する CA 証明書を指定します。デフォルト値は /etc/ipa/ca.crt です。

InternalTLSVncProxyCAFile

VNC TLS に使用する CA 証明書を指定します。デフォルト値は /etc/ipa/ca.crt です。

KernelArgs

ホストに適用するカーネル引数

LibvirtCACert

これは、libvirt 内の TLS に使用する CA 証明書を指定します。このファイルは、libvirt 内のデフォルト CA のパス (/etc/pki/CA/cacert.pem) へのシンボリックリンクです。libvirt のバックエンドである GNU TLS の制限により、ファイルは 65 K 以下にする必要がある点に注意してください (そのため、システムの CA バンドルは使用できません)。このパラメーターは、デフォルト (内部 TLSCAFile パラメーターがベース) が望ましくない場合に使用すべきです。現在のデフォルトは、TripleO のデフォルト CA である FreeIPA を反映しています。これは、内部の TLS が有効な場合にのみ使用されます。

LibvirtCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

LibvirtEnabledPerfEvents

これは、モニターとして使用することのできるパフォーマンスイベントリストです(例: cmt,mbml,mbmt)。ベースには Red Hat Enterprise Linux 7.4 を使用し、libvirt バージョンは 1.3.3 以上であることを確認します。また、通知を有効にし、cmt フラグをサポートする CPU を搭載したハードウェアを使用するようにしてください。

LibvirtLogFilters

フィルターを定義して、カテゴリーログ出力ごとに異なるログレベルを選択します (詳しくは https://libvirt.org/logging.html を参照)。デフォルト値は 1:libvirt 1:qemu 1:conf 1:security 3:event 3:json 3:file 3:object 1:util です。

LibvirtNbdCACert

これは、NBD TLS に使用する CA 証明書を指定します。このファイルは、デフォルト CA のパス (/etc/pki/libvirt-nbd/ca-cert.pem) へのシンボリックリンクです。このパラメーターは、デフォルト (InternalTLSNbdCAFile パラメーターがベース) が望ましくない場合に使用すべきです。現在のデフォルトは、TripleO のデフォルト CA である FreeIPA を反映しています。これは、内部の TLS が有効な場合にのみ使用されます。

LibvirtTLSPassword

TLS が有効な場合の libvirt サービスのパスワード

LibvirtTLSPriority

コンパイル時のデフォルト TLS 優先度文字列をオーバーライドします。デフォルト値は NORMAL:-VERS-SSL3.0:-VERS-TLS-ALL:+VERS-TLS1.2 です。

LibvirtVncCACert

これは、VNC TLS に使用する CA 証明書を指定します。このファイルは、デフォルト CA のパス (/etc/pki/libvirt-vnc/ca-cert.pem) へのシンボリックリンクです。このパラメーターは、デフォルト (InternalTLSVncProxyCAFile パラメーターで指定されている) が望ましくない場合に使用すべきです。現在のデフォルトは、TripleO のデフォルト CA である FreeIPA を反映しています。これは、内部の TLS が有効な場合にのみ使用されます。

LibvirtVNCClientCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

LibvirtVNCServerCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

MemcachedTLS

Memcached サービスで TLS を有効にするには、True に設定します。すべてのサービスが Memcached TLS をサポートする訳ではないので、移行期間中、Memcached は 2 つのポート (MemcachedPort パラメーター (上記) で設定したポート、および TLS を使用しない 11211) をリッスンします。デフォルト値は False です。

MemcacheUseAdvancedPool

高度な (eventlet に対して安全な) memcached クライアントプールを使用します。デフォルト値は True です。

MigrationSshKey

移行用の SSH 鍵。public_key および private_key の鍵を持つディクショナリーが必要です。値は SSH 公開/秘密鍵ファイルと全く同じでなければなりません。デフォルト値は {'public_key': '', 'private_key': ''} です。

MigrationSshPort

ssh を介したマイグレーションのターゲットポート。デフォルト値は 2022 です。

MultipathdEnable

マルチパスデーモンを有効にするかどうかを定義します。デフォルト値は False です。

MysqlIPv6

MySQL で IPv6 を有効にします。デフォルト値は False です。

NeutronMetadataProxySharedSecret

スプーフィングを防ぐための共有シークレット

NeutronPhysnetNUMANodesMapping

物理ネットワーク名 (キー) と NUMA ノード (値) のマッピング(例: NeutronPhysnetNUMANodesMapping: {'foo': [0, 1], 'bar': [1]})。ここで、foo および bar は物理ネットワークの名前で、これに対応する値は関連する numa_nodes のリストです。

NeutronTunnelNUMANodes

すべてのトンネル化ネットワークの NUMA アフィニティーを設定するのに使用します。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は noop です。

NovaAdditionalCell

これがデフォルトのセルに追加するセルかどうかを定義します。デフォルト値は False です。

NovaAllowResizeToSameHost

サイズ変更のために、宛先マシンがソースに一致することを許可します。デフォルト値は False です。

NovaApiMaxLimit

API クエリーごとに返されるオブジェクトの最大数。デフォルト値は 1000 です。

NovaAutoDisabling

nova-compute が自分自身を無効にするまでに許容される、連続したビルドエラー回数の最大値。デフォルト値は 10 です。

NovaComputeCpuDedicatedSet

ピニングされたインスタンス CPU のプロセスをスケジューリングできる物理ホスト CPU 番号のコンマ区切りリストまたは範囲。たとえば、NovaComputeCpuDedicatedSet: [4-12,^8,15] は、コア 4 - 12 の範囲 (ただし 8 を除く) および 15 を確保します。このオプションを設定する場合は、非推奨の NovaVcpuPinSet パラメーターを設定しないでください。

NovaComputeCpuSharedSet

非推奨の NovaVcpuPinSet オプションが設定されていない場合には、ピニングされていないインスタンスをスケジューリングできるホスト CPU および共有エミュレータースレッドポリシー hw:emulator_threads_policy=share が設定されたインスタンスのエミュレータースレッドをオフロードすべきホスト CPU を決定できるように、NovaComputeCpuSharedSet に物理ホスト CPU 番号のコンマ区切りリストまたは範囲を設定して仮想 CPU インベントリーを提供します。非推奨の NovaVcpuPinSet が設定されている場合には、共有エミュレータースレッドポリシー (hw:emulator_threads_policy=share) が設定されたインスタンスのエミュレータースレッドをオフロードすべきホスト CPU を決定できるように、NovaComputeCpuSharedSet にホスト CPU コアのリストまたは範囲を設定します。この場合、NovaVcpuPinSet は、ピニングされたインスタンスとピニングされていないインスタンスの両方をスケジューリングできるホスト CPU を決定できるように、仮想 CPU インベントリーを提供するのに使用されます。たとえば、NovaComputeCpuSharedSet: [4-12,^8,15] は、コア 4 - 12 の範囲 (ただし 8 を除く) および 15 を確保します。

NovaComputeDisableIrqBalance

コンピュートノードで irqbalance を無効にするかどうかを定義します。特に、リアルタイム Compute ロールでは無効のままにします。デフォルト値は False です。

NovaComputeEnableKsm

コンピュートノードで KSM を有効にするかどうかを定義します。特に NFV のユースケースでは、無効のままにします。デフォルト値は False です。

NovaComputeLibvirtType

Libvirt ドメインの種別。デフォルトは kvm です。デフォルト値は kvm です。

NovaComputeOptEnvVars

オプションの環境変数のリスト

NovaComputeOptVolumes

オプションのボリュームのリスト

NovaCPUAllocationRatio

物理 CPU に対する仮想 CPU の割当て比率。デフォルト値は 0.0 です。

NovaCronArchiveDeleteAllCells

すべてのセルから削除されたインスタンスをアーカイブします。デフォルト値は True です。

NovaCronArchiveDeleteRowsAge

cron ジョブが削除されたインスタンスをアーカイブする (Age)。削除されたインスタンスエントリーをアーカイブする際の保持ポリシーを日数単位で定義します。0 は、シャドウテーブル内のその日以前のデータがアーカイブされることを意味します。デフォルト値は 90 です。デフォルト値は 90 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsDestination

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Log destination)。デフォルト値は /var/log/nova/nova-rowsflush.log です。

NovaCronArchiveDeleteRowsHour

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Hour)。デフォルト値は 0 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMaxDelay

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Max Delay)。デフォルト値は 3600 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMaxRows

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Max Rows)。デフォルト値は 1000 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMinute

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Minute)。デフォルト値は 1 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMonth

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Month)。デフォルト値は * です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMonthday

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Month Day)。デフォルト値は * です。

NovaCronArchiveDeleteRowsPurge

スケジュールされたアーカイブの直後にシャドウテーブルをパージします。デフォルト値は False です。

NovaCronArchiveDeleteRowsUntilComplete

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Until complete)。デフォルト値は True です。

NovaCronArchiveDeleteRowsUser

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (User)。デフォルト値は nova です。

NovaCronArchiveDeleteRowsWeekday

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Week Day)。デフォルト値は * です。

NovaCronPurgeShadowTablesAge

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Age)。シャドウテーブルをパージする際の保持ポリシーを、日数単位で定義します。0 は、シャドウテーブル内のその日以前のデータがパージされることを意味します。デフォルト値は 14 です。

NovaCronPurgeShadowTablesAllCells

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (All cells)。デフォルト値は True です。

NovaCronPurgeShadowTablesDestination

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Log destination)。デフォルト値は /var/log/nova/nova-rowspurge.log です。

NovaCronPurgeShadowTablesHour

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Hour)。デフォルト値は 5 です。

NovaCronPurgeShadowTablesMaxDelay

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Max Delay)。デフォルト値は 3600 です。

NovaCronPurgeShadowTablesMinute

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Minute)。デフォルト値は 0 です。

NovaCronPurgeShadowTablesMonth

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Month)。デフォルト値は * です。

NovaCronPurgeShadowTablesMonthday

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Month Day)。デフォルト値は * です。

NovaCronPurgeShadowTablesUser

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (User)。デフォルト値は nova です。

NovaCronPurgeShadowTablesVerbose

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Verbose)。デフォルト値は False です。

NovaCronPurgeShadowTablesWeekday

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Week Day)。デフォルト値は * です。

NovaCrossAZAttach

インスタンスに異なるアベイラビリティーゾーンからの cinder ボリュームをアタッチできるかどうかを定義します。デフォルト値は True です。

NovaDbSyncTimeout

OpenStack Compute (nova) データベースの同期のタイムアウト (秒単位)。デフォルト値は 300 です。

NovaDefaultFloatingPool

Floating IP アドレスのデフォルトプール。デフォルト値は public です。

NovaDisableImageDownloadToRbd

glance からのダウンロードおよび COW クローンの代わりに ceph へのアップロードが必要な場合は、インスタンスのブートを拒否します。デフォルト値は False です。

NovaDiskAllocationRatio

物理ディスクに対する仮想ディスクの割当て比率。デフォルト値は 0.0 です。

NovaEnableDBArchive

OpenStack Compute (nova) データベースでソフト削除された行をアーカイブする cron ジョブを作成するかどうか。デフォルト値は True です。

NovaEnableDBPurge

OpenStack Compute (nova) データベースでソフト削除された行をパージする cron ジョブを作成するかどうか。デフォルト値は True です。

NovaEnableNUMALiveMigration

NUMA トポロジーインスタンスのライブマイグレーションを有効にするかどうかを定義します。デフォルト値は False です。

NovaGlanceEnableRbdDownload

直接 RBD 経由で OpenStack Image Storage (glance) イメージをダウンロードするのを有効にします。デフォルト値は False です。

NovaGlanceRbdDownloadMultistoreID

NovaGlanceEnableRbdDownload が有効でデフォルトはオーバーライドする必要がある場合に、ロールに使用される GlanceMultistoreConfig のバックエンド ID であるハッシュキー。CephClientUserName または GlanceRbdPoolName が GlanceMultistoreConfig に設定されていない場合、それらのパラメーターのグローバル値が使用されます。

NovaHWMachineType

各ホストアーキテクチャーのデフォルトのマシンタイプを指定します。Red Hat は、ライブマイグレーション中の下位互換性のために、デフォルトをご使用の環境で最も低い RHEL マイナーリリースに設定することを推奨します。デフォルト値は x86_64=pc-i440fx-rhel7.6.0,aarch64=virt-rhel7.6.0,ppc64=pseries-rhel7.6.0,ppc64le=pseries-rhel7.6.0 です。

NovaImageCacheTTL

ホスト上のどのインスタンスもイメージを使用しなくなった後、nova Compute がキャッシュし続ける時間 (秒単位)。デフォルト値は 86400 です。

NovaImageTypeExcludeList

Compute サービスでサポートされるとは公開すべきでないイメージ形式のリスト。

NovaLibvirtCPUMode

設定する libvirt CPU モード。virt_type が kvm に設定されている場合、デフォルトでは host-model に設定されます。それ以外の場合は、デフォルトでは none に設定されます。デフォルト値は host-model です。

NovaLibvirtCPUModelExtraFlags

このパラメーターにより、CPU モデルを指定する際に、CPU 機能フラグを細かく指定することができます。cpu_mode を none に設定していない場合に限り有効です。

NovaLibvirtCPUModels

名前付きの libvirt CPU モデル (/usr/share/libvirt/cpu_map.xml に記載されている名前を参照)。cpu_mode="custom" および virt_type="kvm|qemu" の場合に限り有効です。

NovaLibvirtFileBackedMemory

ファイルベースのメモリーに利用可能な容量 (MiB 単位)。このパラメーターを設定する場合、NovaRAMAllocationRatio パラメーターおよび NovaReservedHostMemory パラメーターを 0 に設定する必要があります。デフォルト値は 0 です。

NovaLibvirtMaxQueues

libvirt max_queues を設定するためのパラメーターを追加します。マルチキューゲストの作成時に有効にできる virtio キューペアの最大数。割り当てられる virtio キューの数は、ゲストによって要求される CPU と定義される最大値のどちらか小さい方です。デフォルトの 0 は設定なしに対応します。デフォルト値は 0 です。

NovaLibvirtMemStatsPeriodSeconds

メモリー使用量の統計値表示期間 (秒単位)。ゼロまたは負の値の場合には、メモリー使用量の統計値表示が無効になります。デフォルト値は 10 です。

NovaLibvirtNumPciePorts

num_pcie_ports を設定して、インスタンスが取得する PCIe ポートの数を指定します。libvirt では、対象のインスタンスが取得する PCIe ポートの数をカスタマイズすることができます (pcie-root-port コントローラー)。一部はデフォルトで使用されますが、残りはホットプラグの使用に利用されます。デフォルトは 16 です。

NovaLibvirtOptVolumes

マウントされるオプションのボリュームのリスト

NovaLibvirtRxQueueSize

Virtio-net RX キューのサイズ。有効な値は、256、512、1024 です。デフォルト値は 512 です。

NovaLibvirtTxQueueSize

Virtio-net TX キューのサイズ。有効な値は、256、512、1024 です。デフォルト値は 512 です。

NovaLibvirtVolumeUseMultipath

ボリュームのマルチパス接続を有効にするかどうか。デフォルト値は False です。

NovaLiveMigrationPermitAutoConverge

デフォルトは True で、移行のパフォーマンスが遅く完了しない可能性がある場合に、メモリーコピープロセスがインスタンスのメモリー書き込みよりも速くなるまでインスタンスの CPU の速度を低下させます。このフラグが True に設定され、ポストコピーが禁止または libvirt および QEMU のバージョンによりポストコピーが利用できない場合に限り、自動収束が使用されます。デフォルト値は True です。

NovaLiveMigrationPermitPostCopy

True の場合、移行の完了前に移行先ノード上でインスタンスがアクティブになり、転送する必要のあるメモリーの上限を設定します。Compute ロールがリアルタイムロールではない場合や、このパラメーターで無効になっている場合は、デフォルト設定によりポストコピーが有効になります。デフォルト値は True です。

NovaLiveMigrationWaitForVIFPlug

network-vif-plugged イベントを待機してからゲストの転送を開始するかどうかを定義します。デフォルト値は True です。

NovaLocalMetadataPerCell

nova-metadata API サービスがセルごとにデプロイされていることを示します。この場合、マルチセルデプロイメントでのパフォーマンスとデータの分離性が向上します。OpenStack Networking (neutron) の設定方法に応じて、この設定の使用を検討する必要があります。ネットワークが複数セルにまたがる場合は、nova-metadata API サービスをグローバルに実行しなければならない場合があります。ネットワークがセル境界でセグメント化されている場合は、セルごとに nova-metadata API サービスを実行できます。セルごとに nova-metadata API サービスを実行する際には、対応する nova-metadata API サービスを参照するように各 OpenStack Networking (neutron) metadata-agent を設定する必要もあります。デフォルト値は False です。

NovaNfsEnabled

OpenStack Compute (nova) の NFS バックエンドを有効にするかどうか。デフォルト値は False です。

NovaNfsOptions

nova ストレージの NFS マウントオプション (NovaNfsEnabled が true の場合)。デフォルト値は context=system_u:object_r:nfs_t:s0 です。

NovaNfsShare

nova ストレージをマウントするための NFS 共有 (NovaNfsEnabled が true の場合)

NovaNfsVersion

nova ストレージに使用する NFS バージョン (NovaNfsEnabled が true の場合)。NFSv3 は完全なロックをサポートしないため、NFSv4 バージョンを使用する必要があります。現在のインストールを破損しないように、デフォルトは以前のハードコーディングされたバージョン 4 です。デフォルト値は 4 です。

NovaOVSBridge

Open vSwitch で使用する統合ブリッジ名。デフォルト値は br-int です。

NovaOVSDBConnection

OpenStack Compute (nova) が使用する OVS DB 接続文字列

NovaPassword

OpenStack Compute (nova) サービスおよびデータベースアカウントのパスワード

NovaPCIPassthrough

PCI パススルーのホワイトリストパラメーターの YAML リスト

NovaPMEMMappings

仮想 PMEM 機能のバックエンドとしての PMEM 名前空間のマッピング。このパラメーターにより、Nova の pmem_namespaces 設定オプションが定義されます。PMEM 名前空間は、手動で作成するか、NovaPMEMNamespaces パラメーターと共に作成する必要があります。$LABEL:$NSNAME[|$NSNAME][,$LABEL:$NSNAME[|$NSNAME]] の形式で指定する必要があります。

NovaPMEMNamespaces

Ansible を介して ndctl ツールを使用して、ホストサーバーに PMEM 名前空間を作成します。$SIZE:$NSNAME[,$SIZE:$NSNAME…​] の形式で指定する必要があります。$SIZE は、k または K(KiB)、m または M(MiB)、g または G(GiB)、および t または T(TiB) の接尾辞に対応しています。注記: NVDIMM リージョンを適切に設定し、要求される名前空間用に十分な領域を確保する必要があります。

NovaRAMAllocationRatio

物理メモリーに対する仮想メモリーの割当て比率。デフォルト値は 1.0 です。

NovaReservedHostMemory

ホストプロセス用に確保されるメモリー。デフォルト値は 4096 です。

NovaReservedHugePages

NUMA ノード ID、ページサイズ (デフォルトの単位は KiB)、および確保されるページ数を表す有効なキーと値のリスト。たとえば、NovaReservedHugePages: ["node:0,size:2048,count:64","node:1,size:1GB,count:1"] は、NUMA ノード 0 に 2 MiB のページを 64 ページ、NUMA ノード 1 に 1 GiB のページを 1 ページ、それぞれ確保することを意味します。

NovaResumeGuestsShutdownTimeout

ゲストがシャットダウンするのを待機する秒数。このパラメーターを 0 に設定すると、タイムアウトは発生しません (ゲストがシャットダウン要求に応答しない場合があるため、注意して使用してください)。デフォルト値は 300 秒 (5 分) です。デフォルト値は 300 です。

NovaResumeGuestsStateOnHostBoot

コンピュートホストのリブート時に実行中のインスタンスを起動するかどうか。デフォルト値は False です。

NovaSchedulerAvailableFilters

OpenStack Compute (nova) がノードのフィルタリングに使用する利用可能なフィルターのリスト

NovaSchedulerDefaultFilters

ノードをフィルタリングするために OpenStack Compute (nova) が使用するフィルターアレイ。OpenStack Compute は、これらのフィルターをリスト順に適用します。フィルタリングのプロセスがより効率的になるように、最も制限の厳しいフィルターを最初に配置します。

NovaSchedulerDiscoverHostsInCellsInterval

この値は、セルに追加された新規ホストの検出をスケジューラーが試みる頻度 (秒単位) です。デフォルト値の -1 は、定期タスクを完全に無効化します。OpenStack Bare Metal (ironic) を使用するデプロイメントには、このパラメーターを設定することを推奨します。デフォルト値は -1 です。

NovaSchedulerEnableIsolatedAggregateFiltering

この設定により、スケジューラーは、アグリゲートメタデータおよびインスタンスのフレーバー/イメージの要求される特性のマッチングに基づき、アグリゲートのホストを制限することができます。アグリゲートにキー trait:$TRAIT_NAME と値が必要な属性が設定されている場合、そのアグリゲートのホストにスケジューリングされるためには、インスタンスのフレーバー extra_specs またはイメージのメタデータにも trait:$TRAIT_NAME=required が含まれている必要があります。デフォルト値は False です。

NovaSchedulerLimitTenantsToPlacementAggregate

この値により、placement を使用したテナントの分離が可能になります。これにより、ホストはテナントを分離したホストアグリゲートに属し、アベイラビリティーゾーンは特定のテナントセットでのみ利用できるようになります。デフォルト値は False です。

NovaSchedulerMaxAttempts

インスタンスをデプロイする際のスケジューラーの最大試行回数。スケジューリング時に競合状態が発生しないように、一度にデプロイする予定のベアメタルノードの数以上に維持する必要があります。デフォルト値は 3 です。

NovaSchedulerPlacementAggregateRequiredForTenants

NovaSchedulerLimitTenantsToPlacementAggregate が true の場合、この設定でアグリゲートアフィニティーが設定されていないテナントを任意のホストにスケジューリング可能とするかどうかを制御します。アグリゲートを使用して一部のテナントだけを制限する場合は、このパラメーターを False に設定する必要があります。アグリゲートによりすべてのテナントを制限する場合は、このパラメーターを True に設定する必要があります。デフォルト値は False です。

NovaSchedulerQueryImageType

この設定により、スケジューラーは、要求で使用されるイメージの disk_format をサポートするコンピュートホストの配置だけを要求するようになります。デフォルト値は True です。

NovaSchedulerQueryPlacementForAvailabilityZone

この設定により、スケジューラーは、アベイラビリティーゾーンのメタデータキーが受信したリクエストの提供する値に設定されたホストアグリゲートを検索し、配置結果をそのアグリゲートに制限するように要求することができます。デフォルト値は False です。

NovaSchedulerWorkers

OpenStack Compute (nova) スケジューラーサービスのワーカー数。デフォルト値は 0 です。

NovaStatedirOwnershipSkip

所有者および selinux コンテキストを再帰的に設定する際に無視する nova_statedir からの相対パスのリスト。デフォルト値は ['triliovault-mounts'] です。

NovaSyncPowerStateInterval

データベースとハイパーバイザー間で電源の状態を同期する間隔。無効にするには -1 に設定します。このパラメーターを 0 に設定すると、デフォルトの間隔で実行します。デフォルト値は 0 です。

NovaVcpuPinSet

(非推奨) 仮想マシンプロセス用に確保する物理 CPU コアのリストまたは範囲。たとえば、NovaVcpuPinSet: [4-12,^8] は、コア 4 - 12 の範囲 (ただし 8 を除く) を確保します。このパラメーターは非推奨となっています。代わりに NovaComputeCpuDedicatedSet および NovaComputeCpuSharedSet を使用してください。

NovaVNCCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

NovaVNCProxySSLCiphers

クライアントからの TLS 接続に許可する暗号を指定する OpenSSL 暗号設定文字列。暗号設定文字列の形式および許可される値の詳細は、OpenSSL ciphers コマンドの man ページを参照してください。

NovaVNCProxySSLMinimumVersion

許可される SSL/TLS プロトコルの最低バージョン。有効な値は defaulttlsv1_1tlsv1_2、および tlsv1_3 です。値が default の場合、基礎となるシステム OpenSSL のデフォルト値が使用されます。デフォルト値は default です。

NovaWorkers

Compute の Conductor サービスのワーカー数。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。0 の場合は、OpenStack の内部デフォルト値 (ノードにある CPU コア数) に設定されます。デフォルト値は 0 です。

OvsDpdkSocketMemory

NUMA ノードごとに割り当てるヒュージページメモリーの容量を設定します。目的の DPDK NIC に使用する PCIe スロットに最も近いソケットの使用が推奨されます。形式は "<socket 0 mem>, <socket 1 mem>, <socket n mem>" で、値は MB 単位で指定します。たとえば、"1024,0" となります。

PlacementAPIInterface

placement API に使用するエンドポイントインターフェイス。デフォルト値は internal です。

PlacementPassword

Placement サービスおよびデータベースアカウントのパスワード

QemuCACert

このパラメーターは、qemu に使用する CA 証明書を指定します。このファイルは、デフォルト CA のパス (/etc/pki/qemu/ca-cert.pem) へのシンボリックリンクです。このパラメーターは、デフォルト (InternalTLSQemuCAFile パラメーターがベース) が望ましくない場合に使用すべきです。現在のデフォルトは、TripleO のデフォルト CA である FreeIPA を反映しています。これは、内部の TLS が有効な場合にのみ使用されます。

QemuClientCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

QemuDefaultTLSVerify

TLS クライアント証明書の検証を有効/無効にするかどうか。このオプションを有効にすると、/etc/pki/qemu/ca-cert.pem に CA が署名した証明書がないクライアントは拒否されます。デフォルト値は False です。

QemuMemoryBackingDir

memoryBacking ソースがファイルとして設定されている場合に、そのソースに使用するディレクトリー。注記: 大容量のファイルがここに保存されます。

QemuServerCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

StackUpdateType

StackAction が UPDATE の場合に UPGRADE と UPDATE のケースを区別するための更新のタイプ (両方とも同じ stack アクション)

UpgradeLevelNovaCompute

OpenStack Compute アップグレードレベル

UseTLSTransportForNbd

true に設定して、EnableInternalTLS が有効な場合には、libvirt NBD の TLS トランスポートが有効となり、libvirt の関連するキーが設定されます。デフォルト値は True です。

UseTLSTransportForVnc

true に設定して、EnableInternalTLS が有効な場合には、libvirt VNC の TLS トランスポートが有効となり、libvirt の関連するキーが設定されます。デフォルト値は True です。

VerifyGlanceSignatures

イメージの署名を検証するかどうか。デフォルト値は False です。

VhostuserSocketGroup

vhost-user ソケットディレクトリーのグループ名。デフォルトは qemu です。vhostuser モードが dpdkvhostuserclient (デフォルトモード) の場合には、qemu により vhost ソケットが作成されます。デフォルト値は qemu です。

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