第2章 要件


この章では、Red Hat Satellite Proxy Server のインストール要件に焦点を絞って説明します。

2.1. ソフトウェア要件

インストールを行うには、次のソフトウェア関連のコンポーネントが必要になります。
  • ベースオペレーティングシステム: Satellite 5.8 および Satellite Proxy 5.8 は Red Hat Enterprise Linux 6 で対応しています。オペレーティングシステムは、Red Hat でサポートしているいずれかの方法でインストールすることができます。
  • Satellite Proxy には、Satellite の同じバージョンまたはそれ以上のバージョンが必要になります。たとえば、Satellite Proxy 5.6 は Satellite 5.6 および Satellite 5.8 と共に使用できますが、Satellite Proxy 5.8 は Satellite 5.8 のみと共に使用できます。
  • Satellite Server アカウント内の Satellite Proxy のエンタイトルメント
  • Satellite Server アカウント内の Provisioning エンタイトルメント (Satellite Proxy エンタイトルメントと共にパッケージ化されています)
  • インストールした Red Hat Enterprise Linux バージョン用の Red Hat Network Tools チャンネルへのアクセス。このチャンネルには、Satellite Proxy のインストールに必要な configure-proxy.sh インストールプログラムを格納している spacewalk-proxy-installer パッケージが含まれます。
  • Satellite Proxy に (Red Hat Network Tools チャンネルから) インストールするすべての rhncfg* パッケージ。
  • Hosted ユーザーの場合は、Satellite Proxy に (Red Hat Network Tools チャンネルから) インストールする spacewalk-certs-tools パッケージか、または Satellite Server ユーザーの場合は親サーバーの証明書の生成に使用する SSL (secure sockets layer) CA 証明書のパスワード。

重要

Red Hat Satellite Proxy Server 5.8 を実行できるのは、Red Hat Enterprise Linux 6 上でのみになります。これは、Satellite 5.8 と併用される場合にすべての RHEL バージョンのクライアントを管理できます。
仮想化サポート

Red Hat がサポートする仮想化環境では、Satellite Proxy を Red Hat Enterprise Linux 5 または 6 にインストールできます。この仮想化環境には、Xen、Hyper-V、KVM および VMware が含まれます。サポートされる環境についての詳細は、https://access.redhat.com/site/certified-hypervisors を参照してください。

実稼働環境では、Red Hat は Satellite Proxy を基礎となる物理的なハードウェアで実行される唯一のアプリケーションとして導入し、競合の問題を避けることを推奨します。また、仮想化環境の機能的なサポートは物理的なハードウェアで実行する場合のパフォーマンスと常に同じとは限らないため、仮想化環境の選択や推奨されるチューニングのガイドラインに注意してください。
ご購入される Satellite Proxy には、Red Hat Enterprise Linux Server のサポートされるインスタンスが 1 ずつ含まれます。Satellite Proxy は、Satellite Proxy がオペレーティングシステムによって提供される唯一のアプリケーションおよびサービスとなる Enterprise Linux のフレッシュインストールに対してインストールされる必要があります。Satellite Proxy に含まれる Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムを使って、その環境内で他のデーモンやアプリケーションまたはサービスを実行することはサポートされていません。
必須パッケージセットの取得

Red Hat Enterprise Linux の各バージョンは、Satellite Proxy をサポートするための特定のパッケージセットを必要とします。他のパッケージを追加すると、インストール時にエラーが発生する場合があります。したがって、Red Hat は以下のように必要なパッケージを取得することをお勧めします。

  • キックスタートのインストールの場合は、パッケージグループ @Base を指定します。
  • CD または ISO イメージを使用して Red Hat Enterprise Linux をインストールする場合は、パッケージグループ Minimal を選択します。
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