3.2. リモート実行用のプルベースのトランスポートを設定する


リモート実行では、デフォルトで、スクリプトプロバイダーのトランスポートメカニズムとしてプッシュベースの SSH が使用されます。インフラストラクチャーで Capsule Server からホストへの送信接続が禁止されている場合は、ホストによって Capsule Server への接続が開始されるため、代わりにプルベースのトランスポートを使用したリモート実行を使用できます。プルベースのトランスポートの使用は、このようなインフラストラクチャーに限定されません。

プルベースのトランスポートは、カプセル上の pull-mqtt モードとホスト上で実行されるプルクライアントの組み合わせで構成されます。

注記

pull-mqtt モードは、スクリプトプロバイダーでのみ機能します。Ansible およびその他のプロバイダーは、引き続きデフォルトのトランスポート設定を使用します。

このモードは Capsule Server ごとに設定されます。一部の Capsule Server は pull-mqtt モードを使用するように設定できますが、他の Capsule Server は SSH を使用します。この場合、特定のホスト上の 1 つのリモートジョブがプルクライアントを使用し、同じホスト上の次のジョブが SSH を使用する可能性があります。このような状況を回避するには、すべての Capsule Server が同じモードを使用するように設定してください。

手順

  1. Capsule Server でプルベースのトランスポートを有効にします。

    # satellite-installer --foreman-proxy-plugin-remote-execution-script-mode=pull-mqtt
  2. ポート 1883 で MQTT サービスを許可するようにファイアウォールを設定します。

    # firewall-cmd --add-service=mqtt
  3. 変更を永続化します。

    # firewall-cmd --runtime-to-permanent
  4. pull-mqtt モードでは、ホストがその登録先の Satellite または Capsule Server へのジョブ通知をサブスクライブします。Satellite Server がリモート実行ジョブを同じ Satellite Server または Capsule Server に送信するようにします。

    1. Satellite Web UI で、Administer > Settings に移動します。
    2. Content タブで、Prefer registered through Capsule for remote execution の値を Yes に設定します。

次のステップ

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.