5.4. IPv6
virt-who は Satellite の IPv6 ネットワークではサポートされていません
Satellite は IPv6 ネットワークで virt-who をサポートしていません。
IdM および AD ユーザーに対して kinit
を使用する場合、IPv6 のみのネットワークでは追加の設定が必要です。
IPv6 接続専用の Satellite Server の外部認証ソースとして Identity Management (IdM) または Active Directory (AD) が設定されている場合、外部ユーザーの Kerberos 認証は失敗します。この既知の問題は System Security Services Daemon (SSSD) のバグに起因し、IdM または AD サーバーの DNS 名が IPv4 および IPv6 の両方のアドレスに変換される際に、ファイアウォールなどが原因で IPv4 アドレスにアクセスできない場合に発生します。
この問題を回避するには、/etc/sssd/sssd.conf
ファイルの [domain/<domain_name> ]
で lookup_family_order
オプションを設定します。
[domain/_<example.com>_] lookup_family_order = ipv6_only
[domain/_<example.com>_]
lookup_family_order = ipv6_only
Jira:SAT-32530, Jira:SSSD-2511
Satellite の IPv6 アドレスエントリーが、プロビジョニングされたホストの IPv6 アドレスと一致しません
IPv6 ネットワークでホストをプロビジョニングすると、Satellite にはホストの実際の IPv6 アドレスと一致しない IPv6 アドレスが含まれます。この不一致が原因で、リモート実行などのホスト管理機能が低下します。
回避策として、ホスト上で subscription-manager facts --upload
を実行するか、次のファクトのアップロードまで待って問題を解決してください。
IPv6 ネットワークでホスト検出が失敗する
IPv6 ネットワークで不明なホストを検出しようとすると Error: 1001: Failed to open TCP connection to satellite.example.com:443
のエラーが発生し、検出が失敗します。
IPv6 経由の PXE なしの検出でホストのプロビジョニングに失敗します
IPv6 Satellite 上で PXE なしのホスト検出を行った後、ホストがプロビジョニングを開始すると、Satellite の解決に失敗します。その結果、ホストはキックスタートファイルおよび、必要なファイルを取得できなくなります。