2.5. サーバー管理
お客様が Satellite をどのように使用しているかを理解するために使用状況のメトリクスを収集する
Satellite は現在、製品の使用状況に関する情報を収集し、Red Hat が今後の開発の優先順位を決定する方法を改善し、デバッグに役立てています。収集される使用状況メトリクスには、使用されている Satellite 機能やデータベース内のオブジェクトの数などの情報が含まれます。
systemd タイマーは毎週実行され、Satellite Server で satellite-maintain report generate
コマンドを実行して使用状況メトリクスを収集し、そのデータを /var/lib/foreman-maintain/satellite_metrics.yml
ファイルに保存します。sos report
コマンドを使用して Red Hat テクニカルサポートのレポートを生成すると、レポートには、sos
が収集するその他の設定、診断、およびトラブルシューティングデータとともに、satellite_metrics.yml
が含まれるようになりました。
sos レポートを除き、収集されたメトリクスは /var/lib/foreman-maintain/satellite_metrics.yml
にのみ残り、自動的に共有されないことに注意してください。さらに、収集されている情報の完全なセットを表示する satellite-maintain report generate
コマンドを手動で実行して、メトリクスを確認することもできます。
使用状況メトリクスの収集をオプトアウトするには、Satellite Server で systemctl mask satellite-usage-metrics-generate.timer
コマンドを使用します。
Jira:SAT-24116[1]
障害復旧の準備とデータ損失からの回復に関するドキュメントが追加されました
障害発生時に Satellite サービスの継続性を確保するための障害復旧計画の準備に関する新しいドキュメントが利用可能になりました。これらのガイドラインは、インシデント発生後に Satellite のデプロイメントを稼働状態に復元できるようにするために役立ちます。Red Hat Satellite の管理 の 障害復旧の準備とデータ損失からの回復 を参照してください。