3.6. Satellite Server での DNS、DHCP および TFTP の設定
DNS、DHCP および TFTP サービスを Satellite Server で設定するには、お使いの環境に適したオプションを指定して satellite-installer
コマンドを使用します。設定可能なオプションの全リストを表示するには、satellite-installer --scenario satellite --help
コマンドを入力します。
設定を変更するには、satellite-installer
コマンドを再び実行する必要があります。コマンドは複数回実行でき、実行するたびにすべての設定ファイルが変更された値で更新されます。
代わりに外部の DNS、DHCP および TFTP サービスを使用するには、4章外部サービスでの Satellite Server の設定 を参照してください。
Multihomed DHCP の詳細の追加
Multihomed DHCP を使用する場合は、ネットワークインターフェースファイルの更新が必要です。
/etc/systemd/system/dhcpd.service.d/interfaces.conf
ファイルで、以下の行を編集して Multihomed DHCP を追加します。[Service] ExecStart=/usr/sbin/dhcpd -f -cf /etc/dhcp/dhcpd.conf -user dhcpd -group dhcpd --no-pid eth0 eth1 eth2
このファイルがまだ存在しない場合は作成します。
以下のコマンドを入力して、デーモンのリロードを実行します。
# systemctl --system daemon-reload
以下のコマンドを入力して、dhcpd サービスを再起動します。
# systemctl restart dhcpd.service
前提条件
以下の情報が利用可能であることを確認する。
- DHCP IP アドレス範囲
- DHCP ゲートウェイ IP アドレス
- DHCP ネームサーバー IP アドレス
- DNS 情報
- TFTP サーバー名
- ネットワークの変更の場合は、可能な限り、IP アドレスの代わりに FQDN を使用します。
- ネットワーク管理者に連絡して正しい設定が行われていることを確認する。
手順
お使いの環境に適したオプションで、
satellite-installer
コマンドを入力してください。以下の例では、完全なプロビジョニングサービスの設定を示しています。# satellite-installer --scenario satellite \ --foreman-proxy-dns true \ --foreman-proxy-dns-managed true \ --foreman-proxy-dns-interface eth0 \ --foreman-proxy-dns-zone example.com \ --foreman-proxy-dns-reverse 2.0.192.in-addr.arpa \ --foreman-proxy-dhcp true \ --foreman-proxy-dhcp-managed true \ --foreman-proxy-dhcp-interface eth0 \ --foreman-proxy-dhcp-range "192.0.2.100 192.0.2.150" \ --foreman-proxy-dhcp-gateway 192.0.2.1 \ --foreman-proxy-dhcp-nameservers 192.0.2.2 \ --foreman-proxy-tftp true \ --foreman-proxy-tftp-managed true \ --foreman-proxy-tftp-servername 192.0.2.3
プロンプトに表示される satellite-installer
コマンドの進行状況を監視できます。/var/log/foreman-installer/satellite.log
でログを表示できます。/etc/foreman-installer/scenarios.d/satellite-answers.yaml
ファイルで、使用されている設定 (initial_admin_password
パラメーターなど) を表示できます。
DHCP、DNS および TFTP サービス の設定に関する情報は、『プロビジョニングガイド』 の「ネットワークサービスの設定 」セクションを参照してください。