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12.4. Python

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12.4.1. 詳細

rhscl/python-38-rhel7 イメージは、アプリケーションをビルドして実行する Python 3.8 プラットフォームを提供します。npm を使用する Node.js は事前にインストールされます。

12.4.2. アクセス

rhscl/python-38-rhel7 イメージをプルするには、root で以下のコマンドを実行します。

# podman pull registry.redhat.io/rhscl/python-38-rhel7

12.4.3. 設定

環境変数を設定するには、ソースコードリポジトリー内の .s2i/environment ファイルにキーと値のペアとして配置できます。

変数名詳細

APP_SCRIPT

スクリプトファイルからアプリケーションを実行するのに使用されます。これは、スクリプトファイルへのパス (null に設定されない限りデフォルトは app.sh) へのパスである必要があります。

APP_FILE

Python スクリプトからアプリケーションを実行するために使用されます。これは、アプリケーションを起動するために Python インタープリターに渡される Python ファイル (デフォルトが app.py) へのパスでなければなりません。

APP_MODULE

以下に記載されているように、Gunicorn を使用してアプリケーションを実行するために使用されます。この変数は、MODULE_NAME:VARIABLE_NAME パターンで WSGI 呼び出し可能なアプリケーションを指定します。ここで、MODULE_NAME はモジュールの完全ドットパスで、VARIABLE_NAME は指定されたモジュール内で WSGI 呼び出し可能なアプリケーションを参照します。Gunicorn は、指定がない場合は WSGI 呼び出し可能なアプリケーションを探します。APP_MODULE が指定されていない場合、run スクリプトはプロジェクトで wsgi.py ファイルを検索し、それが存在する場合は使用します。アプリケーションのインストールに setup.py を使用している場合は、MODULE_NAME の部分をそこから読み込むことができます。たとえば、setup-test-app を参照してください。

APP_HOME

この変数を使用して、アプリケーションを実行するサブディレクトリーを指定することもできます。この変数が参照するディレクトリーには、wsgi.py (Gunicorn 用) または manage.py (Django 用) を含める必要があります。APP_HOME が指定されていない場合は、assemble スクリプトおよび run スクリプトはアプリケーションのルートディレクトリーを使用します。

APP_CONFIG

Gunicorn 設定ファイルを使用した有効な Python ファイルへのパス。

DISABLE_MIGRATE

この変数を空でない値に設定し、生成されたイメージの実行時に manage.py migrate の実行を無効にします。これは Django プロジェクトにのみ影響します。

DISABLE_COLLECTSTATIC

この変数を空でない値に設定し、ビルド中に manage.py collectstatic の実行を無効にします。これは Django プロジェクトにのみ影響します。

DISABLE_SETUP_PY_PROCESSING

この変数を空でない値に設定し、setup.py スクリプトの処理を省略するには、requirements.txt-e . を使用して処理をトリガーするか、アプリケーションを site-packages ディレクトリーにインストールしないようにします。

ENABLE_PIPENV

この変数を設定して、高レベルの Python パッケージツールの Pipenv を使用して、アプリケーションの依存関係を管理します。これは、プロジェクトに適切にフォーマットされた Pipfile および Pipfile.lock が含まれる場合にのみ使用してください。

ENABLE_INIT_WRAPPER

この変数を空でない値に設定し、init ラッパーを使用します。これは、Django 開発サーバーや Tornado など、ゾンビプロセスを取得できないサーバーの場合に役立ちます。このオプションは、APP_SCRIPT 変数または APP_FILE 変数と共に使用することができます。ゾンビプロセスの処理を正しく取得するため、これは APP_MODULE で使用される Gunicorn に適用されません。

PIP_INDEX_URL

この変数は、カスタムインデックスの URL またはミラーを使用して、ビルドプロセス時に必要なパッケージをダウンロードするように設定します。これは、requirements.txt に記載されているパッケージにのみ影響します。

UPGRADE_PIP_TO_LATEST

この変数を空でない値に設定し、Python パッケージをインストールする前に pip プログラムを最新バージョンにアップグレードします。設定されていない場合は、Python バージョン用にプラットフォームに含まれるデフォルトバージョンが使用されます。

WEB_CONCURRENCY

ワーカー 数のデフォルト設定を変更する場合は、このパラメーターを設定します。デフォルトでは、これは利用可能なコア数 2 に設定されます。

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