11.2.2. クラスター Operator で生成されたシークレット
クラスター Operatorは、以下の証明書を生成します。これらの証明書は、OpenShiftクラスターにシークレットとして保存されます。AMQ Streams はデフォルトでこれらのシークレットを使用します。
クラスタCAとクライアントCAには、秘密鍵と公開鍵に別々のシークレットがあります。
<cluster_name>-cluster-ca
- クラスタCAの秘密鍵が含まれています。AMQ Streamsおよび Kafka コンポーネントは、秘密鍵を使用してサーバー証明書に署名します。
<cluster_name>-cluster-ca-cert
- クラスタCAの公開鍵が含まれています。Kafkaクライアントは、公開鍵を使用して、TLSサーバー認証で接続しているKafkaブローカーのIDを確認します。
<cluster_name>-clients-ca
- クライアントCAの秘密鍵が含まれています。Kafkaクライアントは、秘密鍵を使用して、Kafkaブローカーへの接続時にTLSクライアント認証用の新しいユーザー証明書に署名します。
<cluster_name>-clients-ca-cert
- クライアントCAの公開鍵が含まれています。Kafkaブローカーは、TLSクライアント認証が使用されている場合に、公開鍵で KafkaブローカーにアクセスするクライアントのIDを確認します。
AMQ Streamsコンポーネント間の通信のシークレットには、クラスターCAで署名された秘密鍵と公開鍵証明書が含まれています。
<cluster_name>-kafka-brokers
- Kafkaブローカーの秘密鍵と公開鍵が含まれています。
<cluster_name>-zookeeper-nodes
- ZooKeeperノードの秘密鍵と公開鍵が含まれています。
<cluster_name>-cluster-operator-certs
- クラスター Operator と Kafka またはZooKeeper間の通信を暗号化するための秘密鍵と公開鍵が含まれています。
<cluster_name>-entity-topic-operator-certs
- トピック Operator と Kafka またはZooKeeper間の通信を暗号化するための秘密鍵と公開鍵が含まれています。
<cluster_name>-entity-user-operator-certs
- ユーザー Operator と Kafka またはZooKeeper間の通信を暗号化するための秘密鍵と公開鍵が含まれています。
<cluster_name>-cruise-control-certs
- クルーズコントロールと Kafka またはZooKeeper間の通信を暗号化するための秘密鍵と公開鍵が含まれています。
<cluster_name>-kafka-exporter-certs
- Kafka Exporter と Kafka またはZooKeeper間の通信を暗号化するための秘密鍵と公開鍵が含まれています。
注記
独自のサーバー証明書および秘密鍵を提供 して、クラスター CA またはクライアント CA によって署名された証明書ではなく、Kafka リスナー証明書 を使用して Kafka ブローカーに接続できます。