5.2.2.3. SCRAM-SHA-512 認証


SCRAM-SHA-512 認証メカニズムを使用するには、KafkaUser リソースの type フィールドを scram-sha-512 に設定します。

SCRAM-SHA-512 認証が有効になっているユーザーの例

apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta2
kind: KafkaUser
metadata:
  name: my-user
  labels:
    strimzi.io/cluster: my-cluster
spec:
  authentication:
    type: scram-sha-512
  # ...
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ユーザーが User Operator によって作成されると、KafkaUser リソースと同じ名前で新しいシークレットが作成されます。シークレットの password キーには、生成されたパスワードが含まれ、base64 でエンコードされます。パスワードを使用するにはデコードする必要があります。

ユーザー認証情報を含むシークレットの例

apiVersion: v1
kind: Secret
metadata:
  name: my-user
  labels:
    strimzi.io/kind: KafkaUser
    strimzi.io/cluster: my-cluster
type: Opaque
data:
  password: Z2VuZXJhdGVkcGFzc3dvcmQ= 
1

  sasl.jaas.config: b3JnLmFwYWNoZS5rYWZrYS5jb21tb24uc2VjdXJpdHkuc2NyYW0uU2NyYW1Mb2dpbk1vZHVsZSByZXF1aXJlZCB1c2VybmFtZT0ibXktdXNlciIgcGFzc3dvcmQ9ImdlbmVyYXRlZHBhc3N3b3JkIjsK 
2
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1
base64 でエンコードされた生成されたパスワード。
2
base64 でエンコードされた SASL SCRAM-SHA-512 認証の JAAS 設定文字列。

生成されたパスワードをデコードします。

echo "Z2VuZXJhdGVkcGFzc3dvcmQ=" | base64 --decode
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5.2.2.3.1. カスタムパスワード設定

ユーザーが作成されると、AMQ Streams は無作為にパスワードを生成します。AMQ Streams によって生成されたパスワードの代わりに、独自のパスワードを使用できます。これを行うには、パスワードでシークレットを作成し、KafkaUser リソースでこれを参照します。

SCRAM-SHA-512 認証に設定されたパスワードを持つユーザーの例

apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta2
kind: KafkaUser
metadata:
  name: my-user
  labels:
    strimzi.io/cluster: my-cluster
spec:
  authentication:
    type: scram-sha-512
    password:
      valueFrom:
        secretKeyRef:
          name: my-secret 
1

          key: my-password 
2

  # ...
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1
事前に定義されたパスワードが含まれるシークレットの名前。
2
シークレット内に格納されているパスワードのキー。
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