6.4. Red Hat Enterprise Linux のバージョン間の切り替え
マシン上の現在の Red Hat Enterprise Linux バージョンと以前のバージョンにアクセスします。Snapshot Manager と、GRUB ブートローダーメニューに作成されたエントリーを使用して、さまざまなオペレーティングシステムバージョンにアクセスすると、オペレーティングシステムのアップグレードに関連するリスクが軽減され、ダウンタイムも短縮されます。環境を切り替えるこの機能により、次のことが可能になります。
- 両方の環境を簡単に比較する。
- アップグレードの結果を評価しながら環境を切り替える。
- ファイルシステムの古いコンテンツを復元する。
- アップグレードしたホストの実行中も古いシステムへのアクセスを継続する。
- アップグレード自体が失敗した場合も含め、いつでも更新プロセスを停止して元に戻すことができる。
手順
システムを再起動します。
reboot
# reboot
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - GRUB ブートローダー画面から必要なブートエントリーを選択します。
検証
カーネルバージョンを確認します。
スナップショットの環境の場合:
uname -r
# uname -r 5.14.0-558.el9.x86_64
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow アップグレードした環境の場合:
uname -r
# uname -r 6.12.0-83.el10.x86_64
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
ルートデバイスを確認します。
スナップショットの環境の場合:
findmnt /
# findmnt / TARGET SOURCE FSTYPE OPTIONS / /dev/mapper/rhel-root-snapset_before-upgrade_1745441237_- xfs rw,relatime,seclabel,attr2,inode64,logbufs=8,logbsize=32k,noquota
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow アップグレードした環境の場合:
findmnt /
# findmnt / TARGET SOURCE FSTYPE OPTIONS / /dev/mapper/rhel-root xfs rw,relatime,seclabel,attr2,inode64,logbufs=8,logbsize=32k,noquota
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