第18章 複数のマウントポイントでのマウント共有
システム管理者は、マウントポイントを複製して、複数のディレクトリーからファイルシステムにアクセスするようにできます。
18.1. 共有マウントのタイプ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
使用できる共有マウントには複数のタイプがあります。主な違いは、いずれかの共有マウントポイントの下に別のファイルシステムがマウントされた場合の動作です。これらの共有マウントは、共有サブツリー 機能を利用して機能します。
次のマウントタイプを使用できます。
private
このタイプは、伝播イベントを受信または転送しません。
複製マウントポイントまたは元のマウントポイントのどちらかに別のファイルシステムをマウントしても、それは他方には反映されません。
shared
このタイプは、指定したマウントポイントの正確なレプリカを作成します。
マウントポイントが
shared
マウントとしてマークされている場合は、元のマウントポイント内のすべてのマウントが複製マウントポイントに反映されます (その逆も同様です)。これは、root ファイルシステムのデフォルトのマウントタイプです。
slave
このタイプは、指定したマウントポイントの限定的な複製を作成します。
マウントポイントが
slave
マウントとしてマークされている場合は、元のマウントポイント内のすべてのマウントがそれに反映されますが、slave
マウント内のマウントは元のマウントに反映されません。unbindable
- このタイプは、指定のマウントポイントの複製をまったく行いません。