10.2. セルフサービス設定の定義


セルフサービスのアクセス制御ルールでは、エントリーがそれ自体で実行可能な操作を定義します。このルールでは、ユーザー (または他の IdM エンティティー) が自身のパーソナルエントリーで編集可能な属性のみを定義します。

10.2.1. Web UI でのセルフサービスルールの作成

  1. トップメニューの IPA Server タブで、Role-Based Access Control Self Service Permissions サブタブを選択します。
  2. セルフサービスのアクセス制御手順のリストの上部にある Add をクリックします。

    図10.1 現在のセルフサービスルールの追加

  3. ポップアップウィンドウでルール名を入力します。空白を使用することもできます。

    図10.2 セルフサービスルールを追加するためのフォーム

  4. この ACI でユーザーによる編集を許可する属性のチェックボックスを選択します。
  5. Add をクリックして新規セルフサービス ACI を保存します。

10.2.2. コマンドライン でのセルフサービスルールの作成

selfservice-add コマンドを使用すると、新しいセルフサービスルールを追加できます。これらの 2 つのオプションが必要です。
  • --permissions: ACI 付与への書き込み、追加、または削除などのパーミッションを設定します。
  • --attrs: この ACI がパーミッションを付与する属性の完全なリストを設定します。
[jsmith@server ~]$ ipa selfservice-add "Users can manage their own name details" --permissions=write --attrs=givenname --attrs=displayname --attrs=title --attrs=initials
-----------------------------------------------------------
Added selfservice "Users can manage their own name details"
-----------------------------------------------------------
    Self-service name: Users can manage their own name details
    Permissions: write
    Attributes: givenname, displayname, title, initials
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10.2.3. セルフサービスルールの編集

ウェブ UI のセルフサービスエントリーでは、ACI に含まれている属性のリストのみが編集可能な要素です。チェックボックスは選択または選択解除できます。

図10.3 セルフサービス編集ページ

コマンドラインで、セルフサービスのルールが ipa selfservice-mod コマンドを使用して編集されます。--attrs オプションは、サポートされる属性のリストをすべて上書きするため、属性の完全なリストと新しい属性を常に含めます。
[jsmith@server ~]$ ipa selfservice-mod "Users can manage their own name details" --attrs=givenname --attrs=displayname --attrs=title --attrs=initials --attrs=surname
--------------------------------------------------------------
Modified selfservice "Users can manage their own name details"
--------------------------------------------------------------
Self-service name: Users can manage their own name details
Permissions: write
Attributes: givenname, displayname, title, initials
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重要
セルフサービスルールを修正する際は、既存の属性も含め、すべての属性を含めるようにしてください。
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