4.19. 仮想化
仲介されたデバイスが、IBM Z の仮想化 CLI で対応するようになりました。
virt-install
または virt-xml
を使用して、vfio-ap、vfio-ccw などの仲介デバイスを仮想マシンに接続できるようになりました。たとえば、これにより、IBM Z ホストで DASD ストレージデバイスおよび暗号化コプロセッサーをより柔軟に管理できます。また、virt-install
を使用して、既存の DASD 仲介デバイスをプライマリーディスクとして使用する仮想マシンを作成できます。手順は、RHEL 8 での仮想化の設定および管理ガイドを参照してください。
(BZ#1995125)
Intel Atom P59 シリーズプロセッサーの仮想化サポート
今回の更新で、RHEL 8 の仮想化で、以前の Snow Ridge として知られる Intel Atom P59 シリーズプロセッサーのサポートが追加されました。その結果、RHEL 8 でホストされる仮想マシンは、Snowridge
CPU モデルを使用し、プロセッサーが提供する新機能を活用できるようになりました。
(BZ#1662007)
ESXi ハイパーバイザーと SEV-ES が完全にサポートされるようになりました
AMD Secure Encrypted Virtualization-Encrypted State (SEV-ES) を有効にして、VMware の ESXi ハイパーバイザー (バージョン 7.0.2 以降) で RHEL 仮想マシンのセキュリティーを確保できるようになりました。この機能は、以前は RHEL 8.4 でテクノロジープレビューとして導入されていました。今回、完全にサポートされるようになりました。
(BZ#1904496)
Windows 11 および Windows Server 2022 ゲストがサポートされるようになりました
RHEL 8 は、KVM 仮想マシンのゲストオペレーティングシステムとして Windows 11 および Windows Server 2022 の使用をサポートするようになりました。
(BZ#2036863、BZ#2004162)