10.17. Red Hat Enterprise Linux システムロール


geoipupdate パッケージが非推奨に

geoipupdate パッケージにはサードパーティーのサブスクリプションが必要で、プロプライエタリーコンテンツもダウンロードします。したがって、geoipupdate パッケージは非推奨となり、次の RHEL メジャーバージョンで削除されます。

Bugzilla:1874892[1]

RHEL 9 ノードでチームを設定すると、network システムロールが非推奨の警告を表示します

ネットワークチーミング機能は、RHEL 9 では非推奨になりました。その結果、RHEL 8 制御ノードで network RHEL システムロールを使用して RHEL 9 ノードでネットワークチームを設定すると、非推奨の警告が表示されます。

Bugzilla:2021685

Ansible Engine は非推奨になりました

以前のバージョンの RHEL8 は、サポートの範囲が限定された Ansible Engine リポジトリーへのアクセスを提供し、RHEL System Roles や Insights 救済策などのサポートされた RHEL Automation ユースケースを有効にしました。Ansible Engine は非推奨になり、Ansible Engine 2.9 は 2023 年 9 月 29 日以降サポートされなくなります。サポートされているユースケースの詳細は、RHEL 9 および RHEL 8.6 以降の AppStream リポジトリーに含まれる Ansible Core パッケージのサポート対象範囲 を参照してください。

ユーザーは、システムを Ansible Engine から Ansible Core に手動で移行する必要があります。そのためには、以下の手順に従います。

手順

  1. システムが RHEL 8.7 以降のリリースを実行しているかどうかを確認します。

    # cat /etc/redhat-release
  2. Ansible Engine 2.9 をインストールします。

    # yum remove ansible
  3. ansible-2-for-rhel-8-x86_64-rpms リポジトリーを無効にします。

    # subscription-manager repos --disable
    ansible-2-for-rhel-8-x86_64-rpms
  4. RHEL 8 AppStream リポジトリーから Ansible Core パッケージをインストールします。

    # yum install ansible-core

詳細は、RHEL8.6 以降での Ansible の使用 を参照してください。

Bugzilla:2006081

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