4.15. サポート性


sos がバージョン 4.6 にリベース

設定、診断、およびトラブルシューティングデータを収集するための sos ユーティリティーが、バージョン 4.6 にリベースされました。この更新では、次の機能拡張が提供されます。

  • sos レポートには、起動に関する問題のトラブルシューティングに重要な情報が含まれる可能性がある /boot/grub2/custom.cfg ファイルと /boot/grub2/user.cfg ファイルの両方の内容が含まれるようになりました。(BZ#2213951)
  • OVN-Kubernetes の sos プラグインは、相互接続環境の追加のログを収集します。今回の更新により、ovnkube-node および ovnkube-controller の両方のコンテナーが 1 つにマージされるときに、sosovnkube-controller コンテナーからもログを収集します。

さらに、注目すべきバグ修正には以下が含まれます。

  • sos は、OpenShift Container Platform 4 環境で cgroup データを正しく収集するようになりました (BZ#2186361)。
  • sudo プラグインを有効にして sos レポートを収集しているときに、sosbindpw オプションを適切に削除するようになりました。(BZ#2143272)
  • subscription_manager プラグインは、/var/lib/rhsm/ パスからプロキシーのユーザー名とパスワードを収集しなくなりました。(BZ#2177282)
  • virsh プラグインは、virt-manager ログ内の SPICE リモートディスプレイパスワードを収集しなくなりました。これにより、sos がレポートでパスワードを開示できなくなります。(BZ#2184062)
  • sos は、/var/lib/iscsi/nodes/<IQN>/<PortalIP>/default ファイルに以前に表示されていたユーザー名とパスワードをマスクするようになりました。

    重要

    生成されたアーカイブには、機密とみなされるデータが含まれる可能性があります。したがって、アーカイブを第三者に渡す前に必ず内容を確認する必要があります。

    (BZ#2187859)

  • sos は、ログファイルのサイズが超過した場合やプラグインがタイムアウトした場合でも、テールログ収集を完了します。(BZ#2203141)
  • Pacemaker クラスターノードで soscollect コマンドを入力すると、sos は、同じクラスターノードから sos レポートを収集します。(BZ#2186460)
  • OpenShift Container Platform 4 環境のホストからデータを収集する場合、sossysroot パスを使用するようになり、正しいデータのみがアセンブルされるようになります。(BZ#2075720)
  • sos report --clean コマンドは、意図したとおりにすべての MAC アドレスを難読化します。(BZ#2207562)
  • hpssm プラグインを無効にしても例外は発生しなくなりました。(BZ#2216608)
  • sos clean コマンドは、サニタイズされたファイルのパーミッションに従います。(BZ#2218279)

sos の各リリースの詳細は、アップストリームのリリースノート を参照してください。

Jira:RHELPLAN-156196[1]

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