付録B JConsole による接続
B.1. JConsole 経由での JDG への接続 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
JConsole は JMX GUI であり、これによりユーザーは、JVM、その MBeans を監視し、各種操作を実行するために、ローカルまたはリモートで JVM に接続できます。
手順B.1 管理ユーザーの JBoss Data Grid への追加
リモートの JBoss Data Grid インスタンスに接続できるようにするには、ユーザーが作成されている必要があります。ユーザーはリモートインスタンスで以下のステップを実行します。
bin
ディレクトリーに移動します。cd $JDG_HOME/bin
cd $JDG_HOME/bin
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow add-user.sh
スクリプトを実行します。./add-user.sh
./add-user.sh
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - Return を押して
ManagementUser
のデフォルトオプションを受け入れます。 - Return を押して
ManagementRealm
のデフォルトオプションを受け入れます。 - 必要なユーザー名を入力します。この例では
jmxadmin
が使用されます。 - パスワードを入力し、確認します。
- Return を押して no groups のデフォルトオプションを受け入れます。
yes
を入力して、必要なユーザーがManagementRealm
に追加されることを確認します。- このユーザーはプロセス間の接続で使用されないため、
no
を入力します。 - 以下の画像は、実行例を示しています。
図B.1 add-user.sh の実行
管理インターフェースのバインディング
デフォルトでは、JBoss Data Grid は 127.0.0.1 への管理インターフェースのバインディングから開始します。リモート接続を実行するために、このインターフェースはネットワークで表示できる IP アドレスにバインドされている必要があります。以下のいずれかのオプションでこれを実行できます。
- オプション 1: ランタイム - 起動時に
jboss.bind.address.management
プロパティーを調整することにより、新規の IP アドレスを指定できます。以下の例では、JBoss Data Grid は起動時に 192.168.122.5 にバインドされています。./standalone.sh ... -Djboss.bind.address.management=192.168.122.5
./standalone.sh ... -Djboss.bind.address.management=192.168.122.5
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - オプション 2: 設定 - 設定ファイルで
jboss.bind.address.management
を調整します。これはinterfaces
サブシステムにあります。IP が 192.168.122.5 に調整された設定ファイルのスニペットは以下のようになります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
JConsole の実行
jconsole.sh
スクリプトは $JDG_HOME/bin
ディレクトリーで提供されます。このスクリプトを実行すると、JConsole が起動します。
手順B.2 JConsole を使用したリモート JBoss Data Grid インスタンスへの接続
$JDG_HOME/bin/jconsole.sh
スクリプトを実行します。これにより、以下を表示するウィンドウが表示されます。図B.2 JConsole
Remote Process
を選択します。- テキスト領域に
service:jmx:remoting-jmx://$IP:9999
と入力します。 add-user.sh
スクリプトで作成されるユーザー名およびパスワードを入力します。Connect
をクリックして接続を開始します。- いったん接続されたら、キャッシュ関連のノードが表示されることを確認します。以下のスクリーンショットはこのノード例を示しています。
図B.3 JConsole: キャッシュの表示