付録B JConsole による接続


B.1. JConsole 経由での JDG への接続

JConsole は JMX GUI であり、これによりユーザーは、JVM、その MBeans を監視し、各種操作を実行するために、ローカルまたはリモートで JVM に接続できます。

手順B.1 管理ユーザーの JBoss Data Grid への追加

リモートの JBoss Data Grid インスタンスに接続できるようにするには、ユーザーが作成されている必要があります。ユーザーはリモートインスタンスで以下のステップを実行します。
  1. bin ディレクトリーに移動します。
    cd $JDG_HOME/bin
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  2. add-user.sh スクリプトを実行します。
    ./add-user.sh
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  3. Return を押して ManagementUser のデフォルトオプションを受け入れます。
  4. Return を押して ManagementRealm のデフォルトオプションを受け入れます。
  5. 必要なユーザー名を入力します。この例では jmxadmin が使用されます。
  6. パスワードを入力し、確認します。
  7. Return を押して no groups のデフォルトオプションを受け入れます。
  8. yes を入力して、必要なユーザーが ManagementRealm に追加されることを確認します。
  9. このユーザーはプロセス間の接続で使用されないため、no を入力します。
  10. 以下の画像は、実行例を示しています。

    図B.1 add-user.sh の実行

管理インターフェースのバインディング

デフォルトでは、JBoss Data Grid は 127.0.0.1 への管理インターフェースのバインディングから開始します。リモート接続を実行するために、このインターフェースはネットワークで表示できる IP アドレスにバインドされている必要があります。以下のいずれかのオプションでこれを実行できます。

  • オプション 1: ランタイム - 起動時に jboss.bind.address.management プロパティーを調整することにより、新規の IP アドレスを指定できます。以下の例では、JBoss Data Grid は起動時に 192.168.122.5 にバインドされています。
    ./standalone.sh ... -Djboss.bind.address.management=192.168.122.5
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  • オプション 2: 設定 - 設定ファイルで jboss.bind.address.management を調整します。これは interfaces サブシステムにあります。IP が 192.168.122.5 に調整された設定ファイルのスニペットは以下のようになります。
    <interfaces>
        <interface name="management">
            <inet-address value="${jboss.bind.address.management:192.168.122.5}"/>
        </interface>
        [...]
    </interface>
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JConsole の実行

jconsole.sh スクリプトは $JDG_HOME/bin ディレクトリーで提供されます。このスクリプトを実行すると、JConsole が起動します。

手順B.2 JConsole を使用したリモート JBoss Data Grid インスタンスへの接続

  1. $JDG_HOME/bin/jconsole.sh スクリプトを実行します。これにより、以下を表示するウィンドウが表示されます。

    図B.2 JConsole

  2. Remote Process を選択します。
  3. テキスト領域に service:jmx:remoting-jmx://$IP:9999 と入力します。
  4. add-user.sh スクリプトで作成されるユーザー名およびパスワードを入力します。
  5. Connect をクリックして接続を開始します。
  6. いったん接続されたら、キャッシュ関連のノードが表示されることを確認します。以下のスクリーンショットはこのノード例を示しています。

    図B.3 JConsole: キャッシュの表示

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