31.5. ネットワークパーティションリカバリの例
numOwners
が 3 に設定された分散 4 ノードクラスター (「NumOwners が 3 の分散 4 ノードキャッシュの例」を参照)numOwners
が 2 に設定された分散 4 ノードクラスター (「NumOwners が 2 の分散 4 ノードキャッシュの例」を参照)numOwners
が 3 に設定された分散 5 ノードクラスター (「NumOwners が 3 の分散 5 ノードキャッシュの例」を参照)numOwners
が 4 に設定されたレプリケート 4 ノードクラスター (「NumOwners が 4 のレプリケーション 4 ノードキャッシュの例」を参照)numOwners
が 5 に設定されたレプリケート 5 ノードクラスター (「NumOwners が 5 のレプリケーション 5 ノードキャッシュの例」を参照)numOwners
が 8 に設定されたレプリケート 8 ノードクラスター (「NumOwners が 8 のレプリケーション 8 ノードキャッシュの例」を参照)
31.5.1. NumOwners が 3 の分散 4 ノードキャッシュの例 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
k1
、k2
、k3
、および k4
) を含む 4 ノード分散キャッシュが含まれます。このキャッシュでは、numOwners
が 3 と等しくなります。つまり、各データエントリーごとに、キャッシュ内のさまざまなノードの 3 つのコピーが必要です。
図31.1 ネットワークパーティション実行前とネットワークパーティション実行後のキャッシュ
numOwners
の値) 以上のノードが残っていないためです。結果として、4 つのエントリー (k1
、k2
、k3
、および k4
) は読み書きできません。新しいエントリーはいずれかの劣化パーティションで書き込みできます (どちらのパーティションでもエントリーの 3 つのコピーを格納できません)。
図31.2 パーティションのマージ後のキャッシュ
k1
、k2
、k3
、および k4
) から構成されます)。
31.5.2. NumOwners が 2 の分散 4 ノードキャッシュの例 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
numOwners
が 2 となり、4 つのデータエントリー (k1
、k2
、k3
、および k4
) それぞれがキャッシュ内に 2 つのコピーを持ちます。
図31.3 ネットワークパーティション実行前とネットワークパーティション実行後のキャッシュ
k1
は読み書きできます (numOwners
が 2 であり、エントリーの両方のコピーがパーティション 1 に保持されるため)。パーティション 2 では、同じ理由により k4
は読み書きできます。エントリー k2
および k3
は両方のパーティションで利用できません (いずれのパーティションにもこれらのエントリーのすべてのコピーが含まれないため)。新しいエントリー k5
は、k5
の両方のコピーを所有するパーティションにのみ書き込むことができます。
図31.4 パーティションのマージ後のキャッシュ
k1
、k2
、k3
、および k4
) から構成されます)。
31.5.3. NumOwners が 3 の分散 5 ノードキャッシュの例 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
numOwners
が 3 に等しい分散キャッシュが含まれます。
図31.5 ネットワークパーティション実行前とネットワークパーティション実行後のキャッシュ
numOwners
ノードよりも少ない数を失ったため、利用可能モードのままになります。
図31.6 パーティション 1 の再調整と別のエントリーの追加
numOwners
は 3)。結果として、3 つのそれぞれのノードにはキャッシュ内の各エントリーのコピーが含まれます。次に、新しいエントリー (k6
) をキャッシュに追加します。numOwners
値は引き続き 3 であり、パーティション 1 には 3 つのノードがあるため、各ノードには k6
のコピーが含まれます。
図31.7 パーティションのマージ後のキャッシュ
numOwners
=3)、JBoss Data Grid はノードを再調整し、データエントリーがキャッシュ内の 4 つのノード間で分散されるようにします。マージされた新しいキャッシュは完全に利用可能になります。
31.5.4. NumOwners が 4 のレプリケーション 4 ノードキャッシュの例 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
numOwners
が 4 に等しいレプリケートキャッシュが含まれます。
図31.8 ネットワークパーティション実行前とネットワークパーティション実行後のキャッシュ
k1
、k2
、k3
、および k4
) は読み書きできません。これは、2 つのパーティションのどちらも 4 つのキーのすべてのコピーを所有しないためです。
図31.9 パーティションのマージ後のキャッシュ
k1
、k2
、k3
、および k4
) から構成されます)。
31.5.5. NumOwners が 5 のレプリケーション 5 ノードキャッシュの例 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
numOwners
が 5 に等しいレプリケーションキャッシュが含まれます。
図31.10 ネットワークパーティション実行前とネットワークパーティション実行後のキャッシュ
図31.11 両方のパーティションが 1 つのキャッシュにマージされる
31.5.6. NumOwners が 8 のレプリケーション 8 ノードキャッシュの例 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
numOwners
が 8 に等しいレプリケートキャッシュを対象としています。
図31.12 ネットワークパーティション実行前とネットワークパーティション実行後のキャッシュ
図31.13 パーティション 2 はさらにパーティション 2A と 2B に分割される
このシナリオでは 4 つのキャッシュの解決法があります。
- ケース 1: パーティション 2A と 2B のマージ
- ケース 2: パーティション 1 と 2A のマージ
- ケース 3: パーティション 1 と 2B のマージ
- ケース 4: パーティション 1、パーティション 2A、およびパーティション 2B のマージ
図31.14 ケース 1: パーティション 2A と 2B のマージ
図31.15 ケース 2: パーティション 1 と 2A のマージ
図31.16 ケース 3: パーティション 1 と 2B のマージ
図31.17 ケース 4: パーティション 1、パーティション 2A、およびパーティション 2B のマージ