1.3. 既知の問題
本リリースには、以下の既知の問題があります。
移行計画を削除しても一時リソースは削除されない
移行計画を削除しても、importer Pod、conversion Pod、config map、シークレット、失敗した VM、データボリュームなどの一時的なリソースは削除されません。一時的なリソースをクリーンアップするために、移行計画を削除する前にアーカイブする必要があります。(BZ#2018974)
オペレーティングシステムがない仮想マシンの不明瞭なエラーステータスメッセージ
Web コンソールの Plans ページで表示される、オペレーティングシステムのない仮想マシンのエラーステータスメッセージには、失敗の理由が説明されていません。(BZ#22008846)
暗号化されたパーティションを含む仮想マシンの移行が変換中に失敗する
vSphere のみ: RHV および OpenStack からの移行は失敗しませんが、移行先の Red Hat OpenShift クラスターで暗号化鍵が欠落している可能性があります。
移行元の仮想マシンでスナップショット操作を実行している時に、プレコピー/カットオーバー中に移行が失敗する
移行元の仮想マシンで、移行スケジュールと同じタイミングでスナップショット操作がトリガーおよび実行された場合、RHV からのウォーム移行が失敗します。移行はスナップショット操作が完了するのを待ちません。(MTV-456)
移行された仮想マシンに複数のディスクがある場合にその仮想マシンを hostPath タイプの複数のストレージクラスに対してスケジュールできない
複数のディスクがある仮想マシンを、hostPath
タイプの複数のストレージクラスに移行する場合に、仮想マシンをスケジュールできない場合があります。回避策: ターゲット Red Hat OpenShift クラスター上の共有ストレージを使用します。
ウォーム移行でサポートされていないゲスト OS
ウォーム移行および vSphere からリモート Red Hat OpenShift クラスターへの移行では、ローカル Red Hat OpenShift クラスターへのコールド移行でサポートされるすべてのタイプのゲストオペレーティングシステムがサポートされるわけではありません。これは、前者の場合に RHEL 8 を使用し、後者の場合に RHEL 9 を使用した結果です。
サポートされているゲストオペレーティングシステムの一覧は、Converting virtual machines from other hypervisors to KVM with virt-v2v in RHEL 7, RHEL 8, and RHEL 9 を参照してください。
ネットワークインターフェイスがダウンした状態で RHEL 9 ゲスト OS を搭載した vSphere の仮想マシンが起動することがある
RHEL 9 をゲストオペレーティングシステムとしてインストールした仮想マシンを vSphere から移行すると、OpenShift Virtualization での起動時に仮想マシンのネットワークインターフェイスが無効になる場合があります。(MTV-491)
OVA のインポート: OVA プロバイダーを追加するときに ConnectionTestFailed メッセージが表示される
OVA プロバイダーを追加すると、プロバイダーが正常に作成されたにもかかわらず、ConnectionTestFailed
というエラーメッセージが表示される場合があります。数分経ってもメッセージが消えず、プロバイダーのステータスが Ready
に移行しない場合は、ova サーバー Pod の作成
が失敗したことを意味します。(MTV-671)
移行の失敗によって残った ovirtvolumepopulator
により、計画が無期限に CopyDisks
フェーズに留まる
過去の移行の失敗により namespace に残された古い ovirtvolumepopulator
によって、同じ仮想マシンの新しい計画が、CopyDisks
フェーズへの移行時に停止します。計画は無期限にそのフェーズに留まります。(MTV-929)
Forklift が PVC のビルドに失敗したときの不明瞭なエラーメッセージ
移行先のストレージクラスにストレージプロファイルが設定されていない場合、移行は永続ボリューム要求 (PVC) のビルドに失敗します。forklift-controller
は、PVC の作成に失敗した理由を明確に示さないエラーメッセージを表示します。(MTV-928)
このリリースにおける既知の問題の完全なリストについては、Jira の既知の問題 を参照してください。