第1章 Migration Toolkit for Virtualization 2.5
Migration Toolkit for Virtualization (MTV) を使用して、次の移行元プロバイダーから OpenShift Virtualization 移行先プロバイダーに仮想マシンを移行できます。
- VMware vSphere
- Red Hat Virtualization (RHV)
- OpenStack
- VMware vSphere によって作成された Open Virtual Appliances (OVA)
- リモートの OpenShift Virtualization クラスター
リリースノートでは、Migration Toolkit for Virtualization の技術的な変更、新機能と機能拡張、既知の問題について説明します。
1.1. 技術上の変更点
本リリースには、以下の技術上の変更点があります。
OpenStack からの移行は完全サポート対象機能に
このバージョンの MTV では、OpenStack 移行元プロバイダーを使用した移行が、テクノロジープレビュー機能から完全にサポートされる機能に移行しました。
FIPS の無効化
MTV は、Enterprise Master Secret (EMS) を適用しないことで、vSphere 移行元プロバイダーからの移行を可能にします。これにより、2023 FIPS 要件を満たさない移行も含め、MTV がサポートするすべての vSphere バージョンからの移行が可能になります。
作成および更新プロバイダーユーザーインターフェイスの統合
プロバイダーの作成および更新のユーザーインターフェイスは、Red Hat OpenShift Web コンソールのルックアンドフィールと一致し、最新のデータが表示されるようになりました。
スタンドアロン UI
MTV 2.3 の以前の UI は、ForkliftController で feature_ui: true
を設定しても有効にできなくなりました。
OpenShift 4.15 でのデプロイメントのサポート
MTV 2.5.6 は、OpenShift 4.15 クラスターにデプロイできます。