1.4. Red Hat OpenShift Serverless 1.28 のリリースノート
OpenShift Serverless 1.28 が公開されました。以下では、OpenShift Container Platform 上の OpenShift Serverless に関連する新機能、変更点および既知の問題について説明します。
1.4.1. 新機能
- OpenShift Serverless は Knative Serving 1.7 を使用するようになりました。
- OpenShift Serverless は Knative Eventing 1.7 を使用するようになりました。
- OpenShift Serverless は Kourier 1.7 を使用するようになりました。
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OpenShift Serverless は Knative (
kn
) CLI 1.7 を使用するようになりました。 - OpenShift Serverless は Knative Kafka 1.7 を使用するようになりました。
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kn func
CLI プラグインはfunc
1.9.1 バージョンを使用するようになりました。 - OpenShift Serverless Functions の Node.js および TypeScript ランタイムは、一般提供(GA)になりました。
- OpenShift Serverless Functions の Python ランタイムがテクノロジープレビューとして利用可能になりました。
- Knative Serving のマルチコンテナーサポートがテクノロジープレビューとして利用可能になりました。この機能により、単一の Knative サービスを使用してマルチコンテナー Pod をデプロイできます。
OpenShift Serverless 1.29 以降では、Knative Eventing の以下のコンポーネントが 2 つの Pod から 1 つにスケールダウンされます。
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imc-controller
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imc-dispatcher
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mt-broker-controller
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mt-broker-filter
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mt-broker-ingress
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Serving CR の
serverless.openshift.io/enable-secret-informer-filtering
アノテーションが非推奨になりました。アノテーションは Istio に対してのみ有効ですが、Kourier では有効ではありません。OpenShift Serverless 1.28 では、OpenShift Serverless Operator は
net-istio
とnet-kourier
の両方の環境変数ENABLE_SECRET_INFORMER_FILTERING_BY_CERT_UID
を注入できます。OpenShift Serverless 1.28 から今後のバージョンでアップグレードする際の問題を防ぐには、ユーザーはシークレットに
networking.internal.knative.dev/certificate-uid:some_cuid
のアノテーションを付ける必要があります。
1.4.2. 既知の問題
現在、Python のランタイムは、IBM Power、IBM zSystems、および IBM® LinuxONE の OpenShift Serverless 機能ではサポートされません。
Node.js、TypeScript、および Quarkus 関数は、これらのアーキテクチャーでサポートされます。
Windows プラットフォームでは、
app.sh
ファイルのパーミッションにより、Python 機能は Source-to-Image ビルダーを使用してローカルにビルド、実行、またはデプロイできません。この問題を回避するには、Windows Subsystem for Linux を使用します。