1.6. Red Hat OpenShift Serverless 1.26 のリリースノート
OpenShift Serverless 1.26 が公開されました。以下では、OpenShift Container Platform 上の OpenShift Serverless に関連する新機能、変更点および既知の問題について説明します。
1.6.1. 新機能
- Quarkus を使用した OpenShift Serverless Functions が GA になりました。
- OpenShift Serverless は Knative Serving 1.5 を使用するようになりました。
- OpenShift Serverless は Knative Eventing 1.5 を使用するようになりました。
- OpenShift Serverless は Kourier 1.5 を使用するようになりました。
-
OpenShift Serverless は Knative (
kn
) CLI 1.5 を使用するようになりました。 - OpenShift Serverless は Knative Kafka 1.5 を使用するようになりました。
- OpenShift Serverless は Knative Operator 1.3 を使用するようになりました。
-
kn func
CLI プラグインはfunc
1.8.1 を使用するようになりました。 - Persistent Volume Claims (PVC) が GA になりました。PVC は、Knative サービスに永続的なデータストレージを提供します。
新しいトリガーフィルター機能が開発者プレビューとして利用できるようになりました。これにより、ユーザーはフィルター式のセットを指定できます。各式は、イベントごとに true または false に評価されます。
新しいトリガーフィルターを有効にするには、オペレーター設定マップの
KnativeEventing
タイプのセクションにnew-trigger-filters: enabled
エントリーを追加します。apiVersion: operator.knative.dev/v1beta1 kind: KnativeEventing ... ... spec: config: features: new-trigger-filters: enabled ...
Knative Operator 1.3 は、
operator.knative.dev
の更新されたv1beta1
バージョンの API を追加します。KnativeServing
およびKnativeEventing
カスタムリソース設定マップでv1alpha1
からv1beta1
に更新するには、apiVersion
キーを編集します。KnativeServing
カスタムリソース設定マップの例apiVersion: operator.knative.dev/v1beta1 kind: KnativeServing ...
KnativeEventing
カスタムリソース設定マップの例apiVersion: operator.knative.dev/v1beta1 kind: KnativeEventing ...
1.6.2. 修正された問題
- 以前、連邦情報処理標準 (FIPS) モードは、Kafka ブローカー、Kafka ソース、および Kafka シンクに対して無効になっていました。これは修正され、FIPS モードが利用できるようになりました。
1.6.3. 既知の問題
Ingress に
net-istio
を使用し、security.dataPlane.mtls: true
を使用して SMCP 経由で mTLS を有効にする場合、Service Mesh は*.local
ホストのDestinationRules
をデプロイしますが、これは OpenShift Serverless のDomainMapping
を許可しません。この問題を回避するには、
security.dataPlane.mtls: true
を使用する代わりにPeerAuthentication
をデプロイして mTLS を有効にします。