3.4. 分散トレースのアップグレード


Operator Lifecycle Manager (OLM) は、クラスター内の Operator のインストール、アップグレード、ロールベースのアクセス制御 (RBAC) を制御します。OLM はデフォルトで OpenShift Container Platform で実行されます。OLM は利用可能な Operator のクエリーやインストールされた Operator のアップグレードを実行します。OpenShift Container Platform のアップグレードの処理方法についての詳細は、Operator Lifecycle Manager のドキュメントを参照してください。

更新時に、Red Hat OpenShift 分散トレース Operator は、管理対象の分散トレースインスタンスを Operator に関連付けられたバージョンにアップグレードします。Red Hat OpenShift 分散トレースプラットフォーム Operator の新規バージョンがインストールされるたびに、Operator によって管理されるすべての分散トレースプラットフォームアプリケーションインスタンスがその Operator のバージョンにアップグレードされます。たとえば、Operator をインストールされた 1.10 から 1.11 にアップグレードした後、Operator は実行中の分散トレースプラットフォームインスタンスをスキャンし、それらも 1.11 にアップグレードします。

OpenShift Elasticsearch Operator の更新方法に関する具体的な手順は、 Updating OpenShift Loggingを参照してください。

3.4.1. 2.0 の Operator チャネルの変更

Red Hat OpenShift 分散トレース 2.0.0 には、以下の変更が加えられています。

  • Red Hat OpenShift Jaeger Operator の名前を Red Hat OpenShift 分散トレースプラットフォーム Operator に変更しました。
  • 個別リリースチャンネルのサポートを停止しました。今後、Red Hat OpenShift 分散トレースプラットフォーム Operator は stable Operator チャネルのみをサポートします。1.24-stable などのメンテナンスチャネルは、今後の Operator ではサポートされなくなります。

バージョン 2.0 への更新の一環として、OpenShift Elasticsearch および Red Hat OpenShift 分散トレースプラットフォーム Operator サブスクリプションを更新する必要があります。

前提条件

  • OpenShift Container Platform のバージョンが 4.6 以降である。
  • OpenShift Elasticsearch Operator を更新している。
  • Jaeger カスタムリソースファイルをバックアップしている。
  • cluster-admin ロールを持つアカウントがある。(Red Hat OpenShift Dedicated を使用する場合) dedicated-admin ロールがあるアカウント。
重要

まだUpdating OpenShift Loggingの手順に従って OpenShift Elasticsearch Operator を更新していない場合は、Red Hat OpenShift 分散トレースプラットフォーム Operator を更新する前に更新を完了してください。

Operator チャネルの更新方法は、インストールした Operators の更新を参照してください。

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