This documentation is for a release that is no longer maintained
See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.第1章 ホストについての推奨されるプラクティス
このトピックでは、OpenShift Container Platform のホストについての推奨プラクティスについて説明します。
これらのガイドラインは、Open Virtual Network (OVN) ではなく、ソフトウェア定義ネットワーク (SDN) を使用する OpenShift Container Platform に該当します。
1.1. ノードホストについての推奨プラクティス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
				OpenShift Container Platform ノードの設定ファイルには、重要なオプションが含まれています。たとえば、podsPerCore および maxPods の 2 つのパラメーターはノードにスケジュールできる Pod の最大数を制御します。
			
両方のオプションが使用されている場合、2 つの値の低い方の値により、ノード上の Pod 数が制限されます。これらの値を超えると、以下の状態が生じる可能性があります。
- CPU 使用率の増大。
 - Pod のスケジューリングの速度が遅くなる。
 - (ノードのメモリー量によって) メモリー不足のシナリオが生じる可能性。
 - IP アドレスのプールを消費する。
 - リソースのオーバーコミット、およびこれによるアプリケーションのパフォーマンスの低下。
 
Kubernetes では、単一コンテナーを保持する Pod は実際には 2 つのコンテナーを使用します。2 つ目のコンテナーは実際のコンテナーの起動前にネットワークを設定するために使用されます。そのため、10 の Pod を使用するシステムでは、実際には 20 のコンテナーが実行されていることになります。
クラウドプロバイダーからのディスク IOPS スロットリングは CRI-O および kubelet に影響を与える可能性があります。ノード上に多数の I/O 集約型 Pod が実行されている場合、それらはオーバーロードする可能性があります。ノード上のディスク I/O を監視し、ワークロード用に十分なスループットを持つボリュームを使用することが推奨されます。
				podsPerCore は、ノードのプロセッサーコア数に基づいてノードが実行できる Pod 数を設定します。たとえば、4 プロセッサーコアを搭載したノードで podsPerCore が 10 に設定される場合、このノードで許可される Pod の最大数は 40 になります。
			
kubeletConfig: podsPerCore: 10
kubeletConfig:
  podsPerCore: 10
				podsPerCore を 0 に設定すると、この制限が無効になります。デフォルトは 0 です。podsPerCore は maxPods を超えることができません。
			
				maxPods は、ノードのプロパティーにかかわらず、ノードが実行できる Pod 数を固定値に設定します。
			
 kubeletConfig:
    maxPods: 250
 kubeletConfig:
    maxPods: 250