5.2. アラート、サイレンスおよびアラートルールの検索およびフィルター
アラート UI に表示されるアラート、サイレンス、およびアラートルールをフィルターできます。このセクションでは、利用可能なフィルターオプションのそれぞれについて説明します。
アラートフィルターについて
Administrator パースペクティブでは、アラート UI の Alerts ページに、デフォルトの OpenShift Container Platform プロジェクトおよびユーザー定義プロジェクトに関連するアラートの詳細が提供されます。このページには、各アラートの重大度、状態、およびソースの概要が含まれます。アラートが現在の状態に切り替わった時間も表示されます。
アラートの状態、重大度、およびソースでフィルターできます。デフォルトでは、Firing の Platform アラートのみが表示されます。以下では、それぞれのアラートフィルターオプションについて説明します。
Alert State フィルター:
-
Firingアラート条件が true で、オプションの
for
の期間を経過しているためにアラートが実行されます。アラートは、条件が true である限り継続して実行されます。 - Pendingアラートはアクティブですが、アラート実行前のアラートルールに指定される期間待機します。
- Silencedアラートは定義された期間についてサイレンスにされるようになりました。定義するラベルセレクターのセットに基づいてアラートを一時的にミュートします。一覧表示される値または正規表現のすべてに一致するアラートについては通知は送信されません。
-
Firingアラート条件が true で、オプションの
Severity フィルター:
- Criticalアラートをトリガーした状態は重大な影響を与える可能性があります。このアラートには、実行時に早急な対応が必要となり、通常は個人または緊急対策チーム (Critical Response Team) に送信先が設定されます。
- Warningアラートは、問題の発生を防ぐために注意が必要になる可能性のある問題についての警告通知を提供します。通常、警告は早急な対応を要さないレビュー用にチケットシステムにルート指定されます。
- Infoアラートは情報提供のみを目的として提供されます。
- Noneアラートには重大度が定義されていません。
- また、ユーザー定義プロジェクトに関連するアラートの重大度の定義を作成することもできます。
Source フィルター:
- Platformプラットフォームレベルのアラートは、デフォルトの OpenShift Container Platform プロジェクトにのみ関連します。これらのプロジェクトは OpenShift Container Platform のコア機能を提供します。
- Userユーザーアラートはユーザー定義のプロジェクトに関連します。これらのアラートはユーザーによって作成され、カスタマイズ可能です。ユーザー定義のワークロードモニタリングはインストール後に有効にでき、独自のワークロードへの可観測性を提供します。
サイレンスフィルターについて
Administrator パースペクティブでは、アラート UI の Silences ページには、デフォルトの OpenShift Container Platform およびユーザー定義プロジェクトのアラートに適用されるサイレンスについての詳細が示されます。このページには、それぞれのサイレンスの状態の概要とサイレンスが終了する時間の概要が含まれます。
サイレンス状態でフィルターを実行できます。デフォルトでは、Active および Pending のサイレンスのみが表示されます。以下は、それぞれのサイレンス状態のフィルターオプションについて説明しています。
Silence State フィルター:
- Activeサイレンスはアクティブで、アラートはサイレンスが期限切れになるまでミュートされます。
- Pendingサイレンスがスケジュールされており、アクティブな状態ではありません。
- Expiredアラートの条件が true の場合、サイレンスが期限切れになり、通知が送信されます。
アラートルールフィルターについて
Administrator パースペクティブでは、アラート UI の Alerting Rules ページには、デフォルトの OpenShift Container Platform およびユーザー定義プロジェクトに関連するアラートルールの詳細が示されます。このページには、各アラートルールの状態、重大度およびソースの概要が含まれます。
アラート状態、重大度、およびソースを使用してアラートルールをフィルターできます。デフォルトでは、プラットフォームのアラートルールのみが表示されます。以下では、それぞれのアラートルールのフィルターオプションを説明します。
Alert State フィルター:
-
Firingアラート条件が true で、オプションの
for
の期間を経過しているためにアラートが実行されます。アラートは、条件が true である限り継続して実行されます。 - Pendingアラートはアクティブですが、アラート実行前のアラートルールに指定される期間待機します。
- Silencedアラートは定義された期間についてサイレンスにされるようになりました。定義するラベルセレクターのセットに基づいてアラートを一時的にミュートします。一覧表示される値または正規表現のすべてに一致するアラートについては通知は送信されません。
- Not Firingアラートは実行されません。
-
Firingアラート条件が true で、オプションの
Severity フィルター:
- Criticalアラートルールで定義される状態は重大な影響を与える可能性があります。true の場合、これらの状態には早急な対応が必要です。通常、ルールに関連するアラートは個別または緊急対策チーム (Critical Response Team) に送信先が設定されます。
- Warningアラートルールで定義される状態は、問題の発生を防ぐために注意を要する場合があります。通常、ルールに関連するアラートは早急な対応を要さないレビュー用にチケットシステムにルート指定されます。
- Infoアラートルールは情報アラートのみを提供します。
- Noneアラートルールには重大度が定義されていません。
- ユーザー定義プロジェクトに関連するアラートルールのカスタム重大度定義を作成することもできます。
Source フィルター:
- Platformプラットフォームレベルのアラートルールは、デフォルトの OpenShift Container Platform プロジェクトにのみ関連します。これらのプロジェクトは OpenShift Container Platform のコア機能を提供します。
- Userユーザー定義のワークロードアラートルールは、ユーザー定義プロジェクトに関連します。これらのアラートルールはユーザーによって作成され、カスタマイズ可能です。ユーザー定義のワークロードモニタリングはインストール後に有効にでき、独自のワークロードへの可観測性を提供します。
Developer パースペクティブでのアラート、サイレンスおよびアラートルールの検索およびフィルター
Developer パースペクティブのアラート UI の Alerts ページでは、選択されたプロジェクトに関連するアラートとサイレンスを組み合わせたビューを提供します。規定するアラートルールへのリンクが表示されるアラートごとに提供されます。
このビューでは、アラートの状態と重大度でフィルターを実行できます。デフォルトで、プロジェクトへのアクセスパーミッションがある場合は、選択されたプロジェクトのすべてのアラートが表示されます。これらのフィルターは Administrator パースペクティブについて記載されているフィルターと同じです。