1.10. エラータの非同期更新
OpenShift Container Platform 4.8 のセキュリティー、バグ修正、拡張機能の更新は、Red Hat Network 経由で非同期エラータとして発表されます。OpenShift Container Platform 4.8 のすべてのエラータは Red Hat カスタマーポータルから入手 できます。非同期エラータについては、OpenShift Container Platform ライフサイクル を参照してください。
Red Hat カスタマーポータルのユーザーは、Red Hat Subscription Management (RHSM) のアカウント設定でエラータの通知を有効にすることができます。エラータの通知を有効にすると、登録しているシステムに関連するエラータが新たに発表されるたびに、メールで通知が送信されます。
OpenShift Container Platform のエラータ通知メールを生成させるには、Red Hat カスタマーポータルのユーザーアカウントでシステムが登録されており、OpenShift Container Platform エンタイトルメントを使用している必要があります。
以下のセクションは、これからも継続して更新され、今後の OpenShift Container Platform 4.8 バージョンの非同期リリースで発表されるエラータの拡張機能およびバグ修正に関する情報を追加していきます。たとえば、OpenShift Container Platform 4.8.z などのバージョン付けされた非同期リリースについてはサブセクションで説明します。さらに、エラータの本文がアドバイザリーで指定されたスペースに収まらないリリースについては、詳細についてその後のサブセクションで説明します。
OpenShift Container Platform のいずれのリリースについても、クラスターの更新 に関する指示には必ず目を通してください。
1.10.1. RHSA-2021:2438 - OpenShift Container Platform 4.8.2 イメージのリリース、バグ修正およびセキュリティー更新アドバイザリー
発行日: 2021-07-27
セキュリティー更新を含む OpenShift Container Platform リリース 4.8.2 が利用可能になりました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHSA-2021:2438 アドバイザリーに一覧表示されます。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHSA-2021:2437 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.2 --pullspecs
1.10.2. RHBA-2021:2896 - OpenShift Container Platform 4.8.3 バグ修正の更新
発行日: 2021-08-02
OpenShift Container Platform リリース 4.8.3 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2021:2896 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2021:2899 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.3 --pullspecs
1.10.2.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.3. RHSA-2021:2983: OpenShift Container Platform 4.8.4 セキュリティーおよびバグ修正の更新
発行日: 2021-08-09
OpenShift Container Platform リリース 4.8.4 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHSA-2021:2983 アドバイザリーに一覧表示されます。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHSA-2021:2984 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.4 --pullspecs
1.10.3.1. バグ修正
- 以前は BZ#1954309 および BZ#1960446 は、OpenShift Container Platform 4.8.3 のリリースノートに修正済みのバグとして記載されていましたが、バージョン 4.8.3 のリリースから削除されました。このリリースでは、BZ#1960446のバグフィックスサマリーが OpenShift Container Platform 4.8.4 のリリースノートのバグ修正セクションに移動し、BZ#1954309のバグフィックスサマリーが削除されています。
-
これまでは、
nmstate-handler
Pod の許容範囲の設定に誤りがあり、nmstate
Operator を搭載したノードのネットワーク設定ができませんでした。今回の更新では、ハンドラー Pod がすべてのノードで許容範囲を許可しました。(BZ#1960446) -
これまでは、コピーに失敗した
ClusterServiceVersion
オブジェクト (CSV) に対して、Web コンソールにThe operator is running in openshift-operators but is managing this namespace
が表示されていました。このメッセージは具体的ではなく、ユーザーが失敗した CSV をトラブルシューティングするのに役立ちませんでした。今回のリリースでは、コピーされた CSV のメッセージで、失敗の原因を探すために元の CSV に誘導し、元の CSV へのリンクを提供します。(BZ#1972478) -
以前は、レジストリーがカスタム許容値を使用するかどうかをチェックする Operator は、
spec.tolerations
の代わりにspec.nodeSelector
をチェックしていましたが、spec.tolerations
のカスタム許容値は、spec.nodeSelector
が設定されている場合にのみ適用されます。このリリースでは、spec.tolerations
がチェックされ、spec.tolerations
が設定されている場合は、Operator はカスタムの許容値を使用します。(BZ#1973662) -
これまでは、イメージストリームと
image.openshift.io/triggers
アノテーションを使用せずにデプロイメントを作成すると、デプロイメントコントローラーが無限ループでレプリカセットを作成していました。この問題は本リリースでは解決されています。(BZ#1981770) -
今回のリリースでは、Manila CSI のログが
must-gather
負荷に追加されました。(BZ#1986026) -
以前は、仮想マシンに自動ピン留めを使用すると、プロパティーの名前は
disabled
、existing
、またはadjust
されていました。このリリースでは、名前が各ポリシーをより適切に説明するようになり、existing
は oVirt でブロックされているため削除されました。新しいプロパティー名はnone
とresize_and_pin
で、oVirt ユーザーインターフェイスと一致します。(BZ#1987182)
1.10.3.2. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.4. RHBA-2021:3121 - OpenShift Container Platform 4.8.5 バグ修正の更新
発行日: 2021-08-16
OpenShift Container Platform リリース 4.8.5 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2021:3121 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2021:3122 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.5 --pullspecs
1.10.4.1. 機能
1.10.4.1.1. Egress IP の強化
新しい機能拡張により、OpenShift Container Platform 4.8 Anonymizer に egress IP アドレスのサポートが追加されました。詳細は、BZ#1974877 を参照してください。
1.10.4.2. バグ修正
-
これまでは、
JenkinsPipelineStrategy
が定義されたBuildConfig
オブジェクトに対して、oc logs
が機能しませんでした。今回の更新では、パイプラインビルドでoc logs
が動作するようになりました。(BZ#1974267) -
これまでは、仮想 IP(VIP) を保持する
Keepalived
コンテナーがSIGTERMed
と表記されると、VRRP のプロアクティブメッセージが送信されませんでした。その結果、VIP はタイムアウトした後、別のノードに移行しました。今回の更新では、SIGTERMed
と示された VIP を保持するKeepalived
コンテナーが、VRRP priority 0
のアドバタイズメントメッセージを送信します。その結果、今では VIP の移行が早くなっています。(BZ#1920670) -
これまでは、
Kameletbinding
を使ってアクション
とシンク
の Kamelet を作成することができましたが、ソース
タイプの Kamelet のみがリストアップされるべきでした。今回の更新により、シンク
タイプとアクション
タイプの Kamelets を選択するオプションが削除されました。その結果、イベントソースのカタログに表示されるのはソース
Kamelets だけになりました。(BZ#1972258)
1.10.4.3. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.5. RHBA-2021:3247: OpenShift Container Platform 4.8.9 セキュリティーおよびバグ修正の更新
発行日: 2021-08-31
OpenShift Container Platform リリース 4.8.9 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2021:3247 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHSA-2021:3248 アドバイザリーで提供されています。
RHBA-2021:3247 アドバイザリーに記載されている SHA-256 イメージダイジェスト情報に誤りがあります。正しい情報は以下のとおりです。
リリースイメージのメタデータを確認するには、oc
ツールをダウンロードし、以下のコマンドを実行します。
x86_64 アーキテクチャーの場合:
$ oc adm release info quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.8.9-x86_64
イメージダイジェストは、
sha256:5fb4b4225498912357294785b96cde6b185eaed20bbf7a4d008c462134a4edfd
です。s390x アーキテクチャーの場合:
$ oc adm release info quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.8.9-s390x
イメージダイジェストは
sha256:2665dcca917890b3d06c339bb03dac65b84485fef36c90f219f2773393ba291d
です。ppc64le アーキテクチャーの場合:
$ oc adm release info quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.8.9-ppc64le
イメージダイジェストは
sha256:ded5e8d61915f74d938668cf58cdc9f37eb4172bc24e80c16c7fe1a6f84eff43
です。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.9 --pullspecs
1.10.5.1. バグ修正
- 今回のリリースでは、中国語、日本語、韓国語のローカライズコンテンツが追加されています。(BZ#1972987)
OpenShift Container Platform 4.5 の OVN-Kubernetes で使用されるアドレスセットの命名規則が OpenShift Container Platform 4.6 で変更されたにも拘らず、アップグレードの一部として、既存のアドレスセットから新規命名規則への移行は処理されませんでした。ingress または egress セクションの namespace セレクターの条件を使用してバージョン 4.5 で作成されたネットワークポリシーは、この namespace 内の Pod IP アドレスの最新の情報に更新されていない以前のアドレスセットに依存していました。これらのポリシーは 4.6 以降のリリースでは正しく機能せず、予期しないトラフィックを許可または拒否する可能性があります。
以前のバージョンでは、回避策はこれらのポリシーを削除し、再作成する必要がありました。今回のリリースにより、命名規則が古いアドレスセットが削除され、以前のアドレスセットを参照するポリシー ACL が OVN-Kubernetes のアップグレード時に新規命名規則に従ったアドレスセットを参照するように更新されました。バージョン 4.5 で作成した影響を受けるネットワークポリシーは、アップグレード後に再度機能するようになります。(BZ#1976241)
1.10.5.2. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.6. RHBA-2021:3299 - OpenShift Container Platform 4.8.10 バグ修正の更新
発行日: 2021-09-06
OpenShift Container Platform リリース 4.8.10 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2021:3299 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2021:3300 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.10 --pullspecs
1.10.6.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.7. RHBA-2021:3429 - OpenShift Container Platform 4.8.11 バグ修正の更新
発行日: 2021-09-14
OpenShift Container Platform リリース 4.8.11 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2021:3429 アドバイザリーにまとめられています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.11 --pullspecs
1.10.7.1. バグ修正
-
従来、
Event Sources
はDeveloper Catalog Group
に存在していました。今回の更新では、Serverless
の追加グループがEventing
に名称変更され、Event Sources
がEventing
の追加グループに存在するようになりました。(BZ#1999931)
1.10.7.2. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.8. RHBA-2021:3511 - OpenShift Container Platform 4.8.12 バグ修正の更新
発行日: 2021-09-21
OpenShift Container Platform リリース 4.8.12 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2021:3511 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2021:3512 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.12 --pullspecs
1.10.8.1. 機能
1.10.8.1.1. クラスターに対する新しい最小ストレージ要件
OpenShift Container Platform のクラスターをインストールするために必要な最小ストレージが、120GB から 100GB に減少しました。この更新は、サポート対応のすべてのプラットフォームに適用されます。
1.10.8.2. バグ修正
-
以前は、一部のレジストリーにとって大きすぎるヘッダーを
oc
ツールが送信していたため、それらのレジストリーが大きなミラーリング要求を拒否していました。この更新により、oc adm catalog mirror
コマンドのヘッダサイズに制限が設けられ、ミラーリングが期待どおりに動作するようになりました。(BZ#1874106) -
今回の更新以前は、クラスターオートスケーラーが
csidrivers.storage.k8s.io
またはcsistoragecapacities.storage.k8s.io
リソースにアクセスできなかったため、パーミッションエラーが発生していました。この修正により、クラスターオートスケーラーに割り当てられたロールが更新され、これらのリソースへのパーミッションが含まれるようになります。(BZ#1995595)
1.10.8.3. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.9. RHBA-2021:3632 - OpenShift Container Platform 4.8.13 バグ修正およびセキュリティー更新
発行日: 2021-09-27
セキュリティー更新を含む OpenShift Container Platform リリース 4.8.13 が利用可能になりました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2021:3632 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHSA-2021:3631 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.13 --pullspecs
1.10.9.1. 機能
1.10.9.1.1. Kubernetes 1.21.4 からの更新
この更新には、Kubernetes 1.21.4 からの変更が含まれています。より詳しい情報は、1.21.4、1.21.3、および 1.21.2 のチェンジログをご覧ください。
1.10.9.2. バグ修正
-
以前は、
--max components
引数を使用すると、スライスに対するインデックス操作がチェックされないことがありました。その結果、oc
クライアントはパニックエラーを返し、クラッシュしてしまいました。今回の更新では、範囲外のインデックスに対して値が要求されないようにするためのチェックが追加されました。その結果、--max-components
引数を使用しても、oc
クライアントがクラッシュしなくなりました。(BZ#2004193)
1.10.9.3. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.10. RHBA-2021:3682 - OpenShift Container Platform 4.8.14 バグ修正の更新
発行日: 2021-10-11
OpenShift Container Platform リリース 4.8.14 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2021:3682 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2021:3865 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.14 --pullspecs
1.10.10.1. OpenShift Container Platform の次期リリースへのアップグレードの準備
OpenShift Container Platform 4.8.14 では、OpenShift Container Platform の次のリリース (現在は OpenShift Container Platform 4.9 を予定) へのアップグレードに影響するチェックが導入されています。これは、OpenShift Container Platform 4.9 が使用する予定の Kubernetes 1.22 が、非推奨になった多くの v1beta1
APIを削除したためです。
このチェックでは、クラスターを OpenShift Container Platform 4.8 から 4.9 にアップグレードする前に、管理者が手動で承認する必要があります。削除された API が、クラスターによって引き続き使用される OpenShift Container Platform 4.9 にアップグレードした後の問題を防ぐ上で役立ちます。管理者は、削除された API が使用されていないかどうかクラスターを評価し、適切な新しい API バージョンを使用するように移行する必要があります。この評価および移行が完了したら、管理者は確認応答を提供できます。
すべてのクラスターでは、OpenShift Container Platform 4.9 にアップグレードする前に、この管理者の承認が必要になります。
削除された Kubernetes API のリスト、削除された API が使用されているかどうかクラスターを評価する方法のヒント、および管理者承認を提供する方法の詳細については、Preparing to upgrade to OpenShift Container Platform 4.9 を参照してください。
1.10.10.2. バグ修正
-
これまでは、
provisioningHostIP
を設定すると、プロビジョニングネットワークを無効にしている場合でも、Metal3 Pod に割り当てられていました。この問題が起こらなくなりました。(BZ#1975711) -
以前のリリースでは、IPv6 DHCP を使用する場合、ノードインターフェイスアドレスは
/128
接頭辞でリースされる可能性がありました。その結果、OVN-Kubernetes は同じ接頭辞を使用してノードのネットワークを推測し、他のクラスターノードへのトラフィックを含む他のアドレストラフィックをゲートウェイ経由でルーティングします。今回の更新により、OVN-Kubernetes はノードのルーティングテーブルを検査し、ノードのインターフェイスアドレスのより広いルーティングエントリーをチェックし、その接頭辞を使用してノードのネットワークを推測します。その結果、他のクラスターノードへのトラフィックはゲートウェイ経由でルーティングされなくなりました。(BZ#1994624)
1.10.10.3. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.11. RHBA-2021:3821 - OpenShift Container Platform 4.8.15 バグ修正およびセキュリティー更新
発行日: 2021-10-19
セキュリティー更新を含む OpenShift Container Platform リリース 4.8.15 が利用可能になりました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2021:3821 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHSA-2021:3820 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.15 --pullspecs
1.10.11.1. 既知の問題
-
OpenShift Container Platform のシングルノード設定では、リアルタイムカーネル (kernel-rt) を使用した場合、非リアルタイムカーネルを使用した場合に比べて Pod の作成時間が 2 倍以上遅くなります。kernel-rt を使用した場合、ノードの再起動後のリカバリータイムが影響を受けるため、作成時間が遅いことで、サポートされる Pod の最大数に影響が出ます。kernel-rt を使用している場合の回避策として、
rcupdate.rcu_normal_after_boot=0
のカーネル引数を指定して起動することで、影響を受けた回復時間を改善することができます。この場合、リアルタイムカーネルのバージョンは、kernel-rt-4.18.0-305.16.1.rt7.88.el8_4
以降でなければなりません。この既知の問題は、OpenShift Container Platform のバージョン 4.8.15 以降に該当します。(BZ#1975356) -
OpenShift Container Platform のシングルノードのリブートに続いて、すべての Pod が再起動します。これにより、大きな負荷が発生し、通常の Pod 作成時間が長くなります。これは、Container Network Interface (CNI) が
pod add
イベントを素早く処理できないために発生します。timed out waiting for OVS port binding
エラーメッセージが表示されます。OpenShift Container Platform の単一ノードインスタンスは最終的は復帰しますが、想定よりも遅くなります。この既知の問題は、OpenShift Container Platform のバージョン 4.8.15 以降に該当します。(BZ#1986216)
1.10.11.2. バグ修正
- これまでは、Local Storage Operator が孤立した永続ボリューム (PV) を削除する際に、PV を削除してから次の PV を削除するまでに 10 秒間待機するという問題がありました。多くの PV を削除しなければならない環境では、この 10 秒の待ち時間が不要な遅延を引き起こし、新しい Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求、PVC) に時間がかかりました。このバグ修正により、10 秒間の待ち時間がなくなりました。新たに発生した Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求、PVC) は、タイムリーに処理されます。(BZ#2008088)
-
これまでは、
provisioningNetwork
が無効な場合でも、ベアメタルデプロイメントの設定設定にprovisioningHostIP
の値が含まれていると、Metal3 Pod が維持されないプロビジョニング IP アドレスで起動していました。Ironic は、開始時にこのプロビジョニング IP アドレスを取り、そのアドレスが使えなくなると失敗しました。このバグ修正により、provisioningNetwork
が無効な場合に、システムがprovisioningHostIP
を無視するようになりました。Ironic は、適切に設定された外部 IP アドレスで起動します。(BZ#1975711)
1.10.11.3. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.12. RHBA-2021:3927 - OpenShift Container Platform 4.8.17 バグ修正およびセキュリティー更新
発行日: 2021-10-27
セキュリティー更新を含む OpenShift Container Platform リリース 4.8.17 が利用可能になりました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2021:3927 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHSA-2021:3926 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.17 --pullspecs
1.10.12.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.13. RHBA-2021:4020 - OpenShift Container Platform 4.8.18 バグ修正の更新
発行日: 2021-11-02
OpenShift Container Platform リリース 4.8.18 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2021:4020 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2021:4019 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.18 --pullspecs
1.10.13.1. バグ修正
-
ビルド設定の
lastTriggeredImageID
フィールドが非推奨なったため、イメージ変更トリガーコントローラーがビルドを開始する前に ID フィールドをチェックしなくなりました。その結果、クラスターが OpenShift Container Platform 4.7 以前を実行しているときに、ビルド設定が作成され、イメージ変更のトリガー開始があった場合、継続してビルドのトリガーを試みていました。今回の更新により、これらの不要なビルド起動の試みは発生しなくなりました。(BZ#2006793)
1.10.13.2. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.14. RHBA-2021:4109 - OpenShift Container Platform 4.8.19 バグ修正の更新
発行日: 2021-11-11
OpenShift Container Platform リリース 4.8.19 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2021:4109 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2021:4108 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.19 --pullspecs
1.10.14.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.15. RHBA-2021:4574 - OpenShift Container Platform 4.8.20 バグ修正の更新
発行日: 2021-11-16
OpenShift Container Platform リリース 4.8.20 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2021:4574 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2021:4571 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.20 --pullspecs
1.10.15.1. 既知の問題
-
現在の opt-in 難読化は、現在
hostsubnets.network.openshift.io
が OVN クラスターにないため、OVN を使用するクラスターでは機能しません。(BZ#2009322)
1.10.15.2. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.16. RHBA-2021:4716 - OpenShift Container Platform 4.8.21 バグ修正の更新
発行日: 2021-11-23
OpenShift Container Platform リリース 4.8.21 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2021:4716 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2021:4715 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.21 --pullspecs
1.10.16.1. 機能
1.10.16.1.1. Kubernetes 1.21.5 からの更新
この更新には、Kubernetes 1.21.5 からの変更が含まれています。より詳しい情報は、: 1.21.5 のチェンジログをご覧ください。
1.10.16.2. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.17. RHBA-2021:4830 - OpenShift Container Platform 4.8.22 バグ修正およびセキュリティー更新
発行日: 2021-11-30
セキュリティー更新を含む OpenShift Container Platform リリース 4.8.22 が利用可能になりました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2021:4830 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHSA-2021:4829 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.22 --pullspecs
1.10.17.1. 機能
1.10.17.1.1. Kubernetes 1.21.6 からの更新
この更新には、Kubernetes 1.21.6 からの変更が含まれています。より詳しい情報は、1.21.6 のチェンジログをご覧ください。
1.10.17.2. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.18. RHBA-2021:4881 - OpenShift Container Platform 4.8.23 バグ修正の更新
発行日: 2021-12-07
セキュリティー更新を含む OpenShift Container Platform リリース 4.8.23 が利用可能になりました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2021:4881 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2021:4880 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.23 --pullspecs
1.10.18.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.19. RHBA-2021:4999 - OpenShift Container Platform 4.8.24 バグ修正およびセキュリティー更新
発行日: 2021-12-14
セキュリティー更新を含む OpenShift Container Platform リリース 4.8.24 が利用可能になりました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2021:4999 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2021:4998 アドバイザリーで提供されています。
このリリースには、CVE-2021-44228、CVE-2021-45046、CVE-2021-4104、CVE-2021-4125 の重要なセキュリティー更新が含まれています。これらはすべて Apache Log4j ユーティリティーに関係しています。これらの不具合の修正は、RHSA-2021:5108、RHSA-2021:5148、RHSA-2021:5183 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.24 --pullspecs
1.10.19.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.20. RHBA-2021:5209 - OpenShift Container Platform 4.8.25 バグ修正およびセキュリティー更新
発行日: 2022-01-05
セキュリティー更新を含む OpenShift Container Platform リリース 4.8.25 が利用可能になりました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2021:5209 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHSA-2021:5208 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.25 --pullspecs
1.10.20.1. バグ修正
-
以前は、設定ファイルに不明なフィールドまたはセクションが含まれていると、
ovnkube-node
Pod およびovnkube-master
Pod を起動できませんでした。その結果、OVN-Kubernetes は更新されません。今回の更新により、設定ファイルに不明なフィールドが見つかると OVN-Kubernetes は終了しなくなりました。代わりに、警告がログに記録されます。その結果、設定ファイルに不明なフィールドまたはセクションが含まれている場合でも、OVN-Kubernetes の更新は失敗しなくなりました。(BZ#2030465) -
以前は、数字で始まる vCenter ホスト名は
openshift-install
コマンドを実行できませんでした。その結果、インストーラーはそれをinvalid
としてラベル付けしました。この更新により、数字の検証が追加されます。その結果、数字を使用して vCenter ホストを作成することができます。(BZ#2022171) -
以前は、Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) ダウンローダーコンテナーの curl は、
install-config.yaml
ファイルの noProxy 値のネットワーク CIDR を認識しませんでした。代わりに、IP アドレスのコンマ区切りリストのみを認識しました。この更新により、ユーザーは noProxy 値にネットワーク CIDR を含めることができるようになります。(BZ#2005805)
1.10.20.2. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.21. RHBA-2022:0021 - OpenShift Container Platform 4.8.26 バグ修正の更新
発行日: 2022-01-11
OpenShift Container Platform リリース 4.8.26 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2022:0021 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2022:0020 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.26 --pullspecs
1.10.21.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.22. RHBA-2022:0113 - OpenShift Container Platform 4.8.27 バグ修正の更新
発行日: 2022-01-18
OpenShift Container Platform リリース 4.8.27 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2022:0113 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2022:0111 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.27 --pullspecs
1.10.22.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.23. RHBA-2022:0172 - OpenShift Container Platform 4.8.28 バグ修正の更新
発行日: 2022-01-25
OpenShift Container Platform リリース 4.8.28 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2022:0172 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2022:0171 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.28 --pullspecs
1.10.23.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.24. RHBA-2022:0278 - OpenShift Container Platform 4.8.29 バグ修正の更新
発行日: 2022-02-01
OpenShift Container Platform リリース 4.8.29 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2022:0278 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2022:0277 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.29 --pullspecs
1.10.24.1. バグ修正
- 更新された Jenkins プラグインである OpenShift Sync1.0.48 は、Jenkins の Kubernetes プラグインの Pod テンプレートに適用する ConfigMap ラベルと ImageStream ラベルを誤って指定していました。その結果、OpenShift Sync は、jenkins-agent ラベルが付いた設定マップおよびイメージストリームからの Pod テンプレートのインポートを停止しました。この更新ではラベルの指定が修正され、Pod テンプレートは想定どおりインポートされるようになりました。(BZ#2038960)
- 以前は、Local Storage Operator は 5 秒ごとに新しく追加されたブロックデバイスを探していたため、CPU 使用率が高くなりました。この更新では、間隔が 60 秒に増やされ、CPU 使用率が減少します。(BZ#2006698)
1.10.24.2. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.25. RHBA-2022:0484 - OpenShift Container Platform 4.8.31 バグ修正およびセキュリティー更新
発行日: 2022-02-15
セキュリティー更新を含む OpenShift Container Platform リリース 4.8.31 が利用可能になりました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2022:0484 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHSA-2022:0483 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.31 --pullspecs
1.10.25.1. 機能
1.10.25.1.1. Whereabouts CNI プラグインの IP 調整
Whereabouts CNI プラグインの新しい機能拡張により、Kubernetes cronjob として実行される IP 調整ジョブである ip-reconciler
が追加されます。以前は、Pod の CNI DEL
要求が終了しなかった場合、Pod の IP アドレスは使用されていなくても割り当てられたままでした。そのような IP アドレスは定期的に収集され、再割り当てできるようになりました。(BZ#2028966)
1.10.25.2. バグ修正
-
以前は、競合状態により、OpenStack クラウドプロバイダーに OpenStack クレデンシャルがプロビジョニングされていませんでした。そのため、Octavia で負荷分散サービスを作成できませんでした。この更新では、これらのクレデンシャルは繰り返し取得されます。コンポーネントは正常に初期化され、
LoadBalancer
タイプのサービスを作成できます。(BZ#2039377) -
以前は、
standard-csi
ストレージクラスにreclaimPolicy
フィールドの値は含まれていませんでした。その結果、OpenStack Cinder CSI Driver Operator は、StorageClassUpdated
イベントをログに継続的に出力しました。この更新により、そのreclaimPolicy
フィールドにデフォルト値が提供されます。Operator は、ログに過剰な更新イベントを出力しなくなりました。(*BZ#2049088) -
この更新の前は、
oc set
コマンドのいくつかのサブコマンドが--dry-run
オプションで正しく機能していませんでした。dry-run=server
オプションを使用するコマンドは、リソースの更新を実行しました。この更新により、--dry-run
オプションが修正され、oc set
サブコマンドが想定どおりに機能するようになります。(BZ#2038931) -
以前は、Web コンソールは
ServiceBinding
タイプのリソースのresource
プロパティーを読み取りませんでした。その結果、トポロジービューにサービスバインディングコネクターが表示されませんでした。今回の更新でこの問題が修正されています。Web コンソールはresource
プロパティーを読み取り、サービスバインディングコネクターを正しく表示します。(BZ#2019301)
1.10.25.3. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.26. RHBA-2022:0559 - OpenShift Container Platform 4.8.32 バグ修正の更新
発行日: 2022-02-23
OpenShift Container Platform リリース 4.8.32 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2022:0559 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2022:0558 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.32 --pullspecs
1.10.26.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.27. RHBA-2022:0651 - OpenShift Container Platform 4.8.33 バグ修正の更新
発行日: 2022-03-01
OpenShift Container Platform リリース 4.8.33 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2022:0651 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2022:0650 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.33 --pullspecs
1.10.27.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.28. RHBA-2022:0795 - OpenShift Container Platform 4.8.34 バグ修正の更新
発行日: 2022-03-16
OpenShift Container Platform リリース 4.8.34 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2022:0795 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2022:0793 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.34 --pullspecs
1.10.28.1. 機能
1.10.28.1.1. Kubernetes 1.21.8 からの更新
この更新には、Kubernetes 1.21.6 から 1.21.8 までの変更が含まれています。より詳しい情報は、1.21.7 および 1.21.8 のチェンジログをご覧ください。
1.10.28.2. 削除された機能
OpenShift Container Platform 4.8.34 以降、Microsoft Azure クラスターのミントモードで Cloud Credential Operator (CCO) を使用するためのサポートが OpenShift Container Platform 4.8 から削除されました。この変更は、2022 年 6 月 30 日に Microsoft が Azure AD Graph API を廃止する予定であるためであり、z-stream 更新でサポートされているすべてのバージョンの OpenShift Container Platform にバックポートされます。詳細については、Support for minting credentials for Microsoft Azure removed を参照してください。
1.10.28.3. 既知の問題
-
現在、Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) も Machine Config Operator イメージも、たとえば OpenShift Container Platform 4.8.20 から 4.8.21 にアップグレードする場合、バージョンバンプで変更されません。したがって、コントロールプレーンノードがまだ
updating
状態にある場合に、アップグレードはcomplete
としてマークされます。upgrading
としてマークされている場合、更新が中断される可能性があるため、ユーザーは他の手順を実行できません。一時的な回避策として、ユーザーはコントロールプレーンノードが更新を完了するのを待ってから、他の手順を実行する必要があります。(BZ#2025396)
1.10.28.4. バグ修正
-
以前は、Prometheus QL を使用する
SystemMemoryExceedsReservation
アラートは、hugepages
のメモリー消費を使用していました。その結果、OpenShift Container Platform 4.8 のクラスターで不必要にアラートがトリガーされました。この更新により、Linuxhugepages
はシステムメモリーの循環から削除され、アラートが不必要にトリガーされることがなくなりました。(BZ#2028854) -
以前は、OVN-Kubernetes を備えた OpenShift Container Platform は、ExternalIP を介したサービスへの ingress アクセスを管理していました。4.8.33 から 4.8.34 にアップグレードすると、
ExternalIP
へのアクセスが "No Route to Host" などの問題で動作しなくなります。この更新により、管理者は externalIP からクラスターにトラフィックを転送しなければならなくなります。ガイダンスについては、(KCS*) および (Kubernetes External IPs) (BZ#2076662) を参照してください。
1.10.28.5. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.29. RHBA-2022:0872 - OpenShift Container Platform 4.8.35 バグ修正およびセキュリティー更新
発行日: 2022-03-22
セキュリティー更新を含む OpenShift Container Platform リリース 4.8.35 が利用可能になりました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2022:0872 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHSA-2022:0871 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.35 --pullspecs
1.10.29.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する手順については、Updating a cluster within a minor version by using the CLI を参照してください。
1.10.30. RHSA-2022:1154 - OpenShift Container Platform 4.8.36 バグ修正およびセキュリティー更新
発行日: 2022-04-11
セキュリティー更新を含む OpenShift Container Platform リリース 4.8.36 が利用可能になりました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHSA-2022:1154 アドバイザリーに一覧表示されます。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHSA-2022:1153 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.36 --pullspecs
1.10.30.1. バグ修正
-
以前は、Ingress Operator は Ingress カナリアルートに対して可用性チェックを実行していました。可用性チェックが完了すると、
keepalive
パケットが接続で有効になっているため、Ingress Operator はLoadBalancer
サービスへの TCP 接続を閉じませんでした。次の可用性チェックの実行中に、既存の接続を使用する代わりに、LoadBalancer
サービスへの新しい接続が確立されました。その結果、これにより接続がLoadBalancer
サービスに蓄積されました。時間の経過とともに、これによりLoadBalancer
サービスの接続数が使い果たされました。この更新では、Ingress カナリアルートに接続するときにキープアライブが無効になります。その結果、カナリアプローブが実行されるたびに、新しい接続が確立され、閉じられます。キープアライブが無効になっている間、確立された接続の蓄積はなくなります。(BZ#2066302) -
以前は、Red Hat OpenStack Platform (RHOSP)-16 で利用可能な Cisco ACI Neutron 実装でのサブネットのクエリーは、特定のネットワークに対して予期しない結果を返していました。その結果、RHOSP
cluster-api-provider
は、同じサブネット上に重複したポートを持つインスタンスをプロビジョニングしようとする可能性があり、プロビジョニングの失敗を引き起こしました。この更新により、RHOSPcluster-api-provider
に追加のフィルターが付加され、サブネットごとに 1 つのポートのみが存在するようになります。その結果、CiscoACI を使用して RHOSP-16 に OpenShift Container Platform をデプロイできるようになりました。(BZ#2064634) -
以前は、
oc debug node
コマンドでアイドル時にタイムアウトが指定されていませんでした。その結果、ユーザーがクラスターからログアウトすることはありませんでした。この更新では、非アクティブタイムアウトを無効にするために、デバッグ Pod のTMOUT
環境変数が追加されました。その結果、TMOUT
が非アクティブになると、セッションは自動的に終了します。(BZ#2066760)
1.10.30.2. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.31. RHBA-2022:1369 - OpenShift Container Platform 4.8.37 バグ修正の更新
発行日: 2022-04-21
OpenShift Container Platform リリース 4.8.37 が公開されました。更新に含まれるバグ修正は、RHBA-2022:1369 アドバイザリーに記載されています。本リリース用の RPM パッケージはありません。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.37 --pullspecs
1.10.31.1. バグ修正
- 以前は、ノードを削除するときに、Local Storage Operator が永続ボリューム (PV) を削除するリクエストを発行し、Pod に接続している間 PV を終了状態のままにしていました。この更新により、PV から所有者の参照が削除され、ノードの削除時に PV が終了状態にならなくなります。(BZ#2072573)
1.10.31.2. 更新中
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する手順については、Updating a cluster within a minor version by using the CLI を参照してください。
1.10.32. RHBA-2022:1427 - OpenShift Container Platform 4.8.39 バグ修正の更新
発行日: 2022-04-27
OpenShift Container Platform リリース 4.8.39 が公開されました。更新に含まれるバグ修正は、RHBA-2022:1427 アドバイザリーに記載されています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHBA-2022:1423 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.39 --pullspecs
1.10.32.1. 既知の問題
- 現在、4.8 から 4.9 へのアップグレードは利用できません。OpenShift Container Platform ユーザーは、適切なリリースチャネルで次のバージョンが利用可能になったときにアップグレードすることをお勧めします。(BZ#2068601)
1.10.32.2. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する手順については、Updating a cluster within a minor version by using the CLI を参照してください。
1.10.33. RHSA-2022:2272 - OpenShift Container Platform 4.8.41 バグ修正およびセキュリティー更新
発行日: 2022-05-25
セキュリティー更新を含む OpenShift Container Platform リリース 4.8.41 が利用可能になりました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHSA-2022:2272 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHBA-2022:2270 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.41 --pullspecs
1.10.33.1. 機能
1.10.33.1.1. Kubernetes 1.21.11 からの更新
この更新には、Kubernetes 1.21.9 から 1.21.11 への変更が含まれています。より詳しい情報は、1.21.9、1.21.10、1.21.11 の変更ログをご覧ください。
1.10.33.2. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.34. RHBA-2022:4737 - OpenShift Container Platform 4.8.42 バグ修正の更新
発行日: 2022-06-01
OpenShift Container Platform リリース 4.8.42 が公開されました。更新に含まれるバグ修正は、RHBA-2022:4737 アドバイザリーに記載されています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHBA-2022:4736 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.42 --pullspecs
1.10.34.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.35. RHBA-2022:4952 - OpenShift Container Platform 4.8.43 バグ修正およびセキュリティー更新
発行日: 2022-06-16
セキュリティー更新を含む OpenShift Container Platform リリース 4.8.43 が利用可能になりました。更新に含まれるバグ修正は、RHBA-2022:4952 アドバイザリーに記載されています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHSA-2022:4951 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.43 --pullspecs
1.10.35.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.36. RHBA-2022:5032 - OpenShift Container Platform 4.8.44 バグ修正の更新
発行日: 2022-06-22
OpenShift Container Platform リリース 4.8.44 が公開されました。更新に含まれるバグ修正は、RHBA-2022:5032 アドバイザリーに記載されています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHBA-2022:5031 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.44 --pullspecs
1.10.36.1. バグ修正
- 以前は、OpenShift Container Platform 4.8 のカスタマイズされたプラットフォームルートの API により、カスタムホスト名とクラスタードメインを小数で除外する仕様とステータスの制限が作成されました。これにより、ユーザーはホスト名を指定して、10 進数を含むクラスタードメインをインストールできなくなりました。この修正により API の制限が取り除かれ、ユーザーはすべてのホスト名を指定し、すべてのクラスタードメインをインストールできるようになります。(BZ#2081457)
1.10.36.2. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する手順については、Updating a cluster within a minor version by using the CLI を参照してください。
1.10.37. RHBA-2022:5167 - OpenShift Container Platform 4.8.45 バグ修正の更新
発行日: 2022-06-30
OpenShift Container Platform リリース 4.8.45 が公開されました。更新に含まれるバグ修正は、RHBA-2022:5167 アドバイザリーに記載されています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHBA-2022:5166 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.45 --pullspecs
1.10.37.1. バグ修正
-
以前は、
NetworkManager-wait-online.service
がタイムアウトし、coreos-installer
が Ignition 設定ファイルをフェッチする前に接続できませんでした。今回の更新により、NetworkManager-wait-online.service の
読み込み時間が増え、coreos-installer
が Ignition 設定ファイルをフェッチできるようになりました。(BZ#1983773)
1.10.37.2. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する手順については、Updating a cluster within a minor version by using the CLI を参照してください。
1.10.38. RHBA-2022:5424 - OpenShift Container Platform 4.8.46 バグ修正の更新
発行日: 2022-07-06
OpenShift Container Platform リリース 4.8.46 が公開されました。更新に含まれるバグ修正は、RHBA-2022:5424 アドバイザリーに記載されています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHBA-2022:5423 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.46 --pullspecs
1.10.38.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.39. RHBA-2022:5889 - OpenShift Container Platform 4.8.47 バグ修正の更新
発行日: 2022-08-09
OpenShift Container Platform リリース 4.8.46 が公開されました。更新に含まれるバグ修正は、RHBA-2022:5889 アドバイザリーに記載されています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHBA-2022:5888 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.47 --pullspecs
1.10.39.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.40. RHBA-2022:6099 - OpenShift Container Platform 4.8.48 バグ修正の更新
発行日: 2022-08-25
OpenShift Container Platform リリース 4.8.48 が公開されました。更新に含まれるバグ修正は、RHBA-2022:6099 アドバイザリーに記載されています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHBA-2022:6098 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.48 --pullspecs
1.10.40.1. バグ修正
-
以前は、インストールプログラムは、ロールに関係なく、
install-config.yaml
のplatform.baremetal.hosts
セクションにリストされている最初のホストをコントロールプレーンマシンとして使用していました。今回の更新で、ロールが存在する場合は尊重されます。(BZ#2025901)
1.10.40.2. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.41. RHSA-2022:6308 - OpenShift Container Platform 4.8.49 バグ修正およびセキュリティー更新
発行日: 2022-09-14
セキュリティー更新を含む OpenShift Container Platform リリース 4.8.49 が利用可能になりました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHSA-2022:6308 アドバイザリーにまとめられています。この更新には RPM パッケージはありません。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.49 --pullspecs
1.10.41.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.42. RHBA-2022:6511 - OpenShift Container Platform 4.8.50 バグ修正の更新
発行日: 2022-09-21
OpenShift Container Platform リリース 4.8.50 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2022:6511 アドバイザリーにまとめられています。この更新には RPM パッケージはありません。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.50 --pullspecs
1.10.42.1. バグ修正
-
以前は、Operator は IngressController を削除して再作成し、4.8 に更新されたクラスターの PROXY プロトコルを有効にする必要がありました。今回の更新で、IngressController API ステータスフィールド
spec.endpointPublishingStrategy.hostNetwork.protocol
またはspec.endpointPublishingStrategy.nodePort.protocol
をPROXY
に設定すると、アップグレードされたクラスターのフィールドが更新されます。(BZ#2084337)
1.10.42.2. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.43. RHSA-2022:6801 - OpenShift Container Platform 4.8.51 バグ修正およびセキュリティー更新
発行日: 2022-10-13
セキュリティー更新を含む OpenShift Container Platform リリース 4.8.51 が利用可能になりました。この更新に含まれるバグ修正は、RHSA-2022:6801 アドバイザリーに記載されています。この更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2022:6800 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.51 --pullspecs
1.10.43.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.44. RHBA-2022:7034 - OpenShift Container Platform 4.8.52 バグ修正の更新
発行日: 2022-10-26
OpenShift Container Platform release 4.8.52 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2022:7034 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHBA-2022:7032 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.52 --pullspecs
1.10.44.1. バグ修正
- 以前は liveness プローブが 1 秒後にタイムアウトし、kuryr-controller が再起動していました。この修正により、デフォルトの時間制限が増加し、kuryr-controller の実行時間が長くなります。(OCPBUGS-216)
1.10.44.2. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.45. RHSA-2022:7874 - OpenShift Container Platform 4.8.53 バグ修正およびセキュリティー更新
発行日: 2022-11-18
セキュリティー更新を含む OpenShift Container Platform リリース 4.8.53 が利用可能になりました。この更新に含まれるバグ修正は、RHSA-2022:7874 アドバイザリーに記載されています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHBA-2022:7873 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.53 --pullspecs
1.10.45.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.46. RHBA-2022:8619 - OpenShift Container Platform 4.8.54 バグ修正の更新
発行日: 2022-11-30
OpenShift Container Platform リリース 4.8.54 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2022:8619 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHBA-2022:8618 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.54 --pullspecs
1.10.46.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.47. RHBA-2022:8927 - OpenShift Container Platform 4.8.55 バグ修正の更新
発行日: 2022-12-16
OpenShift Container Platform リリース 4.8.55 が公開されました。このリリースには s390x アーキテクチャーはありません。更新に含まれるバグ修正は RHBA-2022:8927 アドバイザリーに記載されています。更新に含まれる RPM パッケージは RHBA-2022:8926 アドバイザリーによって提供されます。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.55 --pullspecs
1.10.47.1. Kubernetes 1.21.14 からの更新
この更新には、Kubernetes 1.21.12 から 1.21.14 までの変更が含まれています。詳細は、1.21.12、1.21.13、1.21.14 の変更ログをご覧ください。
1.10.47.2. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.48. RHBA-2023:0018 - OpenShift Container Platform 4.8.56 バグ修正およびセキュリティー更新
発行日: 2023-01-12
セキュリティー更新を含む OpenShift Container Platform リリース 4.8.56 が利用可能になりました。更新に含まれるバグ修正は RHBA-2023:0018 アドバイザリーに記載されています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHSA-2023:0017 アドバイザリーで提供されています。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.56 --pullspecs
1.10.48.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。
1.10.49. RHSA-2023:0237 - OpenShift Container Platform 4.8.57 のバグ修正とセキュリティー更新
発行日: 2023-01-25
セキュリティー更新を含む OpenShift Container Platform リリース 4.8.57 が利用可能になりました。更新に含まれるバグ修正は、RHSA-2023:0237 アドバイザリーに記載されています。更新に含まれる RPM パッケージは、RHBA-2023:0236 アドバイザリーによって提供されます。
以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。
$ oc adm release info 4.8.57 --pullspecs
1.10.49.1. 更新
既存の OpenShift Container Platform 4.8 クラスターをこの最新リリースに更新する方法については CLI を使用したクラスターの更新 を参照してください。