3.4. カスタムアプリケーションについてのクラスター外からのメトリクスへのアクセス


独自のサービスをモニタリングする際に、コマンドラインから Prometheus 統計をクエリーする方法を説明します。クラスター外からモニタリングデータにアクセスするには、thanos-querier ルートを使用します。

前提条件

  • 独自のサービスをデプロイしている。ユーザー定義プロジェクトのモニタリングの有効化手順に従ってください。

手順

  1. トークンを展開して Prometheus に接続します。

    $ SECRET=`oc get secret -n openshift-user-workload-monitoring | grep  prometheus-user-workload-token | head -n 1 | awk '{print $1 }'`
    $ TOKEN=`echo $(oc get secret $SECRET -n openshift-user-workload-monitoring -o json | jq -r '.data.token') | base64 -d`
  2. ルートホストを展開します。

    $ THANOS_QUERIER_HOST=`oc get route thanos-querier -n openshift-monitoring -o json | jq -r '.spec.host'`
  3. コマンドラインで独自のサービスのメトリクスをクエリーします。以下に例を示します。

    $ NAMESPACE=ns1
    $ curl -X GET -kG "https://$THANOS_QUERIER_HOST/api/v1/query?" --data-urlencode "query=up{namespace='$NAMESPACE'}" -H "Authorization: Bearer $TOKEN"

    出力には、アプリケーション Pod が起動していた期間が表示されます。

    出力例

    {"status":"success","data":{"resultType":"vector","result":[{"metric":{"__name__":"up","endpoint":"web","instance":"10.129.0.46:8080","job":"prometheus-example-app","namespace":"ns1","pod":"prometheus-example-app-68d47c4fb6-jztp2","service":"prometheus-example-app"},"value":[1591881154.748,"1"]}]}}

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