第5章 リソースのログの表示


OpenShift CLI (oc) および Web コンソールを使用して、ビルド、デプロイメント、および Pod などの各種リソースのログを表示できます。

注記

リソースログは、制限されたログ表示機能を提供するデフォルトの機能です。ログの取得および表示のエクスペリエンスを強化するには、OpenShift Logging をインストールすることが推奨されます。OpenShift Logging は、ノードシステムの監査ログ、アプリケーションコンテナーログ、およびインフラストラクチャーログなどの OpenShift Container Platform クラスターからのすべてのログを専用のログストアに集計します。次に、Kibana インターフェイス を使用してログデータをクエリーし、検出し、可視化できます。リソースログは OpenShift Logging ログストアにアクセスしません。

5.1. リソースログの表示

OpenShift CLI (oc) および Web コンソールで、各種リソースのログを表示できます。ログの末尾から読み取られるログ。

前提条件

  • OpenShift CLI (oc) へのアクセス。

手順 (UI)

  1. OpenShift Container Platform コンソールで Workloads Pods に移動するか、または調査するリソースから Pod に移動します。

    注記

    ビルドなどの一部のリソースには、直接クエリーする Pod がありません。このような場合には、リソースについて Details ページで Logs リンクを特定できます。

  2. ドロップダウンメニューからプロジェクトを選択します。
  3. 調査する Pod の名前をクリックします。
  4. Logs をクリックします。

手順 (CLI)

  • 特定の Pod のログを表示します。

    $ oc logs -f <pod_name> -c <container_name>

    ここでは、以下のようになります。

    -f
    オプション: ログに書き込まれている内容に沿って出力することを指定します。
    <pod_name>
    Pod の名前を指定します。
    <container_name>
    オプション: コンテナーの名前を指定します。Pod に複数のコンテナーがある場合、コンテナー名を指定する必要があります。

    以下に例を示します。

    $ oc logs ruby-58cd97df55-mww7r
    $ oc logs -f ruby-57f7f4855b-znl92 -c ruby

    ログファイルの内容が出力されます。

  • 特定のリソースのログを表示します。

    $ oc logs <object_type>/<resource_name> 1
    1
    リソースタイプおよび名前を指定します。

    以下に例を示します。

    $ oc logs deployment/ruby

    ログファイルの内容が出力されます。

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