12.4. ActiveDocs の問題
コマンドラインから API を呼び出す場合には機能するが、ActiveDocs を経由する場合には失敗することがあります。
ActiveDocs 呼び出しを機能させるために、これらの呼び出しを 3scale 側のプロキシー経由で送信します。このプロキシーが追加する特定のヘッダーが API にとって想定外だった場合に、問題を引き起こす可能性があります。これを確認するには、以下の手順を試みます。
12.4.1. petstore.swagger.io の使用
Swagger では、petstore.swagger.io にホスト型の swagger-ui が用意されています。これを使用して、最新バージョンの swagger-ui により Swagger 仕様と API をテストすることができます。swagger-ui と ActiveDocs の両方が同じように失敗する場合、ActiveDocs や ActiveDocs プロキシーの問題は除外して、ご自分の仕様のトラブルシューティングに集中できます。あるいは、swagger-ui GitHub リポジトリーで、現在の swagger-ui のバージョンに関する既知の問題を確認できます。
12.4.2. ファイアウォールが ActiveDocs プロキシーからの接続を許可していることの確認
API を使用するクライアントの IP アドレスをホワイトリスト化しないよう推奨しています。ActiveDocs プロキシーは、高可用性を実現するためにフローティング IP アドレスを使用していますが、現在これらの IP の変更を通知する仕組みはありません。
12.4.3. 無効なクレデンシャルを使用した API の呼び出し
ActiveDocs プロキシーが正しく機能しているかどうかを確認する方法の 1 つは、無効なクレデンシャルを使用して API を呼び出すことです。これにより、ActiveDocs プロキシーと API ゲートウェイの両方について、問題の有無を確認することができます。
API 呼び出しから 403 コード (または不正なクレデンシャルに対してゲートウェイで設定しているコード) が返される場合、呼び出しはゲートウェイに到達しているので、問題は API にあります。
12.4.4. 呼び出しの比較
ActiveDocs から行った呼び出しと ActiveDocs 外からの呼び出し間でヘッダーおよびパラメーターの相違点を特定するには、オンプレミスの APItools や Runscope などのサービスを介して呼び出しを行います。これにより、API に送信する前に HTTP 呼び出しを検査し、比較することができます。この操作により、問題を引き起こす可能性のあるリクエスト内のヘッダーやパラメーターを特定することができます。