第9章 3scale のバックアップと復元
本セクションでは、Red Hat 3scale API Management インストール環境の管理者が以下の操作を行うのに必要な情報を提供します。
- 永続データのバックアップ手順を設定する
- 永続データのバックアップから復元を行う
MySQL データベースの 1 つまたは複数に問題が発生した場合に、3scale を以前の稼働状態に正しく復元することができます。
9.1. 前提条件
- 3scale 2.11 インスタンス。3scale のインストール方法については、OpenShift への 3scale のインストール を参照してください。
- jq: JSON データの抽出または変換用です。
OpenShift クラスターの以下のいずれかのロールを持つ OpenShift Container Platform 4 ユーザーアカウント
- cluster-admin
- admin
- edit
注記
3scale インストールの namespace にローカルでバインドされた edit クラスターロールを持つユーザーは、バックアップと復元の手順を実行できます。
以降のセクションで、永続ボリューム、データセットの使用、永続データのバックアップ手順の設定、ならびにシステムデータベースおよび OpenShift シークレットの復元について説明します。