第2章 3scale の操作とスケーリング
本書は、ノートパソコンやこれに類するエンドユーザー機器上のローカルインストールを対象としていません。
本章では、Red Hat 3scale API Management 2.11 インストール環境での操作とスケーリングタスクについて説明します。
前提条件
- サポート対象バージョンの OpenShift にインストールされた初期設定済みのオンプレミス型 3scale インスタンス。
3scale の操作およびスケーリングタスクを行うには、以下のセクションで説明している手順を実行します。
2.1. APIcast の再デプロイ
3scale 管理ポータルで、システムの変更をテストしプロモートすることができます。
前提条件
- デプロイされたオンプレミス型 3scale のインスタンス。
- APIcast のデプロイメント方法を選択している。
デフォルトでは、OpenShift 上の APIcast デプロイメントでは (Embedded 型のデプロイおよび他の OpenShift クラスター上のデプロイの両方で)、3scale 管理ポータルを介して変更をステージング環境用と実稼働環境用のゲートウェイにパブリッシュできるように設定されています。
APIcast を OpenShift に再デプロイするには、以下の手順を実施します。
手順
- システムに変更を加えます。
- 管理ポータルでステージング環境にデプロイしてテストします。
- 管理ポータルで実稼働環境にプロモートします。
デフォルトでは、APIcast はプロモートされた更新を 5 分ごとに取得し、パブリッシュします。
Docker コンテナー環境またはネイティブインストールで APIcast を使用している場合は、ステージング環境用と実稼働環境用のゲートウェイを設定し、パブリッシュした変更をゲートウェイが取得する頻度を指定します。APIcast ゲートウェイを設定したら、3scale 管理ポータルで APIcast を再デプロイできます。
Docker コンテナー環境またはネイティブインストールに APIcast を再デプロイするには、以下を実行します。
手順
- APIcast ゲートウェイを設定し、オンプレミス型 3scale に接続します。
- システムに変更を加えます。
- 管理ポータルでステージング環境にデプロイしてテストします。
- 管理ポータルで実稼働環境にプロモートします。
APIcast は、設定された頻度でプロモートされた更新を取得してパブリッシュします。