8.4. 製品の APIcast 設定のプロモート
3scale operator を使用して、製品の APIcast 設定をステージングまたは実稼働に昇格させることができます。ProxyConfigPromote
カスタムリソース (CR) は、最新の APIcast 設定をステージング環境にプロモートします。必要に応じて、ProxyConfigPromote
CR を設定して、運用環境にも昇格させることができます。
ProxyConfigPromote
オブジェクトは、作成されたときにのみ有効になります。作成後、それらの更新は調整されません。
前提条件
以下を含む、一般的な前提条件 に記載されているものと同じインストール要件:
- 製品 CR を作成済みである。
手順
次の内容で YAML ファイルを作成して保存します。
apiVersion: capabilities.3scale.net/v1beta1 kind: ProxyConfigPromote metadata: name: proxyconfigpromote-sample spec: productCRName: product1-sample
APIcast 設定を本番環境にプロモートするには、オプションのフィールド
spec.production
をtrue
に設定します。apiVersion: capabilities.3scale.net/v1beta1 kind: ProxyConfigPromote metadata: name: proxyconfigpromote-sample spec: productCRName: product1-sample production: true
昇格が成功した後に
ProxyConfigPromote object
を削除するには、オプションのフィールドspec.deleteCR
をtrue
に設定します。apiVersion: capabilities.3scale.net/v1beta1 kind: ProxyConfigPromote metadata: name: proxyconfigpromote-sample spec: productCRName: product1-sample deleteCR: true
ファイルのステータス条件を確認するには、次のコマンドを入力します。
oc get proxyconfigpromote proxyconfigpromote-sample -o yaml
出力には、ステータスが
Ready
であることが示されます。apiVersion: capabilities.3scale.net/v1beta1 kind: ProxyConfigPromote metadata: name: proxyconfigpromote-sample spec: productCRName: product1-sample status: conditions: - lastTransitionTime: "2022-10-28T11:35:19Z" status: "True" type: Ready
カスタムリソースを作成します。
oc create -f proxyconfigpromote-sample.yaml
この例では、出力は以下のようになります。
proxyconfigpromote.capabilities.3scale.net/proxyconfigpromote-sample created