1.3.4. マッピングルールの定義
本セクションでは、バックエンドレベルでのマッピングルールの定義について説明します。マッピングルールは、バックエンドレベルおよびプロダクトレベルで定義することができます。バックエンドレベルでマッピングルールを定義することのメリットは、任意のプロダクトに追加することのできる再使用可能なバックエンドを作成できることです。(プロダクトレベルおよびバックエンドレベルの両方で) API に対するリクエストに応じてレポートするメトリクスまたはメソッドの詳細については、マッピングルール を参照してください。
前提条件
- バックエンド。バックエンドの作成については、新規バックエンドの作成 を参照してください。
手順
- Dashboard から Backends タブを選択します。
-
設定を行うバックエンドの名前をクリックします。たとえば、
API Backend
をクリックします。 - バックエンドについての詳細が表示されるページで、Mapping Rules に移動します。
- Add Mapping Rule をクリックします。
以下の設定を指定します。
- Verb: HTTP リクエストの動詞 (GET、POST、DELETE、または PUT)
-
Pattern: 照合するパターン。たとえば、
/hello
等。 - Metric or method to increment: メトリクスまたはメソッドの名前
-
Increment by: メトリクスのカウントを増やす数。たとえば、
1
等。 - Last?: このマッピングルールを最後のルールとして、他のマッピングルールの処理を停止するかどうかを定義します。
- Position: マッピングルール実行の順番を表す数字。マッピングルールの並べ替えに使用します。
- Create Mapping Rule をクリックします。
これらの手順を完了すると、バックエンドにマッピングルールが追加されます。このマッピングルールは、現在そのバックエンドを使用している各プロダクトでも利用することができます。マッピングルールをプロダクトレベルでアクティブにするには、プロダクトの Integration ページで最新のプロキシー設定をプロモートします。
最新のプロキシー設定をプロモートすると、3scale はバックエンドに設定されたマッピングルールをプロダクトレベルでアクティブ化します。マッピングルールは、プロダクトで指定したバックエンドパスに続きます。たとえば、以下に示す設定の場合には、
-
バックエンドでのマッピングルールのパターン:
/thousands
-
バックエンドをプロダクトに追加する際のパス:
/unitprice
最終的なプロダクトレベルでのマッピングルールは、/unitprice/thousands
となります。