第1章 3scale の基礎


本章では、Red Hat 3scale API Management で利用することのできる機能を紹介します。顧客がアクセスする API および内部 API 両方の観点から、API を統合および管理する方法について説明します。詳細について知りたい場合には、各セクションに参考情報へのリンクも用意されています。

1.1. プロダクトとバックエンド

本セクションでは、Red Hat 3scale API Management が API と共にどのように動作するかについて説明します。3scale では、API は 2 つのグループに大別されます。

  • バックエンド: プロダクトに結び付けられる内部 API。バックエンドにより、API プロバイダーは内部 API の組織構造を自由に 3scale にマッピングすることができます。
  • プロダクト: 顧客がアクセスする API。プロダクトにより、API の利用者に対して強固でシンプルなオファリングを容易に作成することができます。

1 つのプロダクトに複数のバックエンドを含めることや、1 つのバックエンドを複数のプロダクトで使用することができます。つまり、3scale で API を統合および管理するには、以下の 2 つの要素を作成する必要があります。

  • 最低でも API の URL が含まれるバックエンド。オプションとして、再使用性を高めるために、バックエンドにマッピングルール、メソッド、およびメトリクスを含めることもできます。
  • アプリケーションプランを定義し、APIcast を設定するプロダクト
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