3.2.7. ロギングの設定


デフォルトのロギング設定が十分でない場合、次のセクションでは、ロギングシステム設定の各種方法について説明します。

3.2.7.1. グローバルログレベルの設定

グローバルロギング設定は、明示的なロギング設定がないすべてのサービスに適用されます。

デフォルトでは、グローバルログレベルは info です。

手順

  1. default という名前の IoTConfig インスタンスを編集します。

    oc edit iotconfig default
  2. ロギングオプションを設定し、保存してエディターを終了します。

    apiVersion: iot.enmasse.io/v1alpha1
    kind: IoTConfig
    metadata:
      namespace: enmasse-infra
      name: default
    spec:
      logging:
        level: info 1
        loggers: 2
          io.enmasse: debug 3
          io.netty: error 4
    1
    デフォルトのグローバルログレベル。省略した場合は、info が使用されます。
    2
    ログチャネル固有のエントリーのセクション。
    3
    チャネル io.enmasse 内のメッセージのフィルタリングを debug レベルに下げます。
    4
    チャネル io.netty 内のメッセージのフィルタリングを error レベルに上げます。
  3. Operator はロギング設定を適用し、必要なすべてのコンポーネントを再デプロイします。

上記の例では、以下のようになります。

  • ロガーが明示的な設定と一致せず、グローバルなデフォルトが info であるため、このロガー org.eclipse.honoInfo メッセージはログに記録されます。
  • io.enmasse の設定が debug であり、info メッセージの重大度が高いため、このロガー io.enmasseinfo メッセージはログに記録されます。
  • io.netty の設定が error メッセージのみを表示するように設定されているため、ロガー io.nettywarn メッセージは削除されます。
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